55歳からの時間管理術 「折り返し後」の生き方のコツ オリカエシゴノイキカタノコツ (NHK出版新書 585 585)

  • NHK出版 (2019年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140885857

作品紹介・あらすじ

人生の時間割を、そろそろ自分で決めていい
いよいよ「人生後半戦」に突入する50代半ば。仕事ファーストの生活もそろそろ卒業が近づき、気がつくと〝暇〟な時間が増えてきた。ついに手に入れた自由な時間を、どのように活用すればよいか? 社会に貢献する。趣味に没頭する。社交に励む……。「今やりたいこと」だけで予定表を埋め尽くし、これからの人生を充実させる指南の書。

「生きてきてよかった!」そう思える時間をたくさんつくる。
・好きなことだけ詰め込む“齋藤流”1週間
・「天命」とは? 孔子の人生時間に身を委ねる
・55歳からの仕事のお金よりも大切な意義
・テーマは「真善美」。教養が人生を濃くする
・旧友より親友より「新友」を持つ
・55歳からの生活の中心は「雑談」である
・お酒を飲む必要がないことに気づく

感想・レビュー・書評

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  • 齋藤孝(1960年~)氏は、東大法学部卒の教育学者、著述家。明治大学文学部教授。教育、コミュニケーション、自己啓発などに関わる一般向け書籍を多数執筆。
    私は、10数年前に著者の『読書力』(2002年)を読むまで、ビジネス書以外を読む習慣がなかったのだが、それ以降ビジネスとは全く関係のない本を週1冊ほどのペースで読むようになり、著者の言う「読書を“技”化」することができた。(因みに、著者の読書を技化する基準は、文庫100冊、新書50冊を読むことである)そういう意味で著者は私にとって読書の師であるが、人生の数年先を生きている先輩でもあり、本書を手に取った。
    本書は、タイトル通り、人生の折り返し地点とも言える55歳から、残された時間をどのように使っていくべきかの提案を綴ったものであるが、そのベースとなっているのは、『論語』の有名な一節を引用した、「55歳の時点で、「天命を知る」(50歳)、「耳順う」(60歳)、そして、「心の欲する所に従って、矩を踰えず」(70歳)、この三つすべて目標にしてみよう」ということである。
    そして、時間管理術として、①仕事は社会貢献と考える、②好きなだけ趣味と教養に没頭する、③雑談力を磨いて社交を楽しむ、の3つを挙げて、具体的なアイデアを列挙している。
    アイデア自体はさほど目新しいものはないが、著者らしいのは、古今東西の偉人・著名人の言葉を随所に引用している点であろうか。
    西郷隆盛『南洲翁遺訓』より、「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し。」
    ニーチェ『ツァラトゥストラ』より、「君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎるということはないのだ。なぜなら、君は友にとって、超人を目ざして飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから。」
    バートランド・ラッセル『幸福論』より、「私たちを自己の殻に閉じ込める情念は、最悪の牢獄の一つとなる。幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ。」
    俵万智『サラダ記念日』より、「「この味がいいね」と君がいったから7月6日はサラダ記念日」(2011年7月6日の自身のツイッターより、「ささやかな日々を記念日で一杯にしてくれる、それが自分にとっての短歌。・・・何でもない日の代表だった七月六日だけど、選んでしまうと特別になる。今日何があるわけでもないのですが。」
    『平家物語』の平知盛の言葉、「見るべきほどのことは見つ。いまは自害せん」 等々
    最近は、人生後半に入った人の心構えを説く本が少なくなく、著者によってトーンも異なる(例えば、五木寛之氏など)が、斎藤流「人生折り返し後の生き方」もひとつの参考にしたい。
    (2020月10月了)

  • 最近あれこれ細かいことに悩むことが少なくなってきて、肩の力を抜くことも時にはできるようになってきたと感じていたが、まさに55歳の領域に入ってきたのかと、この本から裏付けを得られたような気持ちになった。

  • この本から得られたことは、時間のマネジメントによって有効な使い方と雑談力
    齋藤さんって、このような考え方を持っているんだと知ることができ良かった
    評価としては、自分の考えと違うところも多く、三つとさせていただきました

  • 斎藤孝さんの本を読むと、いつも好奇心が刺激されます。いろいろなことをやってみたくなります。本書は55歳に向けた人生論。仕事中心で出世が気になる時期は終了、ゲームセットです。やりたいことをやりたいことの順にやっていきましょう。漱石、孔子、老子、荘子、などの先達の生き方から謙虚に学ぶことも大切。そして何より本書で最もなるほどと感じたのは、55歳を過ぎても、まだまだ新たな人との出会いが新しい喜び、学びをもたらしてくれるということ。変なプライドを持って殻に閉じこもっている場合ではないのですよね。

  • 大学生の頃から愛読していた齋藤孝さんの書籍。たまたまKindle日替わりセールで安売りしていたので購入。
    相変わらずとても読みやすくスラスラ頭に入ってきた。
    55歳からの時間管理術というタイトルだけれど、何歳にとっても大事なエッセンスが書かれていた。歳を取ればとるほど時間が早く感じてしまう一方、仕事でもゆとりができプライベートでも子どもが巣立っていき暇が増えていく。そういった時に大切なのは教養を磨くこと。
    教養と聞くと何か堅苦しく聞こえるけれど、映画だったり趣味だったり、美術館だったり、好きなものに没頭することで視野が広がり、感性が磨かれていくことなのだろう。

    今隙間時間を見つけたら勉強勉強と追われていたけれど、心から好きと思えることにもっと時間を使っていきたい。

  • 「人生100年時代」とはいえ、50歳となると
    下り坂に入ります。

    仕事が楽になるとは想像できませんが、役職
    定年や子会社出向も充分に考えられます。

    そんな下り坂をどう生きるか。考え方次第で
    はありますが、前向きに日々向上したいと
    願うミドル層にオススメの一冊です。

    平家物語の壇ノ浦で、平知盛は入水で最後を
    迎えました。その最後の言葉は「見るべき
    ほどのことは見つ。いまは自害せん」でした。

    「この世でみるべきものがあるとするならば、
    それは全て見た。だから死というものは怖く
    ない」という意味です。

    これから将来に向けて「見るべきほどは見つ」
    と言い切ることを目指して色々な経験を積も
    うと決意する気持ちになります。

  • ハズレのない齋藤先生。
    今回もハッとする見出しがいくつも。

    「まあまあの人生で満足する」
    「どんな仕事も『上機嫌』でこなす」
    「人は向上しているときに若くいられる」
    「友だちは3人いれば寂しくない」
    「100歳まで学んでも、まだ学び足りない」
    「人から評価されず、天から評価される」

    いい年寄になるには、とっても大切なこと。上機嫌で過ごしたい。

  • 55歳からの時間管理というより、年取ってもやる気をなくさず頑張んなさい、と後押しされてる感じだった。昔の偉人たちは頑張ってたんだな。伊能忠敬はすごい。55歳から測量とは。

  • 第一線を退くので、気分の持ち用が大事。煙たがられないようにすべし

  • 「現在の年齢で始めることができる」と勇気をもらう一冊
    人生100年時代
    ここから心の余裕を持って始めるチャンスだなと再認識
    もっともっと貪欲に
    元気に生きていこう

  • 孔子「論語」 50にして、天命を知る。60にして、耳順う。70にして、心の欲する所に従って矩を踰えず。

  • 向上心を持って死ぬまで努力することが、これからの人生でも大切になります。
    自分で自分の時間割を決める。2時間程度を1コマとし、予定を入れてしまいます。スケジュールを管理する手帳のほかに1年間ともに歩むノートを作成するのもおすすめあです。
    55歳からは、生きている意味を実感することがテーマになります。この世に生きてきて良かったと思える瞬間を増やしていくことが大事です。そのためにはできるだけ力のあるものに出会うことです。
    55歳以上な生活の中心は雑談です。雑談力を上げるポイントは手短で
    軽やかな発言を心がけることです。一つの話は15秒に納めます。話の内容もできるだけ明るくすることです。
    美術展は予習、本番、復習わセットにして考えるとさらに楽しめます。

  • 人生後半戦、まだ天命わからず、とりあえずやりたいことをやろう。

  • 著者は以前に45歳が人生の折り返し地点とする本を出したそうだが、著者自身が年齢を重ねて考えが変わったのか今度は55歳が人生の折り返し地点とする本を出したようである。おそらくもう何年か後には65歳が人生の折り返し地点とする本を出すのだろう。そうやって人は老いが受け入れられず、まだまだ自分は若いと思いたいのかもしれない。しかしながら、健康寿命が70歳程度であるなら、本当の人生の折り返し地点は30代後半であって、40歳になったら人生の折り返し地点を過ぎたと考えるのが妥当だろう。という意味で本書は特に55歳だからということではなく、30代後半から読んでも参考になる部分が多少はある。とは言っても、これといった「時間管理術」が書いてあるわけではなく、博学な著者がセレクトした100以上の偉人達のエピソードや名言がこれでもかというぐらい盛り込まれているだけなので、そういったものを手っ取り早く知ることにより、今後の生き方を考えるという読み方が正しいのかもしれない。

  • わりとダラダラと書かれて、中身の乏しい感じ。自分には響かない本だった。

  • この本を読んで、孔子の論語等に興味を持ちました。

  • 雑談力必要と思った

  • いろいろ考えて生きなさい。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 人生の中に55歳を位置づける/第2章 55歳の時間割は、自分で自由に決めていい/第3章 55歳からの時間管理術1 仕事は社会貢献と考える/第4章 55歳からの時間管理術2 好きなだけ趣味と教養に没頭する/第5章 55歳からの時間管理術3 雑談力を磨いて社交を楽しむ/第6章 この人の老い方を見よ!-人生の先達の老年期に学ぶ

  • 55歳は自分で自分の時間割を決めていい年齢だと言える。
    税金を収めているだけで、誰にも恥じない生き方をしている。
    税金は取られるものと思ってしまうと、どうしても不満が出てきてしまいますが、逆に積極的に税金=社会貢献と捉えたほうが、幸せに生きれる。
    真とは、学問が追求してきた価値
    善とは、宗教が目指すような芸術上の目標
    美とは、美術や音楽が追求している芸術上の目標
    水木さんの幸福論
    第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
    第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
    第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
    第四条 好きの力を信じる。
    第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
    第六条 なまけ者になりなさい。
    第七条 目に見えない世界を信じる
    55歳を超えた男性と積極的に雑談したいという女性なんて、ほとんどいないと言うことを知っておきましょう。
    自分に話す順番が回ってきたとき、長い話をするのが一番よくありません。一つの話は15秒に納めること、5秒でもいいくらいです。
    社交性は、性格ではなく技術の問題です。この技術として磨くべきなのは、場面に応じた距離の掴み方です。
    家の近所で顔見知りとすれ違った時に、会釈するだけで通り過ぎる関係と、立ち止まって「先日の雨はすごかったですね」と30秒の雑談を交える間柄のほうが、その後よい近所付き合いをやっていける。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう・たかし):1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書多数、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』(ちくま文庫)、『頭がよくなる! 要約力』『超速読力』『「いいね!」を集めるワードセンス』(ちくま新書)、『13歳からの「学問のすすめ」』、『新聞力』(ちくまプリマー新書)、『こども「学問のすすめ」』『定義』『自分で考えて行動しよう! こども論語とそろばん』『勉強する意味がわかる! こども学問のすすめ』(筑摩書房)ほか。

「2026年 『小学生から知っておきたい よのなかキーワード70』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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