100分de名著 for ティーンズ 読書が「わたし」を作る 星の王子様 ソロモンの指環 走れメロス 百人一首 (2018年8月) (NHKテキスト)

  • NHK出版 (2018年7月27日発売)
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本 ・雑誌 (116ページ) / ISBN・EAN: 9784142230891

感想・レビュー・書評

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  • 番組の「ソロモンの指環」のところが面白かったので買った本。「ソロモンの指環」のところが1番面白かった。

  • 「for ティーンズ」ヤマザキマリ・瀬名秀明・若松英輔・木ノ下裕一著、NHK出版、2018.08.01
    135p ¥566 C9490 (2018.08.31読了)(2018.07.26購入)
    「100分de名著」、8月は、中学生・高校生向けの夏休み読書案内です。
    海外文学、科学読み物、日本文学、日本の古典、とバランス良く選ばれていると思います。
    「星の王子さま」に関しては、2012年12月に一度取り上げられて、重複しているのが、残念です。それだけいい本であるということではあるのでしょうけど。
    個人的には、4冊とも既読なので、復習になりました。

    【目次】
    第1回 サン=テグジュペリ『星の王子さま』  ヤマザキマリ
        自分の足場をつくる
    第2回 ローレンツ『ソロモンの指環』  瀬名秀明
        科学の本は面白い!
    第3回 太宰治「走れメロス」  若松英輔
        「主人公」は誰か
    第4回 「百人一首」  木ノ下裕一
        古典と友だちになる

    ●目に見えない(25頁)
    「かんじんなことは、目に見えない」
    想像の力を借りなければ、物事の本質は分からない。
    ●想像力(32頁)
    疑うことは、別の角度からものを見ることであり、想像する力そのものと言っていいでしょう。反対に、やみくもに信用するということは、想像力を閉ざすことなのです。
    ●不条理(32頁)
    生きることは不条理です。疑いや分からないことをたくさん抱えながら、それでも自問自答を繰り返し、答えを探しながら生きていかなくてはいけません。
    ●ソロモン(35頁)
    (ソロモン)王は魔法の指輪をつけると、あらゆる動物の言葉がわかり、動物たちと話ができた
    ●精神(85頁)
    身体疲労すれば、精神も共にやられる
    ●百人一首(109頁)
    百人一首というのは、藤原定家が、『万葉集』の時代から奈良、平安、鎌倉時代初期までの五百年以上の間に活躍した百人の歌人の和歌のなかから一人一首ずつ選んで編纂した選歌集です。

    ☆関連図書(既読)
    「サン=テグジュペリ『星の王子さま』」水本弘文著、NHK出版、2012.12.01
    「星の王子さま」サン=テグジュペリ著・内藤濯訳、岩波少年文庫、1953.03.15
    「星の王子さま」サンテグジュペリ著・池澤夏樹訳、集英社文庫、2005.08.31
    「ソロモンの指環」ローレンツ著・日高敏隆訳、早川書房、1970年
    「走れメロス」太宰治著、新潮文庫、1967.07.10
    「田辺聖子の小倉百人一首(上)」田辺聖子著・岡田嘉夫絵、角川文庫、1992.12.25
    「田辺聖子の小倉百人一首(下)」田辺聖子著・岡田嘉夫絵、角川文庫、1992.12.25
    「私の百人一首」白洲正子著、新潮文庫、2005.01.01
    「パラサイト・イヴ」瀬名秀明著、角川書店、1995.04.30
    「内村鑑三『代表的日本人』」若松英輔著、NHK出版、2016.01.01
    「石牟礼道子『苦海浄土』」若松英輔著、NHK出版、2016.09.01
    「神谷美恵子『生きがいについて』」若松英輔著、NHK出版、2018.05.01
    (2018年9月2日・記)
    内容紹介(amazon)
    若い世代にこそ読んでほしい4つの名作
    人気漫画家・ヤマザキマリが『星の王子さま』を、SF作家・瀬名秀明が『ソロモンの指環』を、気鋭の批評家・若松英輔が『走れメロス』を、若き舞台演出家・木ノ下裕一が『百人一首』を、独自の視点から読み解きわかりやすく解説。読書感想文や自由研究に悩む中高生に向け、本を読むことの愉しさ・大切さを伝える。

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著者プロフィール

訳:ヤマザキマリ
1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。

「2023年 『だれのせい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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