- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885383
感想・レビュー・書評
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文章をより伝わりやすくするための言い換えが、実際の文章を掲載しているので、比較しやすい。
省略するときにどこを要点とするのかもとても大切だ。
逆に、配慮あるやわらかな文章にするときには、言い換えがとても役立つ。
自己判断で決めつけた文章は良くない。
すぐにでも実践できる言い換えが、こんなにあるとは!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 知的に言い換えるー「話し言葉→書き言葉」/第2章 わかりやすく言い換えるー「難しい言葉→易しい言葉」/第3章 正確に言い換えるー「一般語→専門語」/第4章 やわらかく言い換えるー「下位語→上位語」/第5章 ダイレクトに言い換えるー「間接表現→直接表現」/第6章 イメージ豊かに言い換えるー「直接表現→感化表現」/第7章 素直に言い換えるー「婉曲的な表現→率直な表現」/第8章 穏やかに言い換えるー「不快な表現→丁寧な表現」/第9章 シンプルに言い換えるー「冗長な表現→簡潔な表現」/第10章 言葉を尽くして言い換えるー「物足りない表現→十全な表現」 -
ここ数年、新聞とテレビのdチャンネルで、ニュースを見るのだが、書き出しの仕方で、見方もだいぶ違う。
この本の通り、「電気がつく」という味気ない言葉が、「明かりが灯る」という言葉で、柔らかな気持ちになる。
ちょっとした言葉の足りなさ「返事は要りません」の文字だけなら、拒絶の意味合いも含まれるが、「ご返信には及びません」と、書かれていると、こちらの事を気遣ってくれている。と、受け取れる。
新聞の見出しなどは、すぐにわかるように、書かれており、見やすいが、この本は、上記のように、相手への気遣いを表すのに、心掛けない言葉が、満載であった。 -
20190203
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大人として求められる表現力を、「ぴったり」指向と、「ゆったり」指向に分けて、十種類の表現を磨く観点を提示していく。
ロジカル・シンキング系というか、そういった本では、正確さだけを考えていればいいのだが、仕事をする上ではそういうわけにもいかない。
お客様への接遇表現を扱う本もあるけれど、取引先にメールで連絡する際には、少し冗長かもしれない。
部下にパワハラにならないように指示するなら、謝罪するなら、などと、使う相手と場によって、方針が変わってくる。
「ぴったり系」「ゆったり系」の両方を扱った本って、そう言えばあまり今までなかったような気がする。
石黒さんの本は、これまで読んできたものも、この本も、よく整理されていて、実用的だ。
最近この人が「日本語ビジネスマン」に見えて仕方がない(笑)。 -
単なるノウハウ本かと思ったが、なかなか有益な情報が載っていた。
日々のメールや報告書の文面を作成するさいに役立ち、少し頭も良く思われるだろう。 -
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/298819 -
東2法経図・開架 816A/I73o//K
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よい本。
【メモ】
・著者:のサイト。
<http://ishigurokei.com/posts/news2.html>
【書誌情報+内容紹介】
発売日 2017年12月11日
価格 定価:886円(本体820円)
判型 新書判
ページ数 256ページ
商品コード 0088538
Cコード C0281(日本語)
ISBN 978-4-14-088538-3
一生モノの「言葉の使い方」を身につける!
「メールで同じ言葉が続く」「仕事のやり取りで言いたいことが伝わらない」「謝罪文で相手を怒らせてしまう」など大人の日本語の悩みは、「言い換え力」で解決! メール・日常会話からビジネス文書まで、すぐ使える実践的なアイデアを多数紹介するとともに、一生モノの「言い換え」の技術・発想を身につける10の実践的方法を伝授する。
■本書を読めば、大人の日本語の悩みが一挙解決!
・「知性」「教養」を感じさせる表現力が身につく
・ 言いたいこと、言いにくいことが確実に伝えられる
・ 相手の年齢や立場、話の文脈に合わせて言葉を選べるようになる
・ わかりにくいことを噛み砕いてわかりやすく説明できる
・ どんな文章でも要約・詳述する力がアップする
〈https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885382017.html〉
【目次】
はじめに [003-008]
目次 [006-014]
第一章 知的に言い換える―――「話し言葉→書き言葉」 015
漢語でかっちりと
外来語で斬新に
雅語でしっとりと
二語の組み合わせを活用する
名詞表現で引き締める
接続詞・副詞の文体に注意
第一章のまとめ
第二章 わかりやすく言い換える――「難しい言葉→易しい言葉」 035
知識の差を意識する
語構成を示す
難しい漢語を避ける
耳慣れない外来語を避ける
特殊な略語を避ける
固有名詞で具体化する
第二章のまとめ
第三章 正確に言い換える――「一般語→専門語」 057
類義語のニュアンスはしっかりと
意味を限定する語を選ぶ
二義文に敏感になる
語の組み合わせ
専門語を使う
一般向けに言い換える
体系性を意識する
引用と思考を書き分ける
研究の内容を整理する
第三章のまとめ
第四章 やわらかく言い換える――「下位語→上位語」 099
生々しさを避ける
語感を高める
ものは言いよう
プライバシーを守る
呼べない名前
第四章のまとめ
第五章 ダイレクトに言い換える――「間接表現→直接表現」 115
注意を喚起する
社会的問題を提起する
隠れた社会的問題を掘り起こす
第五章のまとめ
第六章 イメージ豊かに言い換える――「直接表現→感化表現」 127
豊かな解釈を導く表現
換喩や提喩を用いる
隠喩を用いる
感化力の高い表現き用いる
表現の選び方で評価を伝える
オマージュを活用する
ものの見方を開拓する
第六章のまとめ
第七章 素直に言い換える――「婉曲的な表現→率直な表現」 159
アサーティブな言い方をする
ポジティブな言い方をする
型どおりの表現から離れる
第七章のまとめ
第八章 穏やかに言い換える――「不快な表現→丁寧な表現」 177
傷つけない言葉を選ぶ
政治的公正性に配慮する
別の面から好ましく言う
感情をコントロールする
相手を責めない
上から目線を避ける
第八章のまとめ
第九章 シンプルに言い換える――「冗長な表現→簡潔な表現」 207
簡潔に表現する
文をつなげる
要点を抜きだす
鋳型を用意する
第九章のまとめ
第十章 言葉を尽くして言い換える――「物足りない表現→十全な表現」 227
詳述する
接続詞を活用する
行間を埋める
一言添える
言葉を尽くす
第十章のまとめ
おわりに(二〇一七年一二月 SDG 石黒圭) [247-250]