歴史は眠らない 2011年2‐3月 (NHKテレビテキスト知楽遊学シリーズ)
- NHK出版 (2011年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784141895619
感想・レビュー・書評
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村井 章介著「海がつないだニッポン」
私がこの本を読んで関心を持ったことは「海は隔てるものではなく繋ぐもの」ということです。96ページの『 海はけっして真空地帯ではなく、国の内外をまたぐ海域には、内外を往来して利益や情報を得たり、そこ自体を生活の場としたりする人びとの姿が、いつの時代にもありました。』という文章がとても印象的でした。
この部分はぜひみなさんにも読んでいただきたいです。日本は海に囲まれた島国であり、外の国と繋がるには海は厄介なものと思われると考えていましたが、真空地帯ではなく(意味のないものではなく)という言葉から海があることで見えた当時の人びとの姿があり、とても重要な存在だったのだと感じました。
この本を読んでおもしろいと感じたところは、「海賊という言葉に犯罪者のイメージがつきまとう」ということです。確かに、「水軍」という言葉が近代的な海軍イメージを引きずる一方で、「海賊」と聞くと怖い、恐ろしいという印象があります。しかし決してそういう訳ではなく、彼らは大名の警固集として動員されたり、朝鮮との通行においても「海賊大将」と名乗って活躍していたと知り、とても驚きました。
この本は、今の私たちと同じく海に囲まれて生きてきた先人たちが生活する姿、地域を自治する姿などを映したものです。『 境界』に生きた先人たちの知恵を見ることができてとても面白いです。日本は地図上で見てみると他の国と比べてとても小さく、海に囲まれていて孤立した島国のように見えてしまいますが、海を渡って他国と繋がり歴史的にも経済的にも大きく成長してきました。
そして今では海外からもとても人気のある国であり、新型コロナウイルス流行前は外国人観光客も多くいました。この本を読んで、はやく新型コロナウイルスが終息し、元の姿に戻れる日が来て欲しいと感じました。(『知楽遊学シリーズ 歴史は眠らない 2011年2・3月』)(210121 220003)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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