こころをよむ 危機の時代の歌ごころ (NHKシリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784149110608

作品紹介・あらすじ

災厄と向き合うなかで詠まれた短歌に、人びとの生きる意志を読み解く

戦争、自然災害、公害、社会に潜む差別の問題……時代時代に現れる社会のさまざまな危機に対して、日本人はそれに向き合う心を詩歌に託し、切り抜けようとしてきた。また、現在に至るまで、困難な社会状況を生き抜くための〈武器〉として、詩歌の表現は模索され続けている。
明治時代・与謝野晶子の反戦詩から出発し、太平洋戦争の惨禍、戦後社会の発展に潜む影、震災や新型コロナのパンデミックなど現在進行形の問題まで、社会が直面してきた多様な危機のなかで、いかに詩歌が紡がれてきたのか。とりわけ短歌に着目し、作品そのものの読み解きを軸に、社会のなかで「言葉」を用いてさまざまな理不尽さと闘った歌人たちの軌跡をたどる。

第一回 「君死にたまふことなかれ」を読む (1) ―反戦詩が攻撃された社会―
第二回 「君死にたまふことなかれ」を読む (2) ―時代に翻弄される詩歌―
第三回 戦争と短歌 1戦地の記録として ―日露戦争・日中戦争―
第四回 戦争と短歌 2祈りのかたち ―沖縄戦・原爆―
第五回 戦争と短歌 3戦中・戦後の女性たち
第六回 災害と短歌 1関東大震災を罹災した歌人たち
第七回 災害と短歌 2短歌の叙事性と震災詠 ―日本海中部地震・阪神淡路大震災―
第八回 災害と短歌 3記録性の自覚・新たな局面 ―東日本大震災―
第九回 社会のなかで社会と闘う 1 高度成長と公害 ―石牟礼道子の心の軌跡―
第十回 社会のなかで社会と闘う 2 差別と偏見 ―社会の病弊として―
第十一回社会のなかで社会と闘う 3 パンデミックの脅威
第十二回社会のなかで社会と闘う 4 行動する短歌 ―原発・沖縄基地問題に抗う―
第十三回社会のなかで社会と闘う 5 現代人の意識に根ざす病

著者プロフィール

1952年生まれ。歌人。92年、夫の三枝昻之と歌誌『りとむ』を創刊、現在編集人を務める。79年、「午後の章」50首にて角川短歌賞を受賞。主な歌集に『世紀末の桃』(現代短歌女流賞/雁書館)、『さくらのゆゑ』(砂子屋書房)などが、著書に『わがふところにさくら来てちる―山川登美子と「明星」―』(五柳書院)、『24 のキーワードで読む与謝野晶子』(本阿弥書店)、『歌がたみ』(平凡社)、『短歌のための文語文法入門』(角川学芸出版)、『歌ことば100』(本阿弥書店)などがある。2015年より宮中歌会始選者。

「2022年 『こころをよむ 危機の時代の歌ごころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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