宮本常一『忘れられた日本人』 6月 (100分 de 名著)

  • NHK出版 (2024年5月27日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (116ページ) / ISBN・EAN: 9784142231645

作品紹介・あらすじ

名もなき人々の営みに、真の歴史があった

柳田国男、折口信夫と並ぶ民俗学の巨人・宮本常一。彼は、各地の歴史や文化、産業などの民俗学的調査を進めるなかで、自らの足で日本列島をすみずみまで歩き、人々から膨大な話を聞いた。それを通して触れた人々の生活意識や文化の奥深さ・多彩さを、既存の民俗学の方法を超えて、紀行、座談、聞き書き、随筆など様々な手法を用いて浮かび上がらせたのが『忘れられた日本人』だ。
伝統的な歴史叙述には描かれてこなかった無名の人々=「庶民」が育んできた“小さな歴史”をひもとくことで、いまなお私たちのうちに息づく文化の基層をたどる。同時に、そこに存在したユニークな「公共性」「民主主義」から、現代社会に通じるヒントを読みとく。

感想・レビュー・書評

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  • 「宮本常一『忘れられた日本人』」畑中章宏著、NHK出版、2024.06.01
    109p ¥700 C9439 (2024.08.05読了)(2024.05.28購入)

    【目次】
    はじめに 名も無き人々の「小さな歴史」から日本を見る
    第1回 もう一つの民俗学
    第2回 伝統社会に秘められた知恵
    第3回 無名の人が語りだす
    第4回 「世間師」の思想
    もう一冊の名著 高取正男『民俗のこころ』


    ☆関連書籍(既読)
    「忘れられた日本人」宮本常一著、岩波文庫、1984.05.16
    「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む」宮本常一著、平凡社ライブラリー、2002.12.09
    「宮本常一が見た日本」佐野真一著、NHK人間講座、2000.01.01
    「遠野物語」柳田国男著、角川文庫、1955.10.05
    「柳田国男「遠野物語」」石井正己著、NHK出版、2014.06.01
    「折口信夫『古代研究』」上野誠著、NHK出版、2022.10.01
    「新装版苦海浄土」石牟礼道子著、講談社文庫、2004.07.15
    「石牟礼道子『苦海浄土』」若松英輔著、NHK出版、2016.09.01
    (アマゾンより)
    名もなき人々の営みに、真の歴史があった
    柳田国男、折口信夫と並ぶ民俗学の巨人・宮本常一。彼は、各地の歴史や文化、産業などの民俗学的調査を進めるなかで、自らの足で日本列島をすみずみまで歩き、人々から膨大な話を聞いた。それを通して触れた人々の生活意識や文化の奥深さ・多彩さを、既存の民俗学の方法を超えて、紀行、座談、聞き書き、随筆など様々な手法を用いて浮かび上がらせたのが『忘れられた日本人』だ。
    伝統的な歴史叙述には描かれてこなかった無名の人々=「庶民」が育んできた“小さな歴史”をひもとくことで、いまなお私たちのうちに息づく文化の基層をたどる。同時に、そこに存在したユニークな「公共性」「民主主義」から、現代社会に通じるヒントを読みとく。

  • 100分de名著に合わせて
    先月読了してたけど
    登録忘れてた!

    「忘れられた日本人」
    またじっくり読み直したくなる本!

  • 柳田国男が民俗学では有名ですが、それとまた違ったアプローチで、宮本常一は民俗学をきわめ、そして「経世済民」を目指した方です。「世間」と「社会」といった言葉で日本社会を言い表すこともありますが、その「世間」も一様ではなく、複雑で地域性があることなども、興味深かったです。

  • とっても分かりやすい

  • 宮本常一「忘れられた日本人」を読み解く、「今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民がつくる」を著述された畑中章宏さんの解説本。

    文字を持つ武士や貴族から書き残された歴史の裏側に、はるかに多くの文字を持たない無文字社会の庶民の歴史が横たわっている。

    無文字社会の庶民の歴史に関心を寄せた柳田国男は、民俗学の祖として、各地に伝承されている民話などから、より抽象的な人々の潜在的な心を掘り下げていく活動を展開する。一方で、宮本常一は、民具などのものや実際に各地の人の話をそのままリアルに描き出すより具体的な活動を展開する。

  • 一般向け宗教解説等民俗学エリアで何かと遭遇して読むことかあった著者、畑中章宏。エライお世話になりました。
    この本は100分de名著のNHKテキスト。テレビ番組(録画)を観つつ一緒に読みました。初めて知った宮本常一の面白さに目覚めました。
    彼の写真もほとんど大阪空襲て焼失したそうで、惜しくてならない。別冊太陽には写真が多く楽しかったし、「土佐源氏」のところで紹介された井出幸男「宮本常一と土佐源氏の真実」2016も手にして読むきっかけを与えてくれました。

  • 民俗学は柳田國男だけではないことを実感した。
    本文も読んでみたい

  • 著者の「今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民がつくる」よりお勧め。

  • 番組も含めて、読了。久しぶりに入りやすい名著でした。無名の人々の小さな歴史、失敗と停滞の歴史が、いますを創り上げてきた。その人達の様子が迫力のある言葉で書かれています

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著者プロフィール

一九六二年、大阪生まれ。民俗学者。災害伝承、民間信仰から流行現象まで、幅広い領域に取り組む。著書に『天災と日本人』『廃仏毀釈』(以上、ちくま新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『五輪と万博』『医療民俗学序説』(ともに春秋社)、『宮本常一』(講談社現代新書)、『新・大阪学』(SB新書)、『小泉八雲 「見えない日本」を見た人』(光文社新書)、『『忘れられた日本人』をひらく』(若林恵との共著。黒鳥社)など多数。最新刊は『オルタナティブ民俗学』(島村恭則との共著。誠光社)。

「2026年 『老いに追われて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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