マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する (NHK出版新書 569)

  • NHK出版
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本棚登録 : 421
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885697

感想・レビュー・書評

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  • 新実在論の新はマトリックスのネオから来ているとは驚いた。マルクス・ガブリエルの博学ぶりと好奇心旺盛なところに学ぶところは大きい。
    物の見方を全く変えてくれる1冊。

  • ダメだわからん。無理だった。

  • うーん。日本を見て回りながら語った一章と石黒教授と対談してる三章は、予備知識なしに読むと理解に苦しむ部分が多々。一章は発言してる文脈とか、言葉を補わないとわからんよね。三章の方はいわゆる一般的な意味で使われてないように思われる述語があって面食らう。技術について機能主義的見方をするというのは理解できるけど、そこからなんで解釈主義って言葉が出てくるんだ?
    そう考えると何というか新書としての役目を果たしてるのが二章だけだなと。ただそれも触りの部分をさらっと語ってるだけなので、ガブリエルの考え方の中心がちょっと見えにくいのが残念。認識論の文脈でいえば、真か偽かではなく確率的な認識論が標準になって久しいが、そこら辺についてどう考えてるのかは気になる。倫理は相対的ではないと言っても、その土台になる認識が確率論的な現実なのだから。
    あと、読んでて一番感じたのが、日本とかドイツとかお国柄的なのを説明に持ってくるやり方って、いまだに説得力のある方法なのかねぇ。正直、理論モデルの1つとして何が見えてくるのかを期待するのはわかるけど、それを前提に何かを語るのは行き過ぎに思える。この本とは関係ないが、ドイツと日本の話でいうと、トッドの家父長制とかの議論も端から怪しくしか思えない。

  • 興味深い発言は多いが、会話文であり、ポスト構造主義やデリダへの理解がないと理解は難しい。
    そんな中ではマトリックスのたとえはなるほどと思った。
    虚構の中の自分とか、動物を強調するとか、なんとなく東浩紀を連想した。

  • とても読みやすく面白いし、刺激的

    ちょっと


  • 難しい言葉は使われていないが、
    つぶやきの羅列に近く、分りづらかった。

  • 先に読んだ”世界の針が巻き戻るとき”も全部理解できたわけではないがより難解に感じるところが多く、すんなり理解できないところは根気が持たず結構読み飛ばしてしまった。
    そのような中で、石黒先生との対談部分がこの本のハイライトであったと思う。終盤の核心部分こそ理解出来なかったが、日本人の独自性やドイツ人の哲学や物事の捉え方などはとても勉強になった。
    今この時代が他の時代よりもさらに倫理の役割が重要だと感じる。

  • 二章の哲学の歴史がいいですね。わかりやすい。ポスト構造主義になり、現在を捉えられなくなり、自由になる代わりに新自由主義により社会システムや欲望を支配される現代。トランプはポストモダンの天才であり、ポストモダンの次の段階にある。それはコンピューターのシミュレーションとしてあるもの。何を言ってもいい、非現実感のデジタルの波に乗るもの。おかしな世界になったと思っていたが、こう言われると現在がわかる。
    本書にはマルクスガブリエル自身の哲学の要項はあまりない。だが、現代に至る歴史と、現代の致命的問題まで独自視点で伝えてくれる。
    この闘争をニヒリズムで潰してしまったポストモダンの限界に、代替案として新実在論が世の中心となれるのか。
    新実在主義を次は読んでみましょう。

  • 2020.2.26NHKEテレ

  • f

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著者プロフィール

1962年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後,NHK入局。ディレクターとして様々な教養エンタメ,ドキュメンタリーを手掛ける。その後プロデューサーとして「英語でしゃべらナイト」「爆笑問題のニッポンの教養」「ソクラテスの人事」「仕事ハッケン伝」「ニッポン戦後サブカルチャー史」「ニッポンのジレンマ」「人間ってナンだ? 超AI入門」など異色の教養番組を企画開発。現在も「欲望の資本主義」「地球タクシー」「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」ほか、時代の潮流を捉えた企画を生み続ける。現在,NHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサー。
著書に『結論は出さなくていい』(光文社新書)『14歳からの資本主義』『すべての仕事は「肯定」から始まる』(ともに大和書房)、制作班との共著に『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』『AI以後~変貌するテクノロジーの危機と希望~』(NHK出版新書)、『欲望の資本主義』1―3(東洋経済新報社)『欲望の民主主義』(幻冬舎新書)など。東京藝術大学客員教授、早稲田大学非常勤講師も兼務。

「2020年 『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するⅡ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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