NHKカルチャーアワー 歴史再発見ヨーロッパ中世の修道院文化

  • 日本放送出版協会 (2006年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (249ページ) / ISBN・EAN: 9784149105949

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  • 『薔薇の名前』の世界◆理想の上司◆祈り◆働く◆衣食足りて◆学問◆写本の作成◆住まい◆入門と成長◆修道士の序列◆来客◆パトロンたち◆菩提をとむらう◆修道院の怪談◆悪魔祓い◆聖なる修道士◆遺骨を求めて◆不思議な物語◆シトー修道院の改革◆隠者たち◆改革の最先端◆テンプル騎士団◆フランチェスコ登場◆説教と学問に向かう修道士◆修道士と宗教改革

    著者:杉崎泰一郎(1959-、東京、西洋史学者)

  • 先週の日曜日、大型スーパーの書籍部で立ち読み。面白いと思って、購入。

     西洋の中世は教会との理解が不可欠。とりわけ、修道院を通じて「正統と異端」の交錯のうえに、キリスト教の伝播や改革が跡づけられ、ルネサンス・宗教改革を通じて近代の市民化・都市化の時代を生み出す過程が紹介されている。

     修道院は砂漠で密かに修行する隠修士に起源を発し、戒律の制定と遵守のうえに共同生活を通じ、知的労働と肉体労働の修行生活を深める場として発展したらしい。筆者の意図をそう読んだ。

     この本を読み、1000年ころにキリスト教に終末観、仏教に末法思想。ほぼ同じ時期に世界の東と西でそれぞれの思想が、ほぼ時代を同じくして発生した点や、それまでの筆写にかわり印刷術による情報普及が宗教改革の思想伝達に大きな役割を果たした点。4世紀から15世紀、緩やかに、しかし近代化への急激な移行、その仕組みについて修道院という秘められた世界を通じて読み取ることができる。

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