アメリカ大統領制の現在 権限の弱さをどう乗り越えるか (NHKブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140912416

感想・レビュー・書評

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  • 合衆国憲法が、「多数による専制」を排除しようとしていたというのは興味深い。
    その後民主主義的要素が多くなったが、現代のポピュリズムは、その帰結と言えるのかも知れない。

  • 第1章は大統領制の成り立ち、第2章は大統領の権限は制約されている、第3章は第2章について抽象的なことがらが多く、自分がいま知りたいこととは、ちょっと違う内容が多かった。

    ハネムーン期間、最初の100日間は今はない。

    大統領の権限は限られていて、議会の合意がないと、政策を推進することが難しい、ということが繰り返し書かれている。で、2大政党というけれど、90年代半ばから、基本的には民主党が与党だった時代が長い。大統領の首相化、というところは勉強になった。自身が属する政党と折り合いをつけねばならないと。


    大統領のジレンマ
    〜大統領制は、議会の行き過ぎを抑制する役割で制定されていて、今もそう。だけど、20世紀に入ってから期待される役割が大きくなってきた。でも、権限は変わらず、理念としても明文化されてへんこうされてないので、ここがジレンマ。

著者プロフィール

待鳥 聡史(京都大学法学部教授)

「2020年 『ポリティカル・サイエンス入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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