藤井聡太 天才はいかに生まれたか (NHK出版新書 532)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885321

感想・レビュー・書評

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  • ●藤井聡太は愛知県瀬戸市生まれ。彼が幼少の頃にモンテッソーリ教育を受けていたことにより話題になっていた。GAFAのトップ達もこの教育を受けていた。
    ●子供に将棋を教えるコツは「負けてあげる」
    ●奨励会受験にあたっては師匠が必要となる。そこで、小さい頃から良く知る、杉本7段にお願いした。藤井聡太はまだ小4!奨励会を卒業できるのは大体2割。小5で3級の時の6連敗が、現在のところ最長となる。

  •  僕はこの世の天才の存在を信じており、藤井聡太7段、卓球の張本智和、バドミントンの若手女子たちの活躍を頼もしく思っている。
     世の中が、コワモテの首領(ドン)ばかりになり、戦後教育を受けた者には明るくない時代となる中で、希望だと感じる。
     天才少年が、天才青年、天才壮年、天才老年を迎えられるか、保証はない。運動選手の選手生命の短い事に比べて、知のゲームでは選手生命が長い。92歳で現役の囲碁棋士・杉内寿子もいる。
     藤井聡太が生活、社会面で大きく挫折しなければ、大棋士となるだろう。僕の残生の楽しみ(僕は将棋を指さないが)の1つである。

  • 藤井聡太君のことはもちろん知っていましたがその凄さを全く
    理解していなかったことを思い知らされました。

    小学校2年生の息子が将棋をしているということもあり
    藤井君みたいに育ったら良いなぁと思いながら手に取ったのですが
    将棋界のことを一から解説してくれる良書でした。
    ただタイトルからはどうしたら藤井君みたいな天才を育てられるのかが
    書いてある子育てノウハウ本と勘違いしてしまう方もいるかもしれないので
    注意が必要ですね。

    それにしても14歳でプロ棋士になったことの何が凄かったのか
    連勝記録がいかに桁外れのものであったのかということがよく分かりました。
    私は将棋は趣味程度に少し指すくらいでほとんど素人なのですが
    藤井君登場前からずっと将棋界のライターをしている筆者だからこそ
    ここまで分かりやすく藤井君の凄さを淡々と記すことが出来たのだと思います。

    藤井君がこれからどのように歴史を刻んでいくのか楽しみになりましたし
    今後を見守って行きたいと思います。

著者プロフィール

1973年、山口県生まれ。将棋観戦記者。東京大学将棋部OB。在学中より将棋書籍の編集に従事。同大学法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務める。日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継にも携わる。著書に『ルポ電王戦 人間 vs. コンピュータの真実』(NHK出版)。

「2015年 『ドキュメント コンピュータ将棋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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