快楽の哲学 より豊かに生きるために (NHKブックス 1166)
- 日本放送出版協会 (2010年10月29日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784140911662
みんなの感想まとめ
快楽の概念を深く探求する本書では、快楽と幸福の関係を多様な哲学者の視点から理解することができます。特にエピクロスの思想が中心に据えられ、心身の健康や心の平静が幸福に不可欠であることが強調されています。...
感想・レビュー・書評
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★まとめ
⚫︎身体の健康と心の平静
⚫︎学ぶことこそ最高の快楽
★感想/考察
・エピクロスを研究したく思い、手に取った。この本の展開はいろんな哲学者の主張も書かれていてそれも浅く理解することができて良かった。やはり「心身の健康」と「心の平静」、これが大切かと。この主張はショーペンハウアーの幸福論でも書かれていたかな。現代風に言えば、「足るを知る」だよね。だからと言って、布切れで生活しなさい、ホームレスになりなさい、物乞いをしなさい、というわけではない。その辺りがストア派との対立になったと思う。あと思うのは、エピクロスはミニマリスト的な生活を推奨しているのでは?と個人的に思った。現代は溢れんばかりの物と情報、ほんともうこれ以上は要らないよねと。そこにエピクロスの哲学を実践しようものならば、「足るを知る」わけであり、それって、ミニマリズムなんじゃないかなって。そして、ミニマリズムは自分にとっての最適解だと私は考えているので、そのための「学ぶことこそ最高の快楽である」に繋がると思うんだよね。
とりあえず、エピクロス哲学はシンプルでありながら、混沌とする現代において必須かなと。良かった、学べて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
快楽の哲学。
人はどんな時に大きな満足を得られるのか。
例えば講師をしていて、どうしたら受講者から高評価を得ることが出来るか?
「私は分かった」と思わせること。
何か一つでも理解して、自分なりに分からなかったことが、分かった。
こんなときが、人ならではの「知の快楽」という。 -
古代から現代にいたるまでの様々な哲学思想を取り上げ、それぞれの時代における「快楽」の定義を明確にした上で、現代における「快楽」とは何かを問う内容の本である。
著者は「快楽」とは、「精神の安定」である述べる。 -
人間に恐怖を抱かせる自然現象はいくつもある。多くの人は不可解な現象に出会うとそれを不可解なことと結びつけて考えようとする。
人間の生活にとって最も大切なのは、安信、安全である。
エピクロスは欲望を自然的なものと必要なものという視点から考える。
人間にとってもっとも価値あるものは快楽であり、それは身体の健康と心の平静として体験される。その際、より重要なものはなにものにも見出されない心の平静であり、これを紀郡にしてもろもろの欲望を判断し、行動しなければならない、と。
理性とは何かについて、様々哲学者が様々な定義を下しているが、それらに共通しているのは、人間の思考能力ないし認識能力を含み、感情や感覚とは区別されていることである。
理性的に行動するとは、理屈に合った行動をすること、大半の人がそれが当然と思うような行動をすることである。
幸福とは我々のすべての傾向性を満足さえることである(純粋理性批判)
人間は悩むようにできている。久能が人生の本質をなすとは、そういう意味である。幸福は消極的なものであり、苦悩こそが積極的なものであって、苦悩をなくそうとする人間の努力がいかにむなしいかをショーペンハウワーは強調する。幸福な人は笑みの耐えない人である。
朗らかさがやってきたときには、どんな場合でも門を開くがよい。
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木原武一の作品
