NHK出版 学びのきほん みんなの密教 (教養・文化シリーズ)

  • NHK出版 (2025年1月27日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784144073168

作品紹介・あらすじ

近寄りがたいイメージが、一気にくつがえる!

仏教の中で理解するのが最も難しいといわれる「密教」。その思想と教えの中から「三密修行」「大日如来」「両部の大経」「即身成仏」など、これだけは知ってほしい基礎知識のみを、仏教の歴史を追いながら丁寧に解説。世界中の参拝客を魅了してやまない「お遍路」のお寺の僧侶が、なぜいま密教なのかを「現場の実感」から伝える、誰もが分かる入門書。

感想・レビュー・書評

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  • とっても解りやすい密教入門書

  • 入門としてよかったと思う。
    ここから、色々読んでみたい。

  • 密教についてめちゃくちゃわかりやすく解説されていて、数時間でサクッと読めて密教初心者にはありがたい内容だった
    これまで自分が「仏教」として捉えていたものは大乗仏教で、密教について知っていくとこんなにも違うのか!という気持ちと、でも私の知ってる仏教だ!という気持ちの両方が出てきて面白い
    全部を肯定するし、誰でもすぐに覚れるとするし、負のエネルギーさえ意味あるものに活用するし、カオスなのに安心感があるような感じで面白かった
    密教ということを意識してお寺とかを見てみるとまた違った面白さがありそう

  • 面白かった
    自分を持ちながら他と融合受け入れていくことは難しいけど今の私に足りてないことかと思った

  • 職場で借りた。密教は造形が魅力的で惹かれる。内容は分かりやすく書かれてあるが、理解に時間がかかる深い内容。イラストがすっきりとして良い。

  • 2025年2月25日購入。
    2025年5月20日読了。

  • 「これまでの仏教」を知らなすぎて、対比的に説明されてる密教の説明が理解しにくかった。

  • 著者が、密教とは、空海の教えとは、というものを一般の読者にどうすれば分かりやすく説明できるか、を腐心して書いてくれたんだなということがとても感じられる内容だった。
    最後の"終わりに"を読んで納得。だから全体的に温かい印象なのか、と。
    今後も何度か読み直したい。

  • 空海は天才なんだなあとおもった

  • そうか、密教って空海なんだ、っていうレベルなので、初学者として打ってつけの一冊だった。これを読んだ後、マンガ”阿吽”を読み返すと、もっと興味深く味わえそう。あと、積読状態にある”空海の風景”も、そろそろ読まないとだな。

  • 著者は真言宗の僧侶であり、その立場から密教がやさしく解説される。本書のコンセプトから「易しい」解説を意図しているであろうが、それ以上に「優しい」書き方という印象が残った。タイトルにも含まれる『みんなの』というキーワードも要所要所で強調されており、それゆえの優しさなのかもしれない。僧侶としての現場感覚のようなものも随所に感じられて、これはこれで素晴らしいと思った。その一方で学問的解釈は控えめであるが、それは巻末のブックガイドを参照してほしいということだろう。
    密教とは何か、そのインドでの起源、日本に伝わった歴史的経緯、その中心人物である空海、それらについても簡潔な説明があるので、初学者でも問題なく読めると思う。著者は密教を『ブッダの教えから脈々と続く仏教の王道をベースに、伝統的な「行」を通じて、この命や世界のことを感じ、気づいて、安楽を味わう教え』、『身体と心のバランスを保ちながら、現実的な行動をうながすもの』とする。扱われるテーマは『身体性、混沌(カオス)を生きる、元からあるものを使う、自然の中にある多元性、性との付き合い、五感を生かす』と幅広い。空海の思想については『即身成仏』に絞って解説されている。そこで示されるのは、『この世界のあらゆる存在』は『仏』であり、『自分の小さな命とともに、あらゆる存在が共通して持っている「仏」がある』という世界観だ。
    ここで私がやはり分からないのは、そもそも「仏」とは何か、ということである。仏教者ならきっと「それは知的な理解ではなく、修行で体得するものだ」と言うのだろう。考えてみると、私は言葉だけで「空の青」や「舞い散る雪」の美しさを説明できるだろうか?できない。できるように思えたとしても、それは読み手が私と同じ感受性をもっていることを期待して、それを喚起させる試みに過ぎない。そう考えると、「仏」とは私が見たことのない景色のようなものなのだろう。
    『おわりに』に書かれていた次のエピソードが、本書の性格を象徴しているように思う。
    『令和五年の先生の亡くなる一〇日ほど前、病床から携帯電話にご連絡をいただき、いろいろな話をしました。本書についても「私は学者ではないので、自信がありません」と弱音を吐くと、ひとこと「その本は、あなたにしか書けないだろう」と声をかけてくださいました。「どのような生を受けたものであっても、そのものにしかない輝く特色を持ち、存在の意義が必ずある」。先生が、僧侶以外の人々にも説き続けた密教の神髄を最後に授かった思いでした。それは私だけでなく、この本の読者の皆さん、一人ひとりにも感じていただきたいことです。』

  • 「私の師匠はこう言っていました」という記載が多く、あまり説得力は無い論の進め方であった。

    が、密教の雰囲気は充分に感じられる一冊であった。

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著者プロフィール

1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する。同年、『ほぼ日刊イトイ新聞』において、「坊さん。――57番札所24歳住職7転8起の日々。」の連載を開始し2008年まで231回の文章を寄稿。2010年、『ボクは坊さん。』(ミシマ社)を出版。2015年10月映画化。他の著書に『坊さん、父になる。』(ミシマ社)、『空海さんに聞いてみよう。』(徳間文庫カレッジ)がある。

「2020年 『坊さん、ぼーっとする。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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