高校世界史でわかる 科学史の核心 (NHK出版新書)

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  • NHK出版
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140886113

作品紹介・あらすじ

理系の目から歴史をひもとく、科学史「超」入門!
過去も未来も、歴史は科学の発展抜きには語れない。ニュートンが大科学者たり得たのはなぜ? どうしてフランス革命時に諸科学が勃興したのか? 量子力学が生まれたのは歴史の偶然で生まれた?──近現代史を揺るがす事件の転機となった4つの科学の営みを、文理の壁を超えてやさしく語る入門の書。

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  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 イギリス王政復古と「学会」創設ーニュートンはなぜ大科学者たり得たか(東の“算聖”、西の“算聖”/ピューリタン革命下に生まれたニュートン ほか)/第2章 フランス革命と化学革命ーなぜ諸科学は動乱期に基礎づけられたか(ダランベールに宛てたラプラスの手紙/“力学神授説”を打ち砕いたラプラス ほか)/第3章 普仏戦争と「量子仮説」-量子力学は製鉄業から生まれた?(コークスによる製鉄/蒸気機関と産業革命 ほか)/第4章 世界大戦と核物理学ー真理の探究はいかに歴史に巻き込まれたか(“ヨーロッパの火薬庫”と第一次世界大戦/毒ガスの開発 ほか)/第5章 変貌する現代科学ー巨大科学は国家を超える(ラッセル=アインシュタイン宣言/核融合炉開発への取り組み ほか)

  • 人文系の歴史と理系の自然科学の融合の試み。科学の進歩と世界史をリンクさせた一粒で二度美味しい一冊。

    科学の発展に居たら背景を歴史を基にして記述していくという独自のスタイルの作品。

    イギリス王政復古の頃のニュートン、フランス革命期の化学革命、本書で取り上げる中で最も有名なのは第二次世界大戦とアインシュタインらによる核物理学の進展など。

    中でも一番具体的で興味深かったのは普仏戦争に勝利したプロシア。あの「最後の授業」のアルザス・ロレーヌ地方を得る。鉄鋼や石炭の豊富な地域。産業革命に遅れたドイツは重工業特に製鉄業を振興させる。製鉄の工程で必要な高温の測定。これが十九世紀物理学とは大きく異なる量子力学を生み、アインシュタインにつながっていく。

    文系の自分にもかろうじて理解できる平易な内容。世界史の知識と合わせて、目からウロコ、満足の一冊でした。

  • ニュートン、ラボアジェ、ハーバーが、世界史の政治や国の動き絡みでも意識される名前かな。アインシュタインに代表されるナチスからの亡命の話は、有名すぎるので。

  • イギリス、フランス、ドイツを中心としてその国々での科学の発展が述べられている。

    個人的に

    ・現在ではありふれたものである学術誌が『発明』であったという観点
    ・光の不連続なエネルギーとアインシュタインの光量子仮説というブレイクスルー
    ・パスツールとジョセフ少年の逸話
    ・核融合炉

    が新鮮な内容であった。

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著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学名誉教授。理学博士。著書に『寺田寅彦』『入門 現代物理学』『科学史人物事典』『科学史年表』『どんでん返しの科学史』(中公新書)、『ノーベル賞でたどるアインシュタインの贈物』(NHKブックス)、『ノーベル賞で語る20世紀物理学』『光と電磁気─ファラデーとマクスウェルが考えたこと』(講談社ブルーバックス)『エネルギーの科学史』(河出ブックス)など多数。

「2020年 『高校世界史でわかる 科学史の核心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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