「あなた」という商品を高く売る方法 キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)

  • NHK出版 (2017年8月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140885246

みんなの感想まとめ

キャリア戦略をマーケティングの視点から考える方法が示されています。著者は、自身の経験や有名企業の具体例を交えながら、競争を避けて特定のニーズに応える重要性を強調しています。特に、自分が提供できる価値を...

感想・レビュー・書評

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  • マーケティングはキャリア戦略につながるという本。
    筆者自身の他、有名な会社の具体的な例を出して、それがキャリアアップにどう役立つかをわかりやすく記述されています。
    戦わずして勝つためにはということを色々な角度から丁寧に書かれています。
    意識せずにできるようになれば、きっとあなたも理想のステージに昇っている事でしょう。
    キャリアを考えたいすべての人にお薦めできる本です。

  • 自分のキャリア戦略をマーケティングの手法で考えるための本。
    自分視点でなく相手視点で見てみる。市場が細分化した現代では競争を避け、ニーズに特化することが重要。阿智村の例のように、自分が提供でき、相手がほしいもので、他が提供できないものをバリュープロポジションとする。
    ジョハリの窓で、盲目の窓を見つけつつ明るい窓を広げていき強みを育てる。没頭して一流になる。フローを体験するには目標が明確で適切なフィードバックがあり挑戦と能力のバランスが取れていること。
    失敗から学ぶ3ステップとして、新しいことを試す、失敗が大きな問題にならないようにする、失敗を失敗と認める。専門分野を増やし続け、I字型人間からT字型、π字型、タコ足型へ。

  • 戦わずして勝つ、と兵法まで出てきてちょっと驚きましたが、要は「敵のいない分野でオンリーワン専門家になる」だそうです。
    今は需要が細分化しているので、どこかに自分の専門とマッチした分野がある、ということらしい。
    その需要がなかなか見つけられないから大変なんですけど…とちょっと愚痴

  • ・ニーズは細かくなっているので
    自分を必要とするひとは必ずいる

    ・競争に参加しないことこそが
    競争社会で生き残るコツ
    戦わずして勝つ

    ・完全独占(好きなことで、誰もやっていないこと)をやる

    ・自分の商品価値を高めるには
    自分という商品が相手のニーズに合い、かつ他の誰もその価値を提供できないこと

    ・自分が提供できることと相手が欲しいものの重なる部分
    バリュープロポジションを狙う
    相手にとって唯一の存在になれば戦わずして勝てる

    ①自分の強みを徹底的に考える
    ②自分の強みを必要とするターゲットは誰か
    ③ターゲットのニーズはどこにあるのか
    ④相手が求めることにいかに応えるか、自分の仕事をどうするか

    自分の強みを考える
    ジョハリの窓
    自分は知らないが他人から見えている自分
    強み=才能×技術×知識

    共感性の高い人は
    質問力と顧客業界への知識を身につける
    →顧客も気づかない真の課題を発見

    サンクコスト(投資したら回収できない費用)は決断や行動を遅らせるほど膨れていく

    リアルオプション(あらかじめ最も損する状況を確定させた上で取引する)
    →最小の投資
    →期限を決めた上で行動

    フロー体験(夢中で没頭する)が生まれる条件
    ①行動の目標が明確
    ②適切な行動のフィードバックがある
    ③その挑戦と自分のスキルのバランスが取れている

    戦略とは、難しい状況を整理してシンプルにし、誰もが実行できるようにすること

    バリュープロポジションを伝える
    ストーリーを作る
    わかりやすく伝えることで共感する人たちが動き、志が実現する


    リーンスタートアップ
    大まかで簡単な仮説を作り、すぐに簡単な実験をし、すぐにその結果で仮説を見直す
    「翌日に持ち越さない」

    PDCAや仮説検証は円ではなく螺旋
    一度回せば一段上がっている

    上手に失敗する
    新しいことを試し、挑戦に失敗はつきものと覚悟しておく

    失敗が大きな問題にならないようにする

    失敗を失敗と認める

    こうなるはず、という仮説を常に持っておき、失敗から得た学びをもとに仮説を絶えず書き直していく

  • ◆キャリアづくりで見落としがちなのは、「あなたを必要とする相手は誰か?自分がその人に対して何ができるか?」を考えないこと。
    ◆「好きなことで、誰もやっていないこと」をやる。完全独占を狙う戦略が、あなたという商品の価値を高めるにつながる。
    ◆「快適な状況(コンフォートゾーン)」から抜け出し、新しいことに挑戦すべき。

  • タイトルの通り、しっかりマーケティングの観点から書かれているように感じました。 それゆえ知らない用語が多い… 心理学の引用も多数ありおもしろかったです。 この本にせよ、今読んでいる「モチベーション革命」にせよ、伝えたい芯の部分というのは同じなのかなと思います。 内容とは直接関係ないですが、「あとがき」だけ「ですます調」で笑ってしまいました。 なんだか、最後の部分だけ違う人が書いたように感じました。 謝辞を述べるからなのかな?とか思ったり。 書き方一つで印象は大きく変わるものだなあと。

  • 戦わずして勝つ。これが一番自分の中で響いたフレーズだった。色んな行動をしてそれがたとえ失敗だったとしても活かしながら前に進んでいくことを心掛けたい。

  • 自分の強味を育てることについて書かれています。

  • 自分だけのバリュープロポジションを作ろう、という内容。
    自分をマーケ/ブランディングする旨で実践方法も描かれているが、その事例が実際の事業なのでシフトが難しい。事例も人間に沿って用意されているともう少し分かりやすかった。
    ただ書いてあるロジックは非常にわかりやすい。

  • ①どんな強みを活かして、②誰の、③どんな悩みに、④いかに応えるか、というのがバリュープロポジション。早速、やってみましょう!

     帯には「AIに仕事を奪われない方法」という旬なキーワードや「コンフォートゾーンから脱出せよ」という苫米地英人さん、石井 裕之さんらが提唱されているようなことなどが書かれています。さて、売れ残ったバナナのように真っ黒にならないうちに、自分を売る方法は見つかるのでしょうか(・・?

    《見落としがちなのは自分を中心に考えるあまり「あなたを必要とする相手は誰か?その人に何ができるか?」を考えないこと。キャリアは、あなたを必要とする人が高く買ってくれることで決まる。狙うべきは完全独占だ「好きなことで、誰もやっていないこと」をやる。》…自分がやりたいこと、できることで、求めている人がいることを探し、完全独占を狙う。それは確かに針の穴のようなターゲットかもしれませんが、全く意識しないよりも、意識した方が良いに決まっている。もちろん、自分のスキルに磨きをかけて、常に競争優位性を保つことも必要だ。

     マーケティングの考え方をセルフブランディングに使うという手法は、やってみる価値がありますね。のめり込める好きなことで、他者との差別化をはかりながら、その価値を求めている人を探す。そして、その価値で完全独占を目指す!

    「バリュープロポジション」とは、「相手が求めていて、自分しか提供できない価値」とのことですが、それを手に入れることができたら素晴らしいですよね。まず「自分の強み」を徹底的に考える。そして「ニーズ」がどこにあるかを考える。最後に、いかに応えるか、実践したいと思います。

  • マーケティングの観点から個人の価値を高める方法を学んだ。

    ■効率化できない仕事にこそ時間を使え
    定型業務は誰でもでき、いずれAIに代替されるので、非定型業務に今後は時間を使うべき。
    AIは答えがあることについては人間よりも早く正確に処理できるが、答えのない事については対応できないのでそこに価値が生まれる。

    ■相手にとって唯一の存在になる
    バリュープロポジションとは「相手が求めていて、自分しか提供できない価値」をいう。
    バリュープロポジションの作り方
    1.自分の強みを考える
    2.自分の強みを必要としている人が誰かを考える(ターゲット)
    3.なぜ自分の強みを必要としているのか(ニーズ)
    4.相手が必要としていることにいかに応えるか(自分の仕事)

    自分の強みが本物かどうかを確かめる方法。
    1.その仕事が好きか(↔︎長続き不可)
    2.その強みを必要な人がいるか(↔︎趣味)
    3.その強みは誰も提供できないか(↔︎やや強みだか浅い)
    4.その強みは真似するのが難しいか(↔︎真似されて競争状態となる)

    ■リアルオプションで、損失を最小限に留める
    あらかじめ最も損をする状況を確定させた上で取引する。
    個人の場合は、期限を決める。
    3年と決めてやったがダメなら別のことを考えれば良い。
    3年間を無駄にすることにはなるが、必ず何かしらの学びはあるので大損はしない。

    ■時間を忘れて没頭するフロー体験
    フロー体験が生まれるための条件
    1.行動の目標が明確なこと
    2.適切な行動のフィードバックがあること
    3.挑戦と自分の能力のバランスが取れていること

    ■失敗から学ぶ3ステップ
    1.新しいことを試す(失敗はつきものと覚悟する)
    2.失敗が大きな問題にならないようにする(小さな失敗を繰り返す)
    3.失敗を失敗と認める(原因を追及する)

    ■戦う相手は他人ではなく、昨日の自分
    昨日までの自分を乗り越えることで成長し、自分の価値を高める。

    ■コンフォートゾーンからの脱出
    快適な状況から抜け出して、新しいことに挑戦する。
    専門分野をつくるには1万時間必要と言われるが、1本よりも2本、3本ある方が競争状態にならない。
    2本目、3本目をつくる時は1本目、2本目の経験があるのでより短時間で作れる。

  • わかりやすいし、説得力もある。で、いざ自分という商品の売りを考えるとそこで止まってしまった。。。

  • かの有名な、100円のコーラを1000円で売る方法、の著者であることを購入後に知った。
    マーケティングの観点から見たキャリア形成ということに興味があって読んでみたが、そこの部分はそこまで深く掘削されることなく終わってしまった..

    なお、参考文献には珍しく本のタイトル+解説が載っているので、参考にして行こうと思う。

  • ●手順の決まった仕事を「定型業務」と言う。専門知識は必要だが、顧客にとって新たな価値を生むわけではない。例えば社内向けの資料作成に、顧客が直接お金を払う事は無い。世の中が変化しているのに進化を拒めば、会社の競争力は落ちていく。
    ●接客は非定型業務の1つだ。AIには無理。
    ●「自分が提供できるもの」と「相手が欲しいもの」が重なる場所でかつ「他が提供できるもの」でないものが「バリュープロポジション」
    ●あらかじめ最も損をする状況を確定させた上で取引をする。リスクを避けるのではなく、リスクを受け入れてコントロールすること。
    ●1万時間夢中になって没頭すれば一流になれる。
    ●「強みの掛け算」よる差別化。ライバルが逆立ちしても真似できない圧倒的な差別化につながる。

  • ライバルの多いレッドオーシャン、細分化されたニーズに特化すればライバルはいない。ブルーオーシャンでは競争は避けられ顧客に集中できる。戦わずして勝つためには戦略が必要。意外と気づかない自分の強み。他人が知っていて自分が知らない強みを知る(ジョハリの窓)。強み=才能x技術x知識 苦手なことを克服するよりも得意なことを伸ばす。他人が真似出来ないような強みを持つ。PDCAとは二次元の円ではなく、三次元の螺旋である。

  • 性善説でポジティブすぎる感じがするけど、キャリアにマーケティング視点の戦略が必要という点には強く同意。

  • 始めの1ページで心を掴まれた.
    キャリア形成のためには,「相手のために何ができるか?」 ではなく,「自分という商品を高めること」が大切となるとのこと.
    筆者の日本IBMでの経験や心理学を根拠としており,納得させられる内容だった.

  • 売るけど買わない

  • ニッチを目指す。

  • 世の中にWin-Winの価値を提供出来る人間に自分をバージョンアップさせる(=ブランディングする)という主旨。現状分析や目標設定、その為の勉強など、説かれるのは所謂原理原則で、特に目を開かれるといった内容ではないが、何かの気付きになればそれで充分かと思う。

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著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント。慶應義塾大学工学部卒業。日本IBMに入社しマーケティングマネージャーや人材育成責任者を担当。2013年に日本IBMを退社しウォンツアンドバリュー株式会社を設立。執筆の傍ら、企業への戦略策定支援や「永井経営塾」を主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。主な著書に、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』のほかシリーズ60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)など多数。

「2021年 『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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