習近平と米中衝突―「中華帝国」2021年の野望 (NHK出版新書 568)
- NHK出版 (2018年11月10日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885680
感想・レビュー・書評
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冒頭にあるようにトランプ以降の米中関係(2017年当初〜2018年秋:本書は2018年11月刊行)を、中国の視点から分析した著作。日米の視点はあり触れているが、中国目線で、中国国内の動きや中朝関係も絡めて見ていくとこれまで見えなかったものが見えてくる。例えば、2017年の時点で北のミサイル発射が米国も去ることながら中国への威圧も意識したタイミングや方角距離で撃たれて中国を辟易させて制裁に同調したという視点は非常に面白い。それもこれも、対トランプで安心して2017年のAPECやEASでアジアの皇帝面したことでトランプの懸念を生み、強硬派の思考とも同調して、儲からない北敵視策から中国敵視策へシフトしていく。米中朝韓とも良し悪しは別として動きがダイナミック。日本外交は追随出来ているか・・
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米中衝突までの経緯がよくわかる。また、中国共産党の遠望思慮である一方、習近平の2期目に際しての油断と放漫な対応が更なる衝突を招いたことは明白である。後の歴史を見るに、この衝突からコロナ対応が起点となることが見て取れるのではないかと思う。
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東2法経図・6F開架:319.2A/Ko73s//K
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世界は一触即発である
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