こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ (NHK趣味どきっ!)

  • NHK出版
4.10
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本棚登録 : 82
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784142288168

作品紹介・あらすじ

いい本と出会いたい! もっと読書を楽しみたい!
人生を豊かにする‟本との付き合い方、楽しみ方”を見つけたい!

子どものときにはじめて手にした本、今の仕事のきっかけになった本、思い出すたびに涙がこぼれる本、勇気がわいてきた本、あきれるほど大笑いした本、やさしい気持ちになれた本……。あらためて本棚を眺めれば、本がいろいろな形で、自分が自分であるための“力”となってくれたことがわかります。そんな素敵な本ともっともっと出会うためのヒントを、本を愛する著名人から学びます。彼らが、どのように本と出会い、心の糧としてきたのか、具体的な本とのエピソードから、本との付き合い方、楽しみ方をひも解いていきます。あわせて、全国300店以上の本屋さんを巡った和氣正幸さんの案内で、「棚が語りかけてくる本屋さん」「大型書店攻略法」など、8つのテーマで個性派本屋さんを紹介。
さらに、テキスト独自企画として「読書が楽しくなる本グッズ」などを加え、自分にフィットする「本&本屋さん」と出会うためのノウハウやヒントを伝えます。
※2020年10-11月のアンコール放送です。放送時のテキストがそのままご利用いただけます。

◎本を愛する著名人(8名)
平松洋子さん(作家)/穗村弘さん(歌人)/渡辺満里奈さん(タレント)/祖父江慎さん(ブックデザイナー)/橋本麻里さん(ライター・エディター)/矢部太郎さん(芸人・漫画家)/飛田和緒さん(料理家)/坂本美雨さん(ミュージシャン)

◎BOOK SHOP LOVER・和氣正幸さんの本屋案内
●大型書店をとことん満喫  ジュンク堂書店池袋本店(池袋)
テーマ:「大型書店攻略法」目的の本を手に入れる。未知との遭遇もある!
●個性派本屋さんに行こう  本屋B&B(下北沢) 
テーマ:「新しい街の本屋さん」
●古本屋さんで宝探し  古本よみた屋(吉祥寺)
テーマ:古本という宝探し モノとして、味わい深い本、美しい本と出会う
●食べて読んでおいしい読書  コクテイル書房(高円寺)
テーマ:美味しい読書 本から新たな世界(料理)を広げる本との付き合い方
●本を求めて旅に出る  箱根本箱(神奈川県 箱根)
テーマ:旅の中で本と出会う 本を目指して旅をする
●オトナも楽しめる絵本専門店  MAIN TENT(メインテント)(吉祥寺)
テーマ:絵本という豊かな世界、子供はもちろん、大人もぜひ出会ってほしい
●テーマのある本屋さんを楽しむ  Cat’s Meow Books(キャッツミャウブックス)(三軒茶屋)
テーマ:猫と戯れ、猫の本と出会う 猫好きための本屋 こんな専門書店もある!
●読書会で本と深くつきあう  SNOW SHOVELING(スノウショベリング)(駒沢公園)
テーマ:本ともっと深く付き合いたい 読書会などイベントのある店
※番外編 BOOK SHOP TRAVELER(下北沢)

感想・レビュー・書評

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  • 気になる人の本棚を拝見できると聞いて取り寄せた。本棚には、その人の精神世界が写し込まれていると思う。よって特に平松洋子さんの本棚を見たかった。

    残念ながら、写真家の方に思い入れがないのか、殆どの本の書影が鮮明ではない。ものすごい量の本に囲まれて過ごしているというのはよくわかった。私はもっと本は少なくて、もっぱら料理ばかり作ったり食べたりしているのかと思いきや「今は、1日のほとんどが読む時間と書く時間」とのこと。雑然とした本の並べ方に親近感を持つ。「小学校に上がる前、夕飯の買い物に行くときにはいつも片方の手をお母さんと手をつなぎ、もう一方の手に読みかけの絵本を持っていた」そう。同じ倉敷市出身。あの西阿知の町にそんな少女がいたのか。薄い綺麗な缶を付箋紙入れ、手作りのペーパーウエイトを使ってるそう。同じもんじゃないけど真似してみよう。

    もう一人ビックリしたのは、岩波「図書」で美術史の連載をしていた橋本麻里さんの本棚。なんと夫と合わせて五万冊収蔵の、もはや図書館と言っていい「家」を建てている。全部読む必要はない、背表紙を見るだけで意味がある、という主張(←同意する)のもと、まさしく本に囲まれて過ごしている。そんな芸当のできない庶民の我々には、行きつけの大型書店や図書館を決めて「棚の景色」を覚えて、「知識のマップをつくり、世界への入り口にする」ことをお勧めしてくれています。やってみよ。

    渡辺麻里奈さんの本棚が最もうちの本棚に近かったかな。その他の本棚は、矢部太郎、祖父江慎、穂村弘、飛田和緒、坂本美雨でした。その他、テーマのある本屋さんの楽しみ方、読者会の楽しみ方などが特集されています。

    • kuma0504さん
      よみこさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!

      矢部さん、芸人だし漫画家だし、そんなに本を読んでないと思いきや、凄い読書家なんで...
      よみこさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!

      矢部さん、芸人だし漫画家だし、そんなに本を読んでないと思いきや、凄い読書家なんでビックリしました。

      おゝ岡山なんですか!
      嬉しいです。
      そうだよね。みんな日本中から集まってきてるんだよね。
      県ぐらい(私の場合、市まで)言っても、全然特定されることないと思います。カミングアウトした方が、もっと自由に書ける気がするんだけどなあ。

      それでは!
      2021/08/31
    • よみこさん
      こんばんわ♪
      お返事ありがとうございました。

      お兄様のこと、ご愁傷様でした。
      何度かコメントをしようと思ったのですが、勇気がなく。。

      k...
      こんばんわ♪
      お返事ありがとうございました。

      お兄様のこと、ご愁傷様でした。
      何度かコメントをしようと思ったのですが、勇気がなく。。

      kuma0504さんのレビューを読んでいると時々岡山が出てくるので、親近感がわきました。
      方言とかもあったし!

      県くらいいいかな?てわたしも思います。

      それでは!笑
      2021/08/31
    • kuma0504さん
      よみこさん、おはようございます!

      これからも気楽にコメントください。

      私、知らないうちに人を攻撃するようなことも書くようで、その時にはご...
      よみこさん、おはようございます!

      これからも気楽にコメントください。

      私、知らないうちに人を攻撃するようなことも書くようで、その時にはご指摘ください。

      それでは!
      2021/09/01
  • 穂村宏さんの言葉に、とても共感しました。

    『自分以外にも、現実に対して同じように考えている人がいる。
    深く考えて表現してくれる人がいる。
    この世が最悪な場所じゃない、と思わせてくれる。

    それが本という存在。』

    尾道の紙片(しへん)という本屋さんに行ってみたくなった。

  • 本は、本棚は、本屋はおもしろい。人の本棚や推しの本、本屋の棚、本の話は見てるだけでも聴いてるだけでもおもしろい。それぞれこだわりがあり心が出るから、そして生き方や人生が見えるからからかもしれない。だから大型書店よりもセレクトされた本屋が好きだったりする。趣味どき、このテーマで定期的にやってほしいな。

  • 最初の放送の時は、見逃していた。
    6月の放送になって初めて知った。

    国宝ライターの橋本麻里さんの逗子の新居、全室書斎、二人のための私設図書館。

    Amazonのレビュアーも書いていたけど、リアル本屋に行きたくなる。

    早速市役所通りにある商店街にあるキッチリした街の書店で購入しましたよ。

    ここ数年、本を買うのは、Amazonかヨドバシ・コム、
    が多い。

    図書館は利用するけど、人新世の資本論の著者が100分de名著で解説したように、図書館の質は落ちている。
    と言うか、図書館司書の質の低下は否めない。
    正直行く気が失せつつある。

    やっぱりリアル書店に行って、いっぱい本を買ってた頃に戻るべきだろう。私自身がね。

    そんな気持ちに激しく導いてくれるのが本書だ。

  • 最新の番組を気に入り、こちらを探し始める。
    なかなか本屋にはなく、ブックオフで見つけた。
    穂村弘氏、祖父江慎氏がどうしても読みたかったので見つけられて本当に良かった。

  • 1年前に買って、とりあえずパラパラめくって、そのままになっていたもの。ふと目に入って、読み始めると面白く、そのまま通読。ブックガイドとして見ると、それほどでもなんだけど、中盤の読書グッズ紹介とか、後半の書店との色んな付き合い方とか、特に興味深かった。

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著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平松洋子の作品

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