家族と社会が壊れるとき (NHK出版新書)

  • NHK出版
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140886427

作品紹介・あらすじ

「不平等の世界」に、私たちは何をすべきか

貧困や差別に苦しむ家族や人々といった、社会の見過ごされがちな側面を一貫して撮り続けてきた二人の映画監督。彼らの目に、不寛容・不平等の増す世界はどのように見えているのか。コロナ禍で拍車がかかる分断と格差をいかに乗り越るべきか。搾取する側・される側という、単純な二項対立に終わらない複雑な現実の姿を、深い洞察と想像力によって浮かび上がらせた対話と書き下ろしを収載した一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 是枝裕和×ケン・ローチによる話題の番組が、追加取材と大幅加筆され書籍化! 「不平等の世界」で、私たちは何をすべきか? 新書『家族と社会が壊れるとき』が発売。|株式会社NHK出版のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000018219.html

    是枝裕和×ケン・ローチ “家族”と“社会”を語る - NHK クローズアップ現代+
    https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4325/index.html

    家族と社会が壊れるとき 是枝 裕和(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784140886427

  • しょっぱなから「看護師や医師たち、それに介護福祉士たちは獅子のようだが、無能な政府というロバに率いられている」とパンチがある。
    2019年にNHKで放送された2人の対談の活字化だと思ってたら、コロナ禍以降の社会や政治に対する洞察や、2人のスタンスの違いといった追加取材が大幅加筆されていて、読み応えがあった。

  • 番組も拝見していた&ケン•ローチのコロナ禍でのインタビューも国際報道で拝見していたので、新しい記事というか語りは是枝さんの語りが個人的には多かったです。
    ケン•ローチさんのラディカルさは是枝さんの言うように、正直僕にもピンと来ない部分はあります。でも、社会に怒っている、という点ではやっぱり同じだし、それをやり切ることにもめちゃめちゃかっこよさを感じます。作品は毎回最高にラディカルで示唆に富み、何より面白いのですから。

    でも何より、やはり是枝さんの作品づくりへの姿勢。これにものすごく信頼できるな、と改めて感じました。言うべきはいい、やるべきことをする。それは映画人としても一市民としても。多分是枝さんのやろうとしていることは僕たち一市民ができることと地続き何だと思います。
    うまく言葉にできないけど、自分の思考を整理するいい機会になりました。

  • 読んだあとに、ケン・ローチ監督の映画「家族を想うとき」を観ました。とても余韻が残る良い映画でした。主義主張の押し付けではなく、考えさせられる余白のある映画は良いなあ...と思いました。

  • ●兵士たちは獅子のようだが、ロバに率いられている。
    ●私は依頼人でも顧客でもユーザでもない。怠け者でも、たかりやでも、物乞いでも泥棒でもない。国民保険番号でもなく、エラー音でもない。きちんと税金を払ってきた。それを誇りに思っている。地位の高いものには媚びないが、隣人には手を貸す。施しは要らない。私はダニエル・ブレイク。人間だ。犬ではない。当たり前の権利を要求する。敬意ある態度と言うものを。私はダニエル・ブレイク。1人の市民だ。それ以上でも以下でもない。ありがとう。
    ●今導入されているシステムは、決して持続可能ではありません。バンによる民間の宅配で何でも買い続けることはできないのです。私たちではなく彼ら、大企業を始めとする支配階級は、クレイジーな世界を作り上げようとしています。それは持続不可能で、破壊的です。環境を破壊し、人々を破壊するものです。

  • 東2法経図・6F開架:778.23A/L77k//K

  • 明確なイデオロギーのもと映画制作を続けるケンローチ監督と、我らが是枝監督との対談。
    お二方の作品に表れる鋭くも優しい眼差し、怒り、さぁどうする?と向けられる問い。
    社会的に生きるということを考えていきたい。

  • ケン ローチのファンは、読むべし

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著者プロフィール

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

「2020年 『真実 La Vérité シナリオ対訳 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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