NHK出版 学びのきほん 日本語つまずきやすい日本語 (教養・文化シリーズ)

  • NHK出版 (2019年3月25日発売)
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  • 本 ・雑誌 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784144072420

作品紹介・あらすじ

誰もが経験する「会話の行き違い」。なぜそうなるのか? 日本でいちばん言葉を偏愛し、観察を続ける辞書編纂者が、豊富な実例をもとに原因と対処法を考える。歴史や語源など、言葉の根っこを学びながら「言葉との付き合い方」を身に付ける、知的で実践的な日本語入門!

感想・レビュー・書評

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  • 言葉は伝わらない。
    そのことを念頭におきながら、手を変え品を変えつまずきポイントを減らしていかないといけないのだが、それでも100%齟齬なく伝わることはない。

    この感想文も、読んでくださった全員が同じ捉え方とはならないんだろうなあ。

  • 言葉を間違えて使うこともあれば、時代の流れで意味が変わることがある。ひとつひとつの言葉を使う時、気をつけないなぁと思った。言葉に興味がある人に。

  • 昔、相手の言っている事がなかなか理解できなかったり、自分の伝えたい事が伝わらない事がよくあったので、自分なりに工夫してきて、今は特に問題は感じていないけれど、

    今度は、人の話し方、伝え方が気になりはじめ、なぜそんなわかりにくい説明をわざわざするのか、モヤモヤしていたので、本書を読みました。

    確かに、正しいかどうかなど神経質になった事もあったので、細かいことに神経質になるのはやめて、表現や解釈に人それぞれ揺らぎがある事を理解したので、寛容になっていいとの事でホッとしました。相手が何を伝えたいかこちらが歩み寄るようにしたいと思います。
    あと、やっぱり本を読むという事はいいんですね!

  • 日本語学入門書。
    ことばは伝わらない。だからつまずきを避ける必要がある。ことばは時間、場所、場合によって変わる
    他人の言葉に寛容になる、多義的な言葉は避ける

  • ・ことばは変化する、ことばは生きている
    ・ことばは伝わらないもの
    ・いろいろな人とのコミュニケーションが大事
    ・幅広い読書が大事
    ・遅読でOK 一語一語噛み締めながら
    ・ひとりひとり言語認識は異なる。間違ってると否定せずに認め合うこころを持つ。

  • いろいろと反省しました。飯間さんを見習いたい。

  • タイトルが間違えやすい日本語でないことがミソ
    言葉は変化するものであり、だからこそ機能し、だからこそ扱いが難しいと。

  • 言葉の定義を詰めていくよりも、他者の言葉の使い方にある程度寛容になる方がいいと書いてあって気楽になった

  • 伝わりやすさに注力されている易しい文章は、その言葉選びからとても丁寧で、読者への親切心が窺える。ゆっくりでいいから一つひとつ理解したいと思いながら読んだ。おおよそ100ページというページ数の中で、ことばを用いてコミュニケーションを図る際に発生する"つまずき"をゆっくりと解きほぐしていってくれる。

  • 表現が平易でとても読みやすい。
    違いを認めることってやっぱり大事だなあー。

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著者プロフィール

香川県生まれ。国語辞典編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。新聞・雑誌・書籍・インターネット・街の中など、あらゆる所から現代語の用例を採集する日々を送る。著書に『辞書を編む』(光文社)、『辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『辞書には載らなかった不採用語辞典』(PHPエディターズ・グループ)、『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』(PHP研究所)、「日本語をつかまえろ!」シリーズ(金井真紀・絵 毎日新聞出版)など。

「2023年 『けいごって しってる?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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