マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著)
- NHK出版 (2019年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784142230976
作品紹介・あらすじ
欧米の著名な政治家たちが座右の書にあげるという『自省録』は、第16代ローマ皇帝が自身の思索や内省の言葉を綴った古典中の古典。「困難に直面したとき、人はどう生きるべきか」という普遍的な示唆がそこにあります。2千年の間よみ継がれてきた豊饒かつ難解な名著を、アドラー研究で知られる岸見氏が解説します。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
随所に心に沁み入る言葉がちりばめられている。
-
NHK
-
面白いです。ストア派の考え方が解説とともに学べるだけでなく、昔の人の内面が生き生きと表れているという点でも価値ある本だと思います。
-
ローマ帝国時代においても、現代と同じ悩みを持ち、日本の禅に通じる(今を生きる)という考え方に共感しました。
-
「困難に直面したとき、人はどう生きるべきか」という普遍的な示唆がそこにあります。2千年の間よみ継がれてきた豊饒かつ難解な名著を、アドラー研究で知られる岸見氏が解説します。(e-honより)
-
たまたま、漫画「ミステリと言う勿れ」の登場人物たちの中で『自省録』の抜粋がいくつか登場してきたことがきっかけで興味を持ったところ、たまたま当月の100分de名著のテキストが書店で目に飛び込んできました。
ついでに、NHKのオンデマンドにも加入しました。(テレビを所有していない)
原作(?)はエッセーよりも短いセンテンス集のようですが、いきなり読むのもハードルがあるので、こうして解説文も踏まえてピックアップしてくれるのはとてもいいです。
こんなに昔の時代の皇帝でも、小市民的な悩みを抱えていたんだと親近感も増します。
番組だと伊集院光さんの解釈も相俟って一緒に考えたりすることができるので、せっかくならNHKオンデマンドで番組を見ることをお勧めします。 -
100分de名著を100冊読んだ人の記事がバズってて興味をもったので自分も読んでみる。
まずは自分も何回も繰り返した読んだことのある「自省録」。
既読のため新鮮さはないけど、この人はこう解釈するのか~という理解の確認的な使い方ができるのはおもしろい。理解も深まる。 -
マルクス・アウレリウスの「自省録」入門の立ち位置の本。
「自省録」自体があくまでマルクス・アウレリウスが自分のために書いたメモなので、脈絡がない記述や同じような内容が複数回出てきたりするので、ひとまず触りの本を読むことで全体を捉えようとして読んでみました。
ちょくちょくアドラーに関する記述が出てくるのが気になりますが、それでも読みやすかったです。