最新・月の科学 残された謎を解く (NHKブックス 1115)

  • 日本放送出版協会 (2008年6月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784140911150

みんなの感想まとめ

月の科学についての深い探求が展開されており、民俗学的視点から最新の探査成果まで多岐にわたる内容が紹介されています。著者は、月の起源や進化に関する仮説を検証しながら、未解明の側面が多いことを強調していま...

感想・レビュー・書評

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  • 2008年刊。著者は総合研究大学院大学准教授。月の周回衛星「かぐや」がもたらす知見・情報は触れず(これらは膨大すぎて情報解析中)、そこまでの月に関する知見と今後の検討課題とをまとめたものである。正直、難しく、頭に入ってこなかった。「かぐや」打ち上げ時における課題は、ジャイアントインパクト説の是非を検証するため、いかなる情報が必要か、その調査方法、必要な測定機器という点まで進んでおり、地質学・物理学・元素分析の知識を要するからだ。「かぐや」情報は鋭意分析中で、真の意味の最新情報でないのは仕方がないけどね。

  • 非常に丁寧な説明で一般人にも理解しやすい.2009年の書であるが,その後の月探査について,記載されている予定よりも遅れているのは仕方ないものだろう.

    JAXAのかぐやの公式ページが紹介されていたので覗いてみたが,着々と当時のデータから論文が発表されており興味深い.

  • 記述水準はきわめて高い。一般向けだが、読了には相当の覚悟が必要。月について、キレイ、不思議などの感慨だけで本書を読み通すのは困難か。理学系の大学学部生などが一番のターゲットか。

    その上で、月の起源、進化の両面で、仮説の域を出ていない論が多く、まだまだ分からないことが多いことが興味深かった。

    ・大潮での生物の産卵の多発(P71)
    ・太陽系の材料物質は、集まった時に一時高温になって蒸発し、よく攪拌されたらしい。なぜなら太陽系の初期情報を保持していると考えられているある種の隕石組成が似通っているからだ。(コンドルール。P76)
    ・ジャイアントインパクト説はご都合主義(P84)
    ・マグマの大洋仮説(P103)
    ・かぐやのハイビジョンカメラの満地球の出と入りは年に2回しかチャンスがない(P181)

  • [ 内容 ]
    月はそうとう変わっている…。
    太陽系の中でも特異な衛星・月の起源・進化に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 日本人は月をどう見てきたか
    第2章 月に踏み出した人類
    第3章 月表層・地殻を科学する
    第4章 月の深部構造に迫る
    第5章 月に残された謎―「かぐや」以前
    第6章 「かぐや」が迫る月の起源と進化
    第7章 「かぐや」以後の月着陸探査と科学

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    [ 参考となる書評 ]

  • 図書館で借りてきましたが、面白いので買って手元に置いておきたいなと思いました。この本は月探査衛星「かぐや」が活躍していたころに出版された、月の科学のこれまでとこれからを詳しく紹介した本です。はっきりいってかなり詳しいです。字が多いのでちょっと退屈かもしれません(笑)

  • 5-10 Sep 2008 図書館
    月に関するからサイエンスまで,淡々と語ってある。濃密な内容の割に語り口はあっさりしていて読みやすい。買うかもしれないな。がくやのこれからにとても期待している。

  • 巻頭を見てかぐやの最新情報が満載かと期待してしまってましたが
    かぐやの最新情報が少ししか紹介されていないのは残念です。
    とはいえ、最新の月科学について解りやすく解説しています。

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著者プロフィール

渡部 潤一(わたなべ・じゅんいち) 1960年福島県生まれ。東京大学理学部天文学科卒。東京大学大学院、東京大学東京天文台を経て、自然科学研究機構国立天文台上席教授・副台長、総合研究大学院大学教授、国際天文学連合副会長。理学博士。国際天文学連合では、惑星定義委員として準惑星という新しいカテゴリーを誕生させ、冥王星をその座に据えた。著書に『面白いほど宇宙がわかる15の言の葉』(小学館101新書)、『第二の地球が見つかる日』(朝日新書)など。

「2021年 『古代文明と星空の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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