ビジネスマンへの歌舞伎案内 (NHK出版新書 446)

  • NHK出版 (2014年11月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140884461

みんなの感想まとめ

気軽に歌舞伎の世界に触れられる入門書として、多くの読者に親しまれています。タイトルに反してビジネスマン向けというよりは、初心者が歌舞伎を観るための基礎知識を提供しており、内容はお手軽で読みやすいです。...

感想・レビュー・書評

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  • ◯ビジネスマンへのと書いてあるが、ビジネスマンはほとんど関係なく、歌舞伎を観に行くための基礎知識を教えてくれる本。
    ◯歌舞伎にちょっとだけ興味あるけど、ほんとにちょっとだけ興味あるだけだけど…くらいの人が読むのがいいと思う。内容的にもお手軽である。
    ◯もともと、本書の狙いはとにかく気軽に歌舞伎を観に行ってみたまへよ、というところに置いてあるので、仰せのとおり、本書も気軽に読める。
    ◯タイトルからも、入門ではなく案内というあたりが看板に偽り無し。本書を読めば、歌舞伎に対して、より興味をかき立ててくれると思う。

    • やまさん
      yoshio70さん
      こんばんは。
      やま
      yoshio70さん
      こんばんは。
      やま
      2019/11/09
    • yoshio70さん
      やまさん、コメントありがとうございます。
      歌舞伎に興味はあるものの、観に行く勇気もなく、普段はyoutubeなどで動画を見ている程度だったの...
      やまさん、コメントありがとうございます。
      歌舞伎に興味はあるものの、観に行く勇気もなく、普段はyoutubeなどで動画を見ている程度だったので、観に行った気持ちになれそうかなと思い買って読んでみました。
      色々なものに挑戦していきたいですね。
      2019/11/10
  • ●歌舞伎の興行のほとんどを松竹と言う民間企業が手がけている。実は純然たる民間ビジネスなのである。
    ● 1部4時間もある。様々な出し物がある。小学校の運動会みたいなもの。
    ●歌舞伎を見て、何かを理解しようとする必要は無い。得られる教訓も基本的にはない。「すごい」と感じるために見るものなのだ。
    ●優先的に良い席を購入するには、役者の後援会に入るのが早い。交流する機会が設けられたりすることもある。
    ●歌舞伎はまず「狂言」と「舞踊」に分けられる。狂言はさらに細分化して、江戸時代の現代劇として作られた「世話物」と、江戸時代に戦国時代などを振り返って作られた「時代物」、そして明治以降に作られた「新歌舞伎」の3つに分けられる。
    ●武家の娘のお姫様は、通称「赤姫」と呼ばれる。その中に3姫と呼ばれる難しいお姫様役。1つは八重垣姫、雪姫、最後が時姫。
    ●下手にある黒い囲いの中で演奏されるのは、下座音楽と呼ばれる。「しもざ」ではなく「ゲザ」と読む。長唄と三味線、太鼓笛など。
    ●歌舞伎音楽には、浄瑠璃がある。浄瑠璃とは、三味線が伴奏する音楽なのだが、同時に物語を語り、登場人物のセリフも代弁するため、浄瑠璃を「唄う」とは言わない。「語る」音楽なのだ。この語り手を太夫と呼ぶ。3種類あり、義太夫、常盤津、清元と言う。
    ●現在歌舞伎役者と呼ばれる人は日本に300人ほどいる。演奏家などが111名、俳優は292名。
    ●屋号は、播磨屋、松嶋屋、音羽屋、大和屋、高砂屋、萬屋など。
    ● ①仮名手本忠臣蔵、②菅原伝授手習鑑、(菅原道真が太宰府に左遷された平安時代の政変)、③義経千本桜。
    ●曽根崎心中、伽羅先代萩、新薄雪物語、摂州合邦辻、傾城反魂香、女殺油地獄。
    三人吉三廓初買、新皿屋敷敷月雨暈、極附幡随長兵衛、怪談牡丹灯籠。
    ●歌舞伎18番。勧進帳、助六、暫。

  • 歌舞伎は敷居がたかいものだとおもっていたが、肩の力をぬいて楽しめるのだと知らせてくれた書籍だった。
    博多では毎年6月に公演があるみたいなので、まずは毎年1回、できれば一等席で見物しにいこうと思う。
    成毛さんが30代からの見物を進めていたが、自分も30代のため歌舞伎にしたしむきっかけにもなった。
    東京の歌舞伎座にもぜひ行きたい。揚巻や事前予約での幕の内弁当、地下街、また夜の部前の銀座三越地下の今半の弁当なども堪能してみたい。

    見物時は、筋書、イヤホンガイド、場内のスケジュール表のメモ(撮影して良いもならスマホで撮影)は忘れてはならない!

  •  著者に指摘されるまでもなく、是非とも常識として知っておきたいジャンルのひとつが「歌舞伎」です。私も以前からとても気になっているのですが、今までに一度しか実際の上演は観たことがありません。
     本書は、まさにそういった私のような人にとっての歌舞伎入門書です。
     初心者にとっての歌舞伎の多様な楽しみ方はもちろん、ビギナー向けの事細かなアドバイス、たとえばチケットの取り方から上演前後の過ごし方、お弁当のお薦め等々にも触れられていますし、代表的演目の解説も豊富です。
     久しぶりに歌舞伎座に足を運ぼうという気持ちにさせられますね。

  • 元マイクロソフト社長の成毛さんの著書。歌舞伎を観に行ったことがない私としては、とりあえず1回は行ってみようと思わせる内容だった。
    何が面白いのかよくわからないが、芝居よりも、見に行ったこと自体を大切にするというのは重要だと思う。形式よりも、といいつつも、見に行ったという形式を重んじようということなんだな。日本人なんだから、教養の一つとして歌舞伎くらい知っておけよ、といえば身も蓋もないがそれが道理だろう。
    落語はわかりやすいけど、歌舞伎はわかりにくいとか、大人になったら言ってはいけないね。観劇を重ねるうちに理解度も増すし、楽しみ方も多様になるんだろうけど、とりあえず行ってみるか。

  • 元日本マイクロソフト社長であり、ノンフィクション本の書評サイトで有名なHONZの主催者でもある成毛眞氏が、自身の経験に基づき歌舞伎を楽しむための基本的な知識をまとめた本。

    時折、家内に付き合って鑑賞に出かける私にとっては、ビジネスマンという視点が丁度良い紹介本であった。
    最初はつまらないと感じていた成毛氏も、何度か通ううちにその魅力に引き込まれ、足繁く通うになったという。
    歌舞伎を楽しむための視点を軽々と語り、肩肘張らずに付き合うやり方を指南し、基本的な予備知識、TIPSを披露してくれていて、初心者には嬉しい一冊。

    また見るべき演目の簡単な紹介や筋書き、巻末には他の歌舞伎解説本の一覧を挙げてくれて、これも助かる。

    最近少し面白さを感じるようになってきたところだし、年初の歌舞伎鑑賞も予約したことだし、もう少し知識を蓄えて楽しみ方を探るとするか、と思わせる良本である。

  • 歌舞伎の入門書として非常におすすめです。

    教養として押さえておきたい演目十二
    ・仮名手本忠臣蔵
    ・菅原伝授手習
    ・義経千本桜
    ・寿曾我対面
    ・暫
    ・本朝廿四孝
    ・勧進帳
    ・人情噺文七元結
    ・東海道四谷怪談
    ・助六由縁江戸桜
    ・盟三五大切

  • この前見た歌舞伎のことも書いてあった


  • ●「わからない」ものを楽しむ姿勢
    ・よくわからないと思いながら見続けるなかで、じわじわと面白さに気がつくプロセスも、歌舞伎を観る醍醐味の一つ

    ・歌舞伎はフェスみたいなもの 楽しみ方は自由

    ●歌舞伎は「狂言」と「舞踊」に分けられる
    ・狂言→能・狂言のそれとは異なり、滑稽な劇だけをいうわけではなく、ストーリーのある劇の総称
    ・舞踊→長唄や義太夫などの伴奏に乗せて踊りを見せるもの。ある意味で歌舞伎の原型


    ●「三大名作」
    ・仮名手本忠臣蔵
    ・菅原伝授手習鑑
    ・義経千本桜


  • さすがに今はまだいきなり自腹で1万、2万払ってまで歌舞伎を観たいとまでは思いませんが、まずはコスパの良い席で歌舞伎好きな友人や歌舞伎に興味がある友人らと一緒に気軽に楽しく歌舞伎の空間の中に身を置いてみたいなとは思いました♪

  • 元マイクロソフト取締役社長による本気の歌舞伎沼落ちブログ。歌舞伎用語や周辺知識等、初心者にわかりやすく網羅的に書いてくれており、エンタメと日常生活の繋がりをあの手この手で語る感じもはてなブログみたいで読みやすかった。まさしく入門書という感じだったし、気付けばかぶき手帖を購入していた(!)
    歌舞伎をわかろうとしなくていい、「すごい」と感じるために観るものなのだ、というのは、昨今話題のJ事務所やハロプロの「トンチキ」という概念にも通ずるなと思ったし、エンタテイメントの儚さみたいなものを尊いと思ってきた私にとって、歌舞伎の「変わらないこと」がどういうことなのか、確かめてみたいという気持ちにさせられた。来週大人になってから初めて二月大歌舞伎第三部を見るので、とっても楽しみです。

  • 歌舞伎の面白さが全然わからない。

    ユネスコの無形文化遺産に選ばれているとか、
    世界的にしられた伝統芸能であるとか、
    そんなこと以前に、純然たる民間ビジネスとして
    300年も収益を上げて生き残っていることが凄い。

    なのに、最低でも、これまで4億人*1以上の日本人が
    歌舞伎を楽しんできたであろうにも関わらず、
    その面白さがわからない。

    自分にはわからない面白さがなんなのか気になって胸がざわつく。
    で、歌舞伎を観初めたらじわじわと面白さがわかってきたという。


    歌舞伎は伝統芸能とかいわれてもピンとこない。
    歌舞伎は運動会、大相撲、花見、フェスという感じだ。
    出し物をみて「おー!」と思い、好きな役者の成長を見守り、
    年十年後かに同じ演目をみて自分自身の成長を確認する。

    料理の食材や調理法がわからなくても問題ない。
    セリフがわからなくても問題ない。
    洋楽で歌詞を全部理解しなくても大丈夫なのと同じ。
    意味を理解する前に魂がゆさぶられて「おー!」となれば観た甲斐がある。

    舞台全体がひっくり返ったり、客席まで伸びてくることもある。
    ワイヤが張り巡らされて、何人もの役者が観客のはるか頭上を飛び回ることもある。
    舞台の上に腰の上までの深さがある10メートル級のプールが作られたり、
    舞台奥から滝のように水が流れることもある。
    客に雨具が配られることすらある。

    そんな感じで難しいことはない。「おー!」と驚いて楽しむものである。
    そして、観ている間にじわじわと面白さがわかってくる。

    チケット代は演目にもよるが、一番良い席で2万円くらい。
    一幕見席という一番安い席なら1000円〜1500円ほどである。
    とりあえず観てみようというなら、そんなに無理な金額ではない。
    ちょっと高価だが、桟敷席がある。畳の上の座布団に腰を下ろすと、
    その前に設けられた足元が掘りごたつのようになっている席だ。
    大体は2人1区画で、観客には専用の弁当などもあり、
    ビジネスパーソンなら接待に使ったら喜ばれるかもしれない。


    歌舞伎といえばあの白塗り。そして隈取りであろう。
    役は大きく主役級、脇役(悪人)、脇役(一般人)に分けられる。
    基本的に善人は白塗り、悪人は赤塗り、脇役は肌色そのままである。
    ちなみに、極悪人は善人と同じく白塗りであるところに、
    なんとも言えぬリアリティがを感じる。

    白塗りに赤い隈取りは正義のヒーロである。
    隈取りの赤は力や正義を表しているという。
    白塗りに黒や青の隈取りは悪役である。
    そして、茶色の隈は鬼や妖怪など人間ならざるものである。


    歌舞伎座や国立劇場の大道具は、その名も歌舞伎座舞台株式会社という。
    キャッチフレーズは「360年、毎日が創意工夫」とか。


    ベンツ、アウディ、BMW、シャネル、エルメスなど
    欧州の多くのブランドと比べると歌舞伎の歴史は長い。
    長く喜ばれ、信頼され、時代に合わせて受け継がれることが
    ブランドの本質であるなら、歌舞伎からはブランドの本質が学べる。
    大事なことは、歌舞伎の空間の中に身を置いてみれば
    目や耳や体で感じ取ることができるだろう。

    歌舞伎の面白さがさっぱりわからない、という状態から、
    体験するごとにじわじわと面白さ気づくプロセス、
    まず、これが歌舞伎の醍醐味の一つである。

    一度面白さに気づくと、なぜもっと早くから歌舞伎を観ていなかったのか、
    なぜ誰もこの面白さを教えてくれなかったのかと他人を責めたくなるほどとか。


    OK。まずは、早速YouTubeで歌舞伎を検索だ。


    *1
    いまに残る芝居小屋の浮世絵などから、江戸四座の客席数を合わせて2000と仮定。
    2000席 x 300年 x 365日 x 1日2回で約4億。

    ---
    Kindle Unlimitedお試し
    11日目 & 11冊目
    ---

  • そうだなぁ、歌舞伎もいいかもな、と思える本。
    ビジネスマンはの案内なので、歌舞伎がビジネスに役立つとは書いてない。
    後半に、仕事に役立てようと思ってみるとつまらなくなる。趣味は、役に立たないけど好きなんだと楽しんでいると、仕事に役立つこともある、という逆説の説明はさすがだと思いました。

  • 歴史とかクラシックとかワインとか、最近、「ビジネスマンの教養」ブームだ。歌舞伎もそうかな。

    という訳ではないが、最近、日本の伝統芸能・スポーツが気になる。

    柔剣道、相撲、能・狂言、落語、雅楽等々、体験したり見たりしたものは多いのだが、なぜか歌舞伎とはとんと縁がなかった。

    で、次は歌舞伎ということで、手に取った一冊。

    現代歌舞伎のエッセンスがコンパクトにまとめてあって、分かりやすい。忙しいビジネスマンにはかっこうの歌舞伎ガイドかも。

    「あらかじめ知っている話を、役者が声や体でどう表現するか、そこに音楽や照明はどう絡むかを観るのが、歌舞伎だからだ」

    たぶん能や狂言もそんな感じかな。

    頭でっかちになってよいジャンルっぽい。

    まずは、ユーチューブか。

    さて、あとは観劇の時間とお金をどう捻出するか、そこが問題だ。

  • 歌舞伎の取っ掛かりに丁度良い。伝統芸能でありながらら縁遠く思っている歌舞伎に興味がそそられる。
    先ずは見て、感じたくなる。
    こんなに演目が多岐に渡っているのは初めて知った。

  • 分からないものを分からなくて良い、と言ってくれ?本はなかなかないですよ。読んでいて楽しい感じが伝わってきます。
    初心者向けのガイド(駅に到着してから開演までの動線)はかなり細かく、歌舞伎が好きな人じゃないとここまで書けないんだろうなあと圧巻でした。歌舞伎、今度見に行こう。

  • いつだったかkindleで安売りをしていたから買ったという、受動的な理由で読んだ本です。
    歌舞伎は見たことがないのですが、宝塚とフォーマットなどが似ているのだなということが判りまして、宝塚ももしかしてストーリー無視で役者や衣装を中心に見てもいいのかも、と思いました。

    とりあえず、宝塚も歌舞伎も、まずは見に行ってみること、のようですね。

  • 歌舞伎を観に行ったことはあるものの、あまり理解していないみからしたらとても勉強になった。
    「歌舞伎はフェス」という例えがわかりやすく、友人に勧める時に使おうと思った。
    また、演目の内容だけでなく、歌舞伎は変わらないもの、でも変わりゆくものだからこそ今もなお高い人気を誇るのだと思った。若い人に知られていないのがもったいないと思うので、この本を読む機にまずは自分が歌舞伎に親しみ、人にも話せるようになろうと思う。

  • 敷居が高いと思っていた歌舞伎観劇に、行ってみようかなと思わせるに十分な内容。意外にも、長い演目の中の一部が上演されることがほとんどだという。そして、一時間程度の一幕だけの入場チケットは、千数百円。イヤホンガイド、筋書きというプログラムで、演目の解説も利用できる。

    「理解しなくてもよい」「仕事に役立てようとしてはいけない」など、最初は肩肘張らずにやってみては、というトーンがよい。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/kabuki.html
    【書評】『ビジネスマンへの歌舞伎案内』を読んだら、歌舞伎が観たくなった!

    <目次>
    第一章 忙しい現代人には歌舞伎が必要である
    第二章 知らないと恥ずかしい歌舞伎の常識
    第三章 教養として押えておきたい演目一二
    第四章 歌舞伎見物をスマートに楽しむ
    第五章 ビジネス歌舞伎を役立てる

    <ビジネス歌舞伎を役立てる際のキーワード>
    粋な生き方・働き方
    ビジネス社会の縮図
    年季の積み方
    英語より歌舞伎
    ブランド
    心構え


    2014.11.09 HONZより
    2014.12.07 読了

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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