本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140912713
作品紹介・あらすじ
密林に栄えた古代都市。その繁栄を支えたエネルギーは何か。碑文、発掘成果から迫る
アンコール王朝は、9世紀にカンボジアの密林の中に生まれた26代続くクメール人による王朝であった。歴代の王は、バライと呼ばれる灌漑用環濠、王都、寺院の3点セットを建設。高さ65メートルの尖塔をもつアンコールワットはじめ巨大伽藍を建設。寺院は王朝の宗教が変わるたびにシヴァ神、ヴィシュヌ神、仏教の偶像が挿げ替えられ、大規模な偶像破壊もあった。著者の率いる調査団が地下に埋納された大量の仏像を発掘し、世界に衝撃をもって報じられた。その後も、アンコール王朝史を書き換えるような調査が続けられている。各地に残された碑文の解析や新発見史料の解説を加筆し、アンコール王朝の興亡史を通観する。
感想・レビュー・書評
-
碑文の解析や発掘調査等の最新研究成果も踏まえ、600年に及ぶアンコール王朝の歴史をたどる一冊。宗教との相互依存関係にある王権の在り様や、当時の社会・経済の復元内容、研究を取り巻く社会情勢など興味深い内容が多かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示