ブッダ『真理のことば』 (2012年3月) (100分 de 名著)

  • NHK出版 (2012年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784142230129

感想・レビュー・書評

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  • これはNHKのテレビテキストだから、
    本というより小冊子みたいな感じだけど、
    仏教の基本が、今までのどの本よりすんなり
    理解できてとてもわかりやすかった。
    著者の佐々木閑さんが、学者さんだからかな。
    初めて知ったのが、日本の仏教は2500年前にブッダが
    始めた教えとは、かなり別物になっているという事。
    一方で今まで読んでたスマナサーラ老師はスリランカの
    上座仏教だから、かなり源流に近いんだと思う。

    ほんとうの「釈迦の仏教」は、
    人智を超えた神様などは存在しない、
    誰かに救いを求めるのではなく、
    自分の道は自分でひらけという厳しい教え。
    それは宗教というより「自己鍛錬システム」。
    前から漠然と感じていたことが、ズバリ明文化されてて
    嬉しくなった!

    一切皆苦、諸行無常、諸法無我
    仏教は心の病院。
    病院の目的は勢力拡大じゃないから、
    無理な布教活動はしない。
    そこが他の宗教と違うとこなんだね。
    輪廻思想もなんとなくわかった気がする。

    人は頭髪が白くなることで長老になるのではない。
    ただ歳をとっただけの人は「虚しい老人」と呼ばれる。

    虚しい老人と言われないように勉強しなければ!

  • 莉乗蕗縺ッ縲∝?譚・縺ッ縺ィ縺」縺ヲ繧ゅせ繝医う繝?け縺ェ螳玲蕗縲ゅ%縺薙∪縺ァ閾ェ蛻?r繧ウ繝ウ繝医Ο繝シ繝ォ縺励↑縺?→謨代o繧後↑縺??縺ァ縺ゅl縺ー縲∵ーク驕?縺ォ謨代o繧後↑縺?ー励′縺吶k縲

  • 人生、本当にだめになったら最後はブッダの教えに頼ろうと思った。

  • 【一切皆苦】
    【諸行無常】
    【諸法無我】
    【涅槃寂静】

    日本の仏教と釈迦の仏教の違いがよくわかった。
    しかし、釈迦の仏教をすごいと思う反面、仏教が人類が滅びへ向かう宗教ではないかとも感じてしまった。

    全ての人が悟りを開いたら。つまりは、煩悩から解放されてしまったら人類の繁栄はないのではないか。という疑問が生まれた。

  • 釈迦の仏教は人知を超えた何かにすがるのではなく、自分を律して精進していく、更に、全ては因果の関係にあるという、明確な論理で成立しているのが潔い。でも、普通の人だと何かにすがりたいと思ってしまいがちなので、実践しようと思うとかなりの覚悟がいるのでしょうね。

  • 仏教と言えば、日本の仏教(大乗)、及び上座部(小乗)仏教がイメージされるが、これらと一線を画し、「釈迦の仏教」として、「ダンマパダ(法句経)=真理のことば」をわかりやすく紹介。
    それによれば、通常の宗教とは、人知を超越したものを信じ、それをよりどころとするのだが、「釈迦の仏教」は神秘的な力を信じず、生きていく苦悩をあくまでも自分の問題ととらえ、自己改良の中に解決策を求めるというもので、仏教のイメージが覆される。
    科学と宗教の関係もなるほどと思わせるものがある。

  • ブッダの仏教について。
    科学的だという部分なども含め、自分の仏教観と合っててしっくりきた。
    ただ、原発のくだりはいらないと思う。

  • 仏教をめぐる真反対のとらえ方《赤松正雄の読書録ブログ》

     ブッダ(いわゆる釈迦)の『真理のことば 感興のことば』(中村元訳)を読んで見た。今なぜブッダかといえば、花園大教授の佐々木閑氏のNHK総合TVの“100分de名著”アンコール放送(「ブッダ 真理のことば」)を見たことと、そのテレビテキストを読んだことの影響だ。これまで日蓮仏法の立場から釈迦仏教(インドの仏教)を、あるいは仏教系各宗派(日本の仏教)を判じてきた身としては、このテレビテキスト及び原本には新鮮な印象を持った。同氏は仏教を日本人の人生のよりどころとし、具体的な提言をすることを課題にして、積極的に発信しておられる。先日も、「少欲知足」こそ企業活動のカギとされる文章を新聞紙上でみたばかりだ。もっとも日蓮仏法からすると違和感も禁じえない。

     例えば、仏教は心の病院だとしているくだり。「仏教も、苦しみを感じていない人まで無理矢理信者に引っ張り込もうとはしません。病院の目的は、患者を増やして勢力を拡大することではなく、困ってやってきた人をしっかり受け入れ、その病気を治療することにあります」として、「将来、天国にいくために必死で布教する」キリスト教との違いを明らかにしている。このように布教のあり方を仏教とキリスト教との差異としてあげているのだが、仏教の中でも日蓮仏法では、明確に外に向かって布教することの重要性を説いている。ここの認識は当然おありのはず。触れられないのには理解に苦しむ。

     私の仏教理解では、日蓮仏法こそ釈迦の仏教の正統を継いでおり、布教による受難こそ、その本懐だと確信する。このあたり、内村鑑三氏の『代表的日本人』における日蓮理解に共感を覚えることは先月(3月21日付け)の読書録ブログで述べた通りだ。

     さらに釈迦の仏教と大乗仏教の優劣の判断は無用としているくだりにも首をかしげる。「宗教の目的が『人の一生を支える杖』であるなら、どの杖を使うかは、人それぞれの状況が決めること。他人の杖にあれこれ口をはさむのは、いらぬおせっかいです」と、両者を比較せず、自分にあえば何でもいいといわれる。釈迦の仏教の本質がどこにあるのかをみないで、それぞれの状況にまかせるのでいいのか。専門家の見解を聞きたいものだ。

  • NHKって結構良いと思う。

  •  インド・中国と伝来し多様化した仏教のなか、原始経典を「釈迦の仏教」(7p)と位置づけ、その本質を考え、「真理のことば」を読むことは「非情に意味のあること」とする。

     4話で構成する講座。「一切皆苦」、「諸行無常」、「諸法無我」、「涅槃寂静」を解説。折々示す、比喩引例が意味深。

     「刹那」の解説に映画のフィルム映写。光を透過させるヒトコマを刹那。これから、映る予定のコマは未来、すでに映写されたコマが過去。
     「無明」を「この世で起こっているものごとを正しくとらえる力がない」(42p)、「諸行無常」を理解していないことだと説明(54p)。

     「釈迦の仏教」と科学は、「超越存在を認めず、世界を原因と結果の機械論的果則でとらえようとする視点で共通」とする。
     仏教はその因果則を精神内部の向上に利用、科学は外界の法則を探究するのに使うという違いはあるが」と(46p)。

     「100分で名著」のNHK番組テキスト。たまたま放送では、苦に二種ある旨の説明があったかと、思う。自分でつくる苦、関係なくせまりくる生老病死で「感ずる苦」。話は一過性のウロオボエながら。(日本放送出版協会 2012年)
     

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著者プロフィール

1956年福井県生まれ。花園大学文学部仏教学科教授。京都大学工学部工業化学科および文学部哲学科仏教学専攻卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。カリフォルニア大学バークレー校留学をへて現職。専門は仏教哲学、古代インド仏教学、仏教史。著書に『宗教の本性』(NHK出版新書、2021)、『「NHK100分de名著」ブックス ブッダ 真理のことば』(NHK出版、2012)、『科学するブッダ』(角川ソフィア文庫、2013)ほか多数。訳書に鈴木大拙著『大乗仏教概論』(岩波文庫、2016)などがある。

「2021年 『エッセンシャル仏教 教理・歴史・多様化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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