「人の期待」に縛られないレッスン (NHK出版新書 714 714)

  • NHK出版 (2024年2月13日発売)
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本 ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784140887141

作品紹介・あらすじ

日常は、もっとずっと軽やかになる!

自己主張が苦手、頼まれた仕事を断れない、人に会うと気疲れする――。なぜ私たちは自分の気持ちより他人にどう思われるかを優先して、心身をすり減らしてしまうのか?人の期待に縛られている状態は、他人を優先しようとしすぎる「自己犠牲グセ」や自分に厳しすぎる「完璧主義」などにも通じる厄介な問題だ。NHK「あさイチ」の出演でもおなじみの臨床心理士が、人の評価や愛情に依存せずに「身軽に生きる技術」を、具体的かつ明快に示す。

感想・レビュー・書評

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  • 苛ついたり不安になったりしているとき、いろいろなスキーマに縛られていることに気づきました。

    アサーションのスキルを身につけ、相手も自分にも気を遣いすぎないように気をつけていきます。

  • 認知行動療法に興味があり読んでみました。基礎的なスキーマが紹介されてましたが、自分に当てはまる物が多く、内省の役に立ちそうです。
    ネガティヴな思考は修正すべきと考えてましたが、そこにこだわらず俯瞰し人生の価値に焦点を当てる考え方はなるほどなと思いました。確かに弱点克服だけだと心はエネルギーを失いますし、自分の好きを大切にした方が豊かな気持ちになります。良い本でした。

  • 独りよがり注意報。使う頻度の低いもの、用途が被るものを捨てる、持っているものを目の届くところに。時間の使い方を記録、自分のためセルフケア含め緑、他人のため赤で仕分け。この時間の使い方で自分の健康、安全、お金、人付き合いは良好に保つことができるかで検討。体調が崩れなかった日を記録。大枠から考えて細部へ。価値観に合致しているか。したいこととできることの重なる部分を選ぶ。スキーマの書き換えは年単位。自分の、関係性の中の、相手の問題の切り分け。家族はセラピストになれないしなる必要もない。満足度予想表評価。人生浮き沈みグラフ。

  • 認知行動療法について、具体例を挙げながら理論的にわかりやすく説明してある本

  • 認知行動療法を自分で調べていたところ、他人の目を気にしすぎてしまう私にドンピシャなタイトルだったため手に取った本。とても読みやすく、すぐに行動にも移すことができそうな良書。(図書館で借りたが、購入して手元に置いておきたいかも)
    自分事として読み進めることができた。

    memo
    ・自動思考とそのその根的にある強い思い込み(スキーマ)
    ・人の期待だと思っているものは、自分が作り出しているスキーマが見せている幻かもしれない
    ・ネガティブな「〜かもしれない」が事実だとしたらどうゆうことになるのか、を自問する
    ・媒介信念(私は頼りになる人でなければならない/人から評価を得なければならない)と中核信念(私には価値がない)は裏っ返しの関係にある
    ・スキーマが事実かどうかを確かめるために行動実験をして揺さぶりをかけ、スキーマを書き換えていく
    ・スキーマから決別するための問い。「そのスキーマによって、自分は幸せだっただろうか?」「そのスキーマによって、これからの自分は幸せになるだろうか?」「そのスキーマに従う/従わないの選択の責任は誰にあるのだろうか?」

  • よくある通りいっぺんな内容だった。

  • 興味をもったらまとめて読むのが俺様のやりかたさ

  • 【おすすめポイント】臨床心理士の著者が,認知行動療法に基づき,生きづらさを解消するための方法をわかりやすく解説した1冊。物事のとらえ方や対処法を工夫が満載。「こうしなければならない」から自分を解き放つための,心のもやもやとうまく付きあうヒントが得られます。
    【請求記号】146:Na
    【配置場所】1階書庫
    【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28224610

  • 認知行動療法の観点からどうして人の期待に縛られるのかやどう対峙すればよいのかをわかりやすく説明してくれている。良書。
    全体的に理論だけでなく、事例もふくめながらなので認知行動療法を知らない人でも理解しやすいと感じる。

    何よりも出てくる事例や思考パターンが自分自身や身近な人々に当てはまりすぎて驚く。
    考え方を整理することでモヤモヤが少しスッキリしたり、自分らしく生きることへのハードルが下げられることが実感できた。
    一回読んで終わりではなく、時間をおいて何度も読み返したくなる一冊。


    人の期待に縛られやすい人
    ・心の奥底にネガティブなスキーマを持っている
    ・自分と相手との境界線が曖昧になっていたりすることが多い
    ・自尊感情が低下している

    <印象的だったフレーズ>
    マイナスを0にしたり、弱点を克服したりする努力だけでは心はエネルギーを失っていく。自分の『好き」を大切にすることこそ、結果的に幸せへの近道になる。

  • 色々なスキーマにあてはまっていた。
    自分の過去を振り返り自分と向き合う時間を増やし、よりよい人生を歩んで行きたい。

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著者プロフィール

九州大学大学院 人間環境学府 博士後期課程

「2019年 『公認心理師 実践ガイダンス 2.心理支援』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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