「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代 (NHKブックス 1160)
- 日本放送出版協会 (2010年7月30日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784140911600
みんなの感想まとめ
文化交流の新たな視点を提供する本書は、日本と韓国のポップ・カルチャーの相互作用を深く掘り下げています。著者は韓国人でありながら日本文化にも親しんできた境界人として、韓流ブームの背景や日本文化の受容につ...
感想・レビュー・書評
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文化論業界は玉石混淆の世界。目から鱗の名著もあれば、自文化を基準とした異文化批判及び過剰一般化、文明と文化の同一視等トンデモ系も多い。旅人の呟きならそれも見聞だが、肩書きが立派なだけにたちが悪い。さて、本書は間違いなく“玉”の方である。受け手の立場から見ると、韓国人である著者の語る韓流現象は些か身贔屓な感なきにしもあらずだが、『第Ⅱ部1章の韓国における日本文化』は境界人を自任する著者だからこそ書ける内容。日韓の現状は必ずしも著者の望むようにはなっていないが、歴史は行きつ戻りつ進むもの。明日に希望!要再読。
「韓流」と「日流」〜文化から読み解く日韓新時代 >>所謂「韓流」について書かれた本は何冊か読んだが、「日流」について日本語で書かれた本はそんなに多くない。読書メータの高評価を見て一時帰国時に購入積読。著者は日本と韓国間を行き来しながら育った韓国人。現職一橋大学院法学研究科准教授。 2012年09月23日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新聞で知った作者さん。この方の自伝みたいなのに興味があるので書いて欲しい。同じ歳くらいだけど「あなたは朝鮮人です」なんて転入生に向かって言わないと思う。都会では。ただの田舎への偏見ですけど。
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東2法経図・6F開架:361.5A/Ky71h//K
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『冬のソナタ』を頂点とする、日本における「韓流」ブームの流れと、韓国における日本のポップ・カルチャー受容史を概観するとともに、今後の日韓の文化的なレヴェルでの交流についての展望を語った本です。
意図されたものなのかわからないのですが、ポップ・カルチャーの表層的な動向を追いかけていくことに終始しているように感じました。ある程度歴史的な広がりはありますが、映画に関する叙述の一部を除いては、あまり立ち入った作品論は展開されていません。韓国の戦後史におけるポストコロニアル的な状況についての指摘はなされていますが、韓国と日本のポップ・カルチャーに関するカルチュラル・スタディーズのような内容を期待する向きには、少しもの足りなさを覚えるのではないでしょうか。
本書の刊行は2010年ですが、その後ブームとしての「韓流」は終息し、韓国ドラマもK-POPアイドルも一定のファンをもつ、ひとつのジャンルという位置に定着したようにも見えます。もちろんネットを中心にさまざまな摩擦はあるようですが、たとえば日本の芸能界でも吉本芸人と東京芸人の軋轢はあるでしょうし、日本のアイドルや声優のファンのあいだでおたがいに罵りあいが見られることを思えば、両国の文化交流もそうしたさまざまな摩擦をくり返しながらもつづけられていくのだろうと思います。 -
近年書かれた日韓文化論の中でも読みやすく、とりわけ優秀。日韓の政治問題や相互のすれ違いにしっかりと焦点を泡得ながらも、それぞれの歴史風俗の立場に立って議論を展開できる著者は凄い。韓国人類学を先行したいと考える人間にとっては最高の良書だった。
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韓流と日流の流れと現状が詳しくわかる。まとめには考えさせられる。
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(推薦者コメント)
韓流ブーム。韓国文化が今、日本へ押し寄せてきている。実はその一方で、韓国では「日流」が起きていたと著者は言う。日本と韓国がポップカルチャーの面から友好関係を築けるのではないかという期待を、韓国側から示す一冊である。
