文明共存の道を求めて―地中海世界から現代をみる (NHK人間講座)

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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784141890928

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  •  グローバル社会といわれるが、交流と共同分担の秩序形成には血と汗の流出が存在したことをあらためて、実感させてくれる。

     舞台はアラブ、イスラム、ギリシャ、ビザンツ、ラテン・ヨーロッパの世界。ながら、そこにあった「異質な文化の人々が平和裡に共存繁栄した中世シチリア王国から、課題解決の方法を探る」と、表紙の紹介にある。

     国際社会で暦の統一、紀年法の統一が20世紀にはいってからの所産であることを取り上げ、グローバル化社会で共通理解や行動の統一が可能である背景と要因を示す。

     人類の文化に「できないことはないはず」と、主張しているように思える。
     

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著者プロフィール

高山 博(たかやま・ひろし)
作曲家/著述家 Composer / Writer
大阪出身。学生時代よりバンド活動を始め、関西ライブシーンで活躍。大阪芸術大学に進学し、クラシックの作曲及び、日本やアジア音楽を中心とした民俗音楽学、大型モジュラー・シンセサイザーを使った電子音楽の技法を、学外でジャズピアノおよびジャズ理論を学ぶ。
卒業後すぐに作編曲家として仕事を始め、NHK銀河テレビ小説『妻』、テレビ朝日『題名のない音楽会』(出演)、日本・インドネシア合同舞台作品『ボロブドゥールの嵐』、香川県芸術祭『南風の祭礼』、自らのバンドCharismaのアルバム『邂逅』(キングレコード)の他、『W.I.N.S』W.I.N.S.(ビクターエンタテインメント)、『Super-Nova』KoKoo(キングレコード)などに多数の楽曲を提供。
並行してDAWやシンセサイザーなどのテクニカルな解説、作曲や編曲理論、音楽や映画批評などを雑誌等に寄稿。著書も数多く、おもなものに『ビートルズの作曲法』、『ポピュラー音楽作曲のための旋律法』(いずれもリットーミュージック)がある。
近年は後進の指導にも注力し、個人レッスンのほか、東京藝術大学大学院映像研究科非常勤講師、東京工芸大学アニメーション専攻非常勤講師、美学校作曲講座講師をつとめる。

「2022年 『ビートルズ 創造の多面体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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