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Amazon.co.jp ・雑誌 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784142230082
感想・レビュー・書評
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哲学‥というと難しい気がしましたが、アランの書いた数々のプロポ(コラムのようなもの)から読み解く幸福論、とても興味深いものでした。
「私たちが自分を愛する人たちのためになすことができる最善のことは、自分が幸福になることである、という点は十分に語られていない」
「悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による」
「優雅とは、誰も傷つけず、不安にすることのない、表現と動作の幸福である」
この3つが特に心に響きました。
また、幸福になることは義務であり、幸福になるためには、まず誓わなければならないというところが腑に落ちました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幸せは自分でなるもの。高邁な心と礼節は実践していこうと思った。デカルト、スピノザ、カントらに影響された上で、自分の思う「ここ!」ってとこに焦点をあてて、プロポという他とは違うアウトプットしたアランはおもしろい、自分もこんな風に自分なりのアウトプットを生きている間に残したい。こういう話を読むと哲学者はいかにも精神洗練された哲人賢人だと想像してしまうけど、哲学者も歯を食いしばって身も心も削ってギリギリで生きているんやろうなと思う。人間。
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幸福について刺さる言葉がたくさんあって心に響きました。これから「幸福論」オリジナルに挑戦します。
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大学図書館にて貸与
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・幸福とは徳の報酬ではなく、徳自身。不幸から徳が生まれ、その結果幸福になれるというのは誤り。
・人間にとって最大の敵は自分自身。不幸だと思うから不幸なのであって、その原因がわかれば対処は難しくない。その原因はしばしば単なる身体的なこと、例えば疲れていたり気が張っていたりということもある。逆も然りで、精神的な不調が体に現れることもある。
・他人の言動に潜む意味を考えたところでわからないのに、そうした不確定なことに想像力を巡らせ自らを不幸に追い込むのは滑稽。そうした想像は時に行動することで抑圧、つまり克服したり忘れることができる。その行動は人から命じられるものではなく、自分の意思を以って行う必要がある。またそれを楽しむこと、困難を乗り越え続けることが重要である。
・悲しみやいらだちは連鎖する。憐れみも悲しみを連鎖させる行動の1つ。だからといって無関心であれというわけではなく、自分自身が内面として幸福になり、かつ外面としても礼節つまり優雅・上機嫌であることで、生命の力を他人に与えることができる。幸福も伝播するものであり、自分が愛する人たちの幸福ためにできる最善のことは自分が幸福になること。その結果としての意図せざる報酬として、周囲からの愛情や世間からの褒賞が与えられる。
・人間は情念から離れられない以上、不機嫌でいることはたやすく、不幸にもなりやすい。ゆえに自らの意思で上機嫌になり、幸福を目指さなければならない。 -
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自己啓発のルーツを読んだ気がする。これを毎日読み続けると生き方にかなり影響するだろう。すべてが明るくなる。
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(2015.04.16読了)(2011.10.31購入)
本が店頭に並んだ頃購入したのですが、3年半ほど積読してしまいました。
「100分de名著」のテキストは、とりあえず全部読んでしまおうというので、せっせと読んできて、現在放映中のは別として、この本で最後です。(増刊号みたいのが1冊残ってますけど)
テキストだけでなく、取り上げられた名著のほうも、縮約版とかも含めて、できるだけ読んでみようとは思っているのですが、実現は難しいでしょうね。今まで取り上げられた名著は、41冊で、そのうち未読は、4冊です。「幸福論」「マネジメント」「戦争と平和」「ブッダ真理のことば」です。
アランの「幸福論」はまだ読んだことがありません。「幸福論」を読もうと思ったこともないので、幸福だったか、少なくても不幸ではなかったのだろうと思います。
このテキストを読んでみて、アランの「幸福論」は、難しい哲学書ではないらしいということがわかったので、いずれ読んでみようと思いました。
93編の軽い読み物(「プロポ」、断章)が収録されていて、それぞれ独立した内容なので、興味のあるところから拾い読みしてもいいとのことです。
アランというのは、ペンネームで、本名はエミール・シャルチエです。フランス人で、1868年生まれ、1951年に83歳で没しています。高等師範学校を出て、高校の哲学教師をしながら、新聞にアランのペンネームで、寄稿を続けていました。
「幸福論」の初版は、1925年(57歳)で60編の断章が収録されています。
高校の教え子の一人が、シモーヌ・ヴェイユです。
【目次】
【はじめに】いつもポケットに『幸福論』
第1回 人は誰でも幸福になれる
第2回 人生の主役になれ
第3回 ダンスのように人とつきあう
第4回 幸福になることは義務である
●原因を(21頁)
「困難も不幸も本当の原因さえ分かれば、多くの場合、対処法はさほど難しいことではない」
幸福になるための第一歩は、不幸や不満の原因を探ることにあるのです。(23頁)
●想像力(35頁)
想像力によって恐怖の量が変わってくる。あれこれ想像することで、不安や恐怖が増していく。
●楽観主義(42頁)
悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による。
●自由な労働(43頁)
自由に働くのはもっとも楽しいが、奴隷のように働くのはもっともつらい。労働者自身が自分の持っている知識と経験に基づいて調整する仕事を、私は自由な労働と呼ぶ。
●パスカル(58頁)
「生の活動はすべて死から目をそらすためのものだ」
●礼節(62頁)
「情念の伝染を阻止しつつ、喜びを伝染させる所作」こそが礼節なのです。
(2015年4月23日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
思想と市民をつなぐ架け橋として、日常生活に立脚して幸福への指針を導き出した二十世紀フランスの哲学者、アラン。彼は「哲学は、生についての省察である」という立場から、幸福は誰かに与えられるものではなく、自らの意志と行動によってつくりだすものであると説いた。美しい言葉で織りなされる即興の思惟は、同時に力強い誓いを要求する。つい不幸に陥りがちな私たちの在りようと、自他にとっての幸福の本質とは何かを探る。 -
白水社の「幸福論」と一緒に借りてみた。読み進めていくと「理屈より行動」「上機嫌でいること」、いまの自分に必要な本なんだなって実感しました。翻訳を読むのが楽しみです。
そして名著シリーズも気になっています。 -
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「悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による」
知り合いから生き方系の本をどばっと借りたので、必死に読んでいるんですが、これは、有名なアランの幸福論のダイジェスト版みたいな本で、NHKの番組が元ネタみたいです、同じシリーズで他にも何冊がでています。
ドラッカーのまとめ本を読んでからというもの、こういったまとめ本は、著者がそのような考え方に至った背景が分からないので、あまり読まなかったのですが、効率的だとは思います。
で、アランの幸福論ですが、冒頭に自身で宣言しているように、家族の悲劇や、震災など本当の不幸に見舞われた人に対して語られた言葉ではなく、自分は不幸だと思っている人、いわばライトな不幸を持っている人に対して書かれた幸福論になっています。これほど豊かにも関わらず自殺者が3万人もいる日本には、まさにドンピシャな幸福論ですね。
行動すれば幸福になれるという内容なので、神秘思想的な話は一切でてきません。あくまで現実という枠組みの中で対処できるという内容になっています。
興味深かったのは、幸福に生きるためには想像力の暴走を抑えろという部分でした。これまでの文明が掲げてきたであろう「理性的」「考える力」の優位という思想に対する疑義という視点は、20世紀以降の人文学で登場し始めたように思います。
まぁ、脳みそが発達しすぎたんでもうちょっと退化しようよ、と言っているように聞こえるのですが、これは社会幸福から個人幸福へのシフトチェンジなんだと思います。大文字の崩壊というのをここにも感じました。
自分の幸福を目的として行動する事が、自分の幸福を実現する方法なのか。例えば、幸福というものがその行動の中に包含されているのであれば、幸福という目的は馬の前に吊るされた人参になってしまわないのか。もし人参なのであれば、「私の」幸福へ永遠にたどり着く事はできないのではないか。そんな疑問を持ったときに、それでも幸福の為に行動する事ができるのでしょうか。脳みそが発達しすぎた私たちは、そんな疑問に気づかないフリができるのでしょうか。
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もぉ先月のはじめには読み終わっていたなぁ(苦笑)
今頃のブログアップ・・・
「100分de名著」NHKのEテレの番組
ご覧になったことがある方も多いのでは?
たまたま本屋さんで「フランクル」のテキストを発見!
フランクルの「夜と霧」はカウンセラーであれば必読の本だと言われていて
私も実際に読みました
壮絶な内容が淡々と書かれてあって、1回目読んだ時は「・・・」だった
でもこのテキストを読みながら、番組を見ながら、もう1回読んだら
最初の時よりも「!」ってなる個所が増えた
「夜と霧」に関して言えば、とてもこのテキストはうまくまとめられていて
理解度が深まりました!
それで、次に気になったのが「アラン」の「幸福論」(笑)
会社のA嬢が読んでいると言っていた幸福論が気になって私は幸福論は買わずに
Eテレのテキスト買っちゃいました(笑)
これまた分かりやすかったなぁ~
難易度が高いと思っていた幸福論も読んでみたくなった!
なかなか良いですよ、100分de名著テキスト! -
目から鱗の言葉の数々、他の合田さんの著作も読んで見たくなりました。
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まだ「幸福論」は読んでいないが、アランの体系的位置づけ、時代的背景などの解説がとてもわかりやすい。
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解説本としてはとてもわかりやすくて、ところどころ写真も入っていて読みやすかったけど、最後の方難しかった〜。でもこれを踏み台にして、いざ幸福論を買いに行きます(^○^)
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この解説は私には少し難しかったような気が。
『幸福論』の本編を読んでいないからかしら・・・。
本編も読んでみよう。 -
とてもわかりやすい!アランの『幸福論』がコンパクトにまとめられている一冊です。
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うちにはTVがないので放送を観ることはできませんでしたが、テキストだけでもじゅうぶん楽しめました。文体やデザインは、分かりやすく、また多くの人の関心をひくよう趣向をこらしてあり、とても読みやすいスッキリとした本でした。読むだけでしたら100分もかかりませんし(笑)、アランの作品にふれる前に、入門として読むにはぴったりなように思います。
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本屋でたまたま手にしたムック。
心の洗濯という感じで気持ちよく、くり返し読んでしまいます。
幸福論自体は読んだ事ないんですが…。 -
■書名
書名:アラン『幸福論』 2011年11月 (100分 de 名著)
著者:合田 正人
■概要
NHK教育テレビで放送している番組のテキスト版。
福沢諭吉の"学問のすゝめ"を4つのテーマに分けて、紹介しています。
1.人は誰でも幸福になれる。
2.人生の主役になれ
3.ダンスのように人と付き合う
4.幸福になることは義務である
■感想
有名なアランの「幸福論」を開設した一冊です。
個人的には「解説本を読むなら本物を読めばいい」と思いますが、
このシリーズは好きなので読んでいます。
私は、幸福論を読んだことは無いので、内容はよく知りませんが、
題名から察するに幸福について、色々と記載した本なのだろうと
思っていました。
この解説本を読んで、私の認識は当たらずとも遠からずかな?と
思いました。
哲学書というのは結局、言葉遊びだな~と再認識させられますね。
面白いんですけど、根本は、恐らくほぼ日本のことわざにある言葉
な気がします。
ことわざって実は、物凄い的を得た言葉達なんですよね。
話がずれましたが、入門としてわかりやすい本なのではないかと
思いました。
■気になった点
・不幸になったり、不満に思ったりするのはたやすい。
ただじっと座っていればいいのだ。
人が自分を楽しませてくれるのを待っている王子のように。
・恐怖や不満を感じたら原因を探せ。
・人が情念から解放されるのは、思考ではなく体の運動によってである。
・他人の言葉の裏に潜む意味を考えた所で、真相は本人にしかわからない。
・悲観主義は感情で、楽観主義は意思の力による。
・幸福になりたいのなら努力しなければならない。
・真の音楽家とは、音楽を楽しむものであり、真の政治家とは政治
を楽しむものである。
・他人を憐れむことは、その人の悲しみを降り注ぐこと。つまりは、
悲しみの連鎖である。
・★幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。
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