こころをよむ 江戸から考える日本人の心 (2011年10月~12月) (NHKシリーズ NHKラジオテキスト)
- NHK出版 (2011年9月23日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (194ページ) / ISBN・EAN: 9784149107691
感想・レビュー・書評
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あらためて、江戸時代。「身分制の制約」「鎖国」「飢饉・災害・一揆」に、「平和な時代」「文明化」だけではなく、実は「現代へとつらなる江戸時代の心」があるのだとする(004ー005p)。
戦国大名3人をホトトギスにたとえた「なかぬなら」は、『甲子夜話」に所載のもの(009p)。薩摩国、松前・対馬・長崎に外国とのルートがあったとするのは、雨森芳洲(1668ー1755年)著『隣交始末物語』に記載があるということ(032p)。
室町期の宝徳2年(1450年)から享保5年(1720年)の間に、95万ヘクタールの耕地面積は300万ヘクタールに拡大した(059P)。いわゆる「大開発の時代」。
なぜ大岡越前は江戸の人気をさらった、か。その虚像と実像。実像の面で「大岡裁き」のなかで実際に対象となる件数は歴史家の見るところ一件(092P)。では、なぜ人気があった、か。「評定所一座に居つづけた人物は、大岡一人」、「町奉行の就任期間の長さ」「(江戸の)本格的な都市政策に取り組んだ」(093p)。「勘定所と競合・対立しつつ」(096p)も、地方の「農政官僚としての活躍」(094p)にあると、する。
むすぶに、江戸期をつうじて発展してきた日本人の合理的、発展的な精神は、「私たちに理解可能な、私たちの心と連続したものとしてとらえることができる」(189p)と、まとめる。
江戸時代265年に「徳川の平和」が、言われるようになった。なぜ、平和を維持できたか。また、その政権に破たんの時が、きたのか。
譜代大名や旗本などが担ってきた「幕府官僚」による国家運営を、朝廷官僚や藩官僚を加えた「新政府官僚」が担う「権力構造の変化」(189p)と、説明する。
実に、シンプルに仕分けされている。
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