NHK宗教の時間 新約聖書のイエス 福音書を読む(上) (NHKシリーズ)
- NHK出版 (2019年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (164ページ) / ISBN・EAN: 9784149110042
作品紹介・あらすじ
「史的イエス研究」の第一人者が、古代ユダヤ教徒のひとりであったイエスに迫る。「神話でも、伝記でもない」今日的視点から、福音書について解説し、原始キリスト教を照射する。
感想・レビュー・書評
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実在した歴史上の人物であるイエスがどのような存在であるか、どのようなプロセスを経て「キリスト」「神の子」と信じられるに至ったのか、要点をスケッチする
2019年4月から1年間にわたり毎月第2日曜日の朝、30分枠で放送されているラジオ第2放送「NHK宗教の時間」のテキスト、ムック版の前編
著者は立教大学教授、聖書学者(「史的イエス研究」の第一人者)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NHKのラジオ講座の一冊であり、プロテスタント牧師である著書に従い現代聖書研究の一端に触れることができる。共観福音書の原資料と想定される”Q文書”からの引用があったり、この本からだけでは十分な理解を得ることは難しかったが、著者が導く先は興味深い知的世界が広がっている。特に、イエスのたとえ話を解読する回が面白かった。
福音書をギリシャ人やユダヤ教側の資料又、当時の地中海世界の文化と突き合わし検討していくなかで、イエスの教えが他の宗教者や哲学者とどのように異なるのか、つまり聖書の独自性が浮かび上がらせている。
教理的な聖書の絶対視とはまた違う観点から聖書の教えを学ぶのは、著者も「はじめに」で述べるように、私のような非キリスト者にとっても「新鮮な驚き」(p5)があった。また、下巻の「おわりに」ではそれぞれの回のつながりが著者自身によってまとめてあり、著者が提示するキリスト教の成立がよくわかった。
著者プロフィール
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