パトロンたちのルネサンス フィレンツェ美術の舞台裏 (NHKブックス 1083)

  • 日本放送出版協会 (2007年4月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784140910832

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  • [ 内容 ]
    わたしたちはウフィツィやルーブルで名画を前に歓喜に包まれ、至上の美を創作した芸術家の心情に思いを寄せ、ロマンチックな想像の翼を広げる。
    しかし、それはあまりに近代的な鑑賞法に馴れ親しんだ結果ではないのか?たしかに、近代の作品は芸術家の詩情の発露として創作されるが、ルネサンス時代の芸術はパトロンが発注するものだった。
    最初に設置された場所、描かれた人々、報酬等をつぶさに見ることで、作品をパトロンの見識と審美眼、経済力の象徴として捉え直し、さらに当時の画家・彫刻家の社会的位置などを考慮することで、おなじみの作品が全く違って見えてくる。
    裏面からみる、新しい美術史の試み。

    [ 目次 ]
    序章 奇跡の都市、フィレンツェという舞台
    第1章 大聖堂の影のもと
    第2章 威信を競い合った同職組合
    第3章 金持ち商人たちの礼拝堂
    第4章 「祖国の父」コジモ・デ・メディチ
    第5章 メディチ家の「黄金時代」
    第6章 「黄金時代」のパトロン群像
    第7章 炎の共和国
    終章 フィレンツェ共和国の最期

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    [ 参考となる書評 ]

  • ルネサンス美術を金銭という新しい切り口で見つめなおす一冊。後期ルネサンスより初期ルネサンスについての記述の方が詳しいです。作品の値段のつけ方や賃金の払い方が分かって面白い。それにしても15世紀のフィレンツェの政治システム発達しすぎで驚いた。

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著者プロフィール

1955年鳥取県生まれ。1988〜91年フィレンツェ大学留学。1992年同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士課程単位取得退学。博士(文化史学)。現在、阪南大学国際コミュニケーション学部教授。
著書に『メディチ君主国と地中海』(晃洋書房)、『パトロンたちのルネサンス―フィレンツェ美術の舞台裏』(日本放送出版協会)、『メディチ宮廷のプロパガンダ美術―パラッツォ・ヴェッキオを読み解く』(ミネルヴァ書房)、『フルカラー メディチ家の至宝 驚異の工芸コレクション』(勉誠出版)、『図説 メディチ家の興亡』(河出書房新社)。共訳書に『マキァヴェッリ全集6』(筑摩書房)、『ミケランジェロと政治―メディチに抵抗した《市民=芸術家》』(刀水書房)、『ルネサンス都市フィレンツェ』(岩波書店)など。

「2023年 『メディチ家の別荘と庭園 世界遺産の歴史を旅する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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