本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140910498
作品紹介・あらすじ
夕闇のなかで厳かに行なわれる伝統回帰の神前式から、新郎新婦の愛を高らかに謳うチャペルウェディングまで、現代の結婚式は、自分たちらしさを求めてさまざまなかたちをとる。現在につながる様式の結婚式は、文明開化の時代に試行錯誤のすえ創られた。やがて戦争の時代をへて、団塊の世代の支持による神前式隆盛の時代を迎えた。日本人が抱く希望と幸せの変化に応えるように、結婚式は家から飛び出し、神社や教会からもはなれていった。いま、私たちは、なにを願って結婚式を行なうのか。人生の一大事「結婚式」の意味を宗教社会学の立場か捉えなおす。
感想・レビュー・書評
-
P20 結婚しない者が負け犬だとすれば、結婚を選択した者は幸せにならなければならないのであり、ふたりが幸せであることを自分たちが確認し、周囲の人々に認知してもらわなければならない。結婚式はそのための装置であり綺麗なのである。
序章で2005年最新の結婚式の様子を述べ、一章で神前結婚式からチャペルウエディングへの変化を扱い、二章では古代から昭和までの婚姻のあり方、三章では宗教者が司る神前結婚式の誕生、四章は神前結婚式の隆盛、五章で綺麗文化の変化を扱う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示