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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784140884652
みんなの感想まとめ
終戦の決定に至る複雑な過程を丁寧に描いた本書は、1945年の「聖断」だけでなく、1943年からの天皇の意志や、戦争を終わらせることの難しさに焦点を当てています。原爆投下やソ連の参戦といった一般的な要因...
感想・レビュー・書評
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終戦は、1945年8月の聖断のみによって決まったというよりも、1943年3月、1945年6月に示された天皇の意志などにより、方向づけられていったとする。
原爆やソ連参戦といったファクターが終戦決定に及ぼしたインパクトをどう捉えるかにも関わる重要な論点。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
敗戦を体験したことの無い、リーダー不在の国家にあって、戦争を終わらせる事の難しさと、終戦までのプロセスを追っている。日本史における最大のターニングポイントの1つだけに、更なる研究と検証が必要な分野で、本書にその答えを求める事はできない(文中でも「著者の考えでは」という表現が多々ある)が、経過を丁寧に説明している点意義がある。首脳部において、敗戦に伴う共産化への恐れが終戦工作へのテコにもなったというのは、国民からすれば残念な動機だが、人類の歴史の真理の一面のように思えた。
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要再読。
一般に「聖断」の理由は、原爆投下とソ連参戦と言われるが、本書では1945年6月に、梅津から精鋭と思われていた中国・満州の陸軍がほとんど役に立たないと奏上されたことを理由にあげている。
かつて読んだ、鈴木多聞「終戦」の政治史では、本土決戦用の九十九里浜の防御陣地が完成できないこと。半藤利一(保阪正康だったか)は多くの著書で、やはり1945年6月の梅津の奏上に加えて、皇太后より寝込む程の叱責を受けたことを理由としていた。
陸軍が戦争初期から終戦の研究をしていたとは初聞。また、戦後は天皇を守るために戦争責任を引き受ける工作までしていたとは。
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