歴史は眠らない 2009年8ー9月 (NHK知る楽/火)

著者 :
制作 : 日本放送協会  日本放送出版協会 
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784141895251

感想・レビュー・書評

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  •  円満宇二郎『戦後日本 漢字事件簿』。NHK教育テレビの講座テキスト。

     戦後、学ぶべき漢字の字数に制限が加えられた。教育漢字、当用漢字。

     多くの漢字をマスターしないと、民主主義の能率があがらない。儒教や戦前のファッシズムから、解放されるためにも、それは文字のうえでも、体制変換をはからなくてはと、憲法改正と漢字制限をほぼ同時期に進めたところが、おもしろい。

     漢字制限は民主主義をすすめるために必要であったが、他方で《人間の主体性、同一性の障害になった》と、する。
     ご存知、人名漢字の制限である。「当用漢字になはいが、選んだ字のような子になって」と、願いをこめて命名した字が、役場でホロロに不受理となる。

     民主主義のために制限したら、こんどは個人の願いに制限をくわえるようになったと、する。

     訴訟に発展した人名と漢字。
     字は空気のようでありながら、壁もあるという話。
     一読あって、シカルベシ。

  • 捕鯨について考えさせられる本。
    捕鯨についての大枠がわかる。

    もう一つは、戦後の漢字について。
    戦後の漢字行政の大枠がわかる。

著者プロフィール

山梨県立富士山世界遺産センター所長
専門分野:生態人類学
主な著作:『魚と人の文明論』、『越境するコモンズ』(単著、臨川書店)、『サンゴ礁に生きる海人』(単著、穃樹書林)、『漁撈の民族誌』(単著、昭和堂)、『コモンズの地球史』(単著、岩波書店)、『海に生きる』(単著、東京大学出版会)、『クジラは誰のものか』(単著、筑摩書房)

「2018年 『交錯する世界 自然と文化の脱構築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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