舞台の上のジャポニスム―演じられた幻想の<日本女性> (NHKブックス No.1247)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140912478

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  •  19世紀後半のパリにおける「日本」「日本人」の表象を含む舞台芸術(演劇やバレエ)の変容を通して、「ゲイシャ(芸者)」「ハラキリ(切腹)」に代表されるステロタイプな「日本」像が固定されるプロセスを追及している。著者は美術史家なので、舞台での視覚的表現の影響を重視しており、当時実際にどういう衣装で、どういう所作が為されたか、それらが聴衆にどのように受容されたか、劇場の上演記録や新聞の劇評記事を出来得る限り収集して、特に多くの挿絵やスケッチから舞台の再現を試みている。日本人側が西欧の聴衆に迎合することで、むしろ偏見を助長している側面を明らかにし、またナショナリズムの自己満足的に語られがちな美術界のジャポニズム像にも修正を迫っている。

  • 東京新聞:しとやかという偏見 『舞台の上のジャポニスム 演じられた幻想の<日本女性>』 西洋美術史家・馬渕明子さん :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/kakuhito/list/CK2017111202000193.html

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    世紀末パリ、オペラ座で演じられたNIPPONとは?
    なぜ日本人は好んで描かれたのか? なぜ芸者なのか? なぜサムライなのか?──いまだに続くステレオタイプな日本像の淵源を、世紀末パリで上演された演劇を素材に考察。日本文化の高い影響力という通説を問い直し、ジャポニスム像を一新する!
    10月21日(土)~2018年1月28日(日)「北斎とジャポニスム?HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」(国立西洋美術館)開催予定。著者が本展のキュレーターを務める。
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912472017.html

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著者プロフィール

国立西洋美術館館長

「2018年 『パリ装飾芸術美術館浮世絵版画展 1909~1914年 全図録集成 (復刻版) 図録6点・合本3巻+別冊解説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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