漢字に託した「日本の心」 (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140884386

作品紹介・あらすじ

東アジア各地に広がる漢字文化。漢字への日本人の思いは強く、意味や音だけでなく情感や形にまでこだわり、他国には見られないほどの愛着をもってフル活用してきた。ひらがな、カタカナ、数々の国字も、漢字なしには生まれてはいない。漢字を消化・吸収し、考え、遊び戯れ、ときに悩み、誤解や曲解を重ねた2000年の歴史。それを見ていけば、日本人とは何かが見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 日本での漢字の用い方、理解のしかたをテーマに、幅広い話題を取り扱う。
    (面白いんだけど、こういう本はレビューが書きにくくもある。)

    いつから「やまと」は「大和」と表記されていたか。どんな経緯か。
    国字、国訓のこと。
    誤字。それから打ち文字になってからの誤字。
    打ち文字時代の略字。
    地名や人名に用いられる漢字。
    平仮名、片仮名、漢字の表記の違いが与える印象。
    …こんな話題のラインアップだった。

    人力車を表わす人偏に車の字は、確かに明治期の小説などによく見る。
    あれが明治期の創作漢字コンクール入賞作品だったとは知らなかった。
    こういうニッチ(といっては申し訳ないけど)な情報の個々は面白い。

    一方、人名漢字の話は、他の本でも読んだような気がする。
    方言漢字のことは、笹原さんの他の本でももちろん読んだことがあるが、むしろ今尾恵介さんあたりの本でも。
    いっそ二人で対談してほしい。

  • 新 書 S||811.2||Sas

  • おもろいです。コジツケかよと言いながら、半納得半笑いで読んでしまう。「漢字が好き!」て気持ちが伝わってくる。

  • 御茶ノ水丸善、¥886.

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。早稲田大学大学院教授。早稲田大学文学研究科博士後期課程単位取得。博士(文学)。日本漢字学会理事、日本語学会評議員。文化審議会の常用漢字、法務省の人名用漢字・戸籍統一文字、経済産業省のJIS漢字などの策定・改正に携わる。『日本語の研究』『新明解国語辞典』『現代の国語』『日本語学』の編集委員、NHK放送用語委員なども務める。著書に『日本の漢字』(岩波新書)、『訓読みのはなし』『方言漢字』(ともに角川ソフィア文庫)、『漢字の歴史』(ちくまプリマー新書)、『謎の漢字』(中公新書)、『漢字ハカセ、研究者になる』(岩波ジュニア新書)などがあり、『国字の位相と展開』(三省堂)で第35回金田一京助博士記念賞、第11回立命館白川静記念東洋文字文化賞を受賞。

「2022年 『漢字はコワくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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