大人のための言い換え力 (NHK出版新書 538)

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885383

感想・レビュー・書評

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  • 文章をより伝わりやすくするための言い換えが、実際の文章を掲載しているので、比較しやすい。
    省略するときにどこを要点とするのかもとても大切だ。
    逆に、配慮あるやわらかな文章にするときには、言い換えがとても役立つ。
    自己判断で決めつけた文章は良くない。
    すぐにでも実践できる言い換えが、こんなにあるとは!

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 知的に言い換えるー「話し言葉→書き言葉」/第2章 わかりやすく言い換えるー「難しい言葉→易しい言葉」/第3章 正確に言い換えるー「一般語→専門語」/第4章 やわらかく言い換えるー「下位語→上位語」/第5章 ダイレクトに言い換えるー「間接表現→直接表現」/第6章 イメージ豊かに言い換えるー「直接表現→感化表現」/第7章 素直に言い換えるー「婉曲的な表現→率直な表現」/第8章 穏やかに言い換えるー「不快な表現→丁寧な表現」/第9章 シンプルに言い換えるー「冗長な表現→簡潔な表現」/第10章 言葉を尽くして言い換えるー「物足りない表現→十全な表現」

  • ここ数年、新聞とテレビのdチャンネルで、ニュースを見るのだが、書き出しの仕方で、見方もだいぶ違う。

    この本の通り、「電気がつく」という味気ない言葉が、「明かりが灯る」という言葉で、柔らかな気持ちになる。

    ちょっとした言葉の足りなさ「返事は要りません」の文字だけなら、拒絶の意味合いも含まれるが、「ご返信には及びません」と、書かれていると、こちらの事を気遣ってくれている。と、受け取れる。

    新聞の見出しなどは、すぐにわかるように、書かれており、見やすいが、この本は、上記のように、相手への気遣いを表すのに、心掛けない言葉が、満載であった。

  • 20190203

  • 大人として求められる表現力を、「ぴったり」指向と、「ゆったり」指向に分けて、十種類の表現を磨く観点を提示していく。

    ロジカル・シンキング系というか、そういった本では、正確さだけを考えていればいいのだが、仕事をする上ではそういうわけにもいかない。
    お客様への接遇表現を扱う本もあるけれど、取引先にメールで連絡する際には、少し冗長かもしれない。
    部下にパワハラにならないように指示するなら、謝罪するなら、などと、使う相手と場によって、方針が変わってくる。
    「ぴったり系」「ゆったり系」の両方を扱った本って、そう言えばあまり今までなかったような気がする。

    石黒さんの本は、これまで読んできたものも、この本も、よく整理されていて、実用的だ。
    最近この人が「日本語ビジネスマン」に見えて仕方がない(笑)。

  • 単なるノウハウ本かと思ったが、なかなか有益な情報が載っていた。
    日々のメールや報告書の文面を作成するさいに役立ち、少し頭も良く思われるだろう。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/298819

  • 東2法経図・開架 816A/I73o//K

  •  よい本。

    【メモ】
    ・著者:のサイト。
    http://ishigurokei.com/posts/news2.html


    【書誌情報+内容紹介】
    発売日 2017年12月11日
    価格 定価:886円(本体820円)
    判型 新書判
    ページ数 256ページ
    商品コード 0088538
    Cコード C0281(日本語)
    ISBN 978-4-14-088538-3

    一生モノの「言葉の使い方」を身につける!
    「メールで同じ言葉が続く」「仕事のやり取りで言いたいことが伝わらない」「謝罪文で相手を怒らせてしまう」など大人の日本語の悩みは、「言い換え力」で解決! メール・日常会話からビジネス文書まで、すぐ使える実践的なアイデアを多数紹介するとともに、一生モノの「言い換え」の技術・発想を身につける10の実践的方法を伝授する。

    ■本書を読めば、大人の日本語の悩みが一挙解決!
    ・「知性」「教養」を感じさせる表現力が身につく
    ・ 言いたいこと、言いにくいことが確実に伝えられる
    ・ 相手の年齢や立場、話の文脈に合わせて言葉を選べるようになる
    ・ わかりにくいことを噛み砕いてわかりやすく説明できる
    ・ どんな文章でも要約・詳述する力がアップする
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885382017.html



    【目次】
    はじめに [003-008]
    目次 [006-014]

    第一章 知的に言い換える―――「話し言葉→書き言葉」 015
      漢語でかっちりと
      外来語で斬新に
      雅語でしっとりと
      二語の組み合わせを活用する
      名詞表現で引き締める
      接続詞・副詞の文体に注意
      第一章のまとめ

    第二章 わかりやすく言い換える――「難しい言葉→易しい言葉」 035
      知識の差を意識する
      語構成を示す
      難しい漢語を避ける
      耳慣れない外来語を避ける
      特殊な略語を避ける
      固有名詞で具体化する
      第二章のまとめ

    第三章 正確に言い換える――「一般語→専門語」 057
      類義語のニュアンスはしっかりと
      意味を限定する語を選ぶ
      二義文に敏感になる
      語の組み合わせ
      専門語を使う
      一般向けに言い換える
      体系性を意識する
      引用と思考を書き分ける
      研究の内容を整理する
      第三章のまとめ

    第四章 やわらかく言い換える――「下位語→上位語」 099
      生々しさを避ける
      語感を高める
      ものは言いよう
      プライバシーを守る
      呼べない名前
      第四章のまとめ

    第五章 ダイレクトに言い換える――「間接表現→直接表現」 115
      注意を喚起する
      社会的問題を提起する
      隠れた社会的問題を掘り起こす
      第五章のまとめ

    第六章 イメージ豊かに言い換える――「直接表現→感化表現」 127
      豊かな解釈を導く表現
      換喩や提喩を用いる
      隠喩を用いる
      感化力の高い表現き用いる
      表現の選び方で評価を伝える
      オマージュを活用する
      ものの見方を開拓する
      第六章のまとめ

    第七章 素直に言い換える――「婉曲的な表現→率直な表現」 159
      アサーティブな言い方をする
      ポジティブな言い方をする
      型どおりの表現から離れる
      第七章のまとめ

    第八章 穏やかに言い換える――「不快な表現→丁寧な表現」 177
      傷つけない言葉を選ぶ
      政治的公正性に配慮する
      別の面から好ましく言う
      感情をコントロールする
      相手を責めない
      上から目線を避ける
      第八章のまとめ

    第九章 シンプルに言い換える――「冗長な表現→簡潔な表現」 207
      簡潔に表現する
      文をつなげる
      要点を抜きだす
      鋳型を用意する
      第九章のまとめ

    第十章 言葉を尽くして言い換える――「物足りない表現→十全な表現」 227
      詳述する
      接続詞を活用する
      行間を埋める
      一言添える
      言葉を尽くす
      第十章のまとめ

    おわりに(二〇一七年一二月 SDG 石黒圭) [247-250]

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著者プロフィール

横浜市出身。1993年一橋大学社会学部卒業。1999年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。国立国語研究所教授。一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。著書に、『「接続詞」の技術』(実務教育出版)、『段落論』(光文社新書)、『よくわかる文章表現の技術』Ⅰ~Ⅴ(明治書院)など多数。明治書院教科書編集委員。

「2021年 『よくわかる文章表現の技術 Ⅳ 発想編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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