3か月でマスターする 世界史 4月号 (NHKシリーズ)

  • NHK出版 (2024年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784149110974

作品紹介・あらすじ

教科書で習った歴史を捉え直す! ユーラシア大陸からひも解く世界史

4月にスタートする「3か月でマスターする」シリーズのコンセプトは、“憧れのテーマやスキルを3か月で学ぶ!”。第1弾(4~6月)のテーマは、「世界史」。4月号は「オリエント」を主題とし、古代文明、シルクロード、イスラーム世界の誕生と拡大などについて解説する。
「西洋中心主義とは?」「キリスト教の発祥はヨーロッパ?」「文明誕生の条件は、大河だけではない?」など、私たちが学校教育のなかで身につけた歴史認識に一石を投じる世界史講座。

第1回 古代文明のはじまり カギは“遊牧” 
第2回 ローマもオリエント? 
第3回 世界宗教 誕生の条件 
第4回 イスラム拡大の秘密

感想・レビュー・書評

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  • NHKのテキストだが、放送はまったく観ていない。
    ただ、パラパラめくって見ていたら、面白い視点での解説が多く見られたので買ってみた。民族大移動は地球的規模の寒冷化が原因。それは理解していたが、改めて地球規模で横の歴史を俯瞰してみた。ゲルマンだけでなく北方民族の大移動もあり、それが中国での五胡十六国になる。全体に放送を見るべきで、この本は簡単な内容になっているが、一つでも知らないことがあればそれで良。

  • 「3カ月でマスターする世界史4月号」岡本隆司・井上文則・守川知子著、NHK出版、2024.04.01
    79p ¥1,320 C9422 (2024.05.13読了)(2024.04.27購入)(2024.04.15/2刷)

    【目次】
    はじめに
    世界史に新しい視点を
    東西交渉史を見直すことの意味
    文明のはじまりとは?
    第1回 古代文明のはじまり カギは“遊牧”
    第2回 ローマもオリエント?
    第3回 世界宗教 誕生の条件
    第4回 イスラム拡大の秘密

    ☆関連図書(既読)
    「文明の生態史観」梅棹忠夫著、中公文庫、1974.09.10
    ☆シルクロード
    第1巻「長安から河西回廊へ」陳舜臣・NHK取材班著、日本放送出版協会、1980.04.10
    第2巻「敦煌」井上靖・NHK取材班著、日本放送出版協会、1980.06.01
    第3巻「幻の楼蘭・黒水城」井上靖・NHK取材班著、日本放送出版協会、1980.08.20
    第4巻「流砂の道」井上靖・NHK取材班著、日本放送出版協会、1980.10.10
    第5巻「天山南路の旅」陳舜臣・NHK取材班著、日本放送出版協会、1981.01.10
    第6巻「民族の十字路」司馬遼太郎・NHK取材班著、日本放送出版協会、1981.03.10
    第7巻「パミールを越えて」陳舜臣・NHK取材班著、日本放送出版協会、1983.03.31
    第8巻「コーランの世界」陳舜臣・NHK取材班著、日本放送出版協会、1983.09.01
    第9巻「大草原をゆく」井上靖・NHK取材班著、日本放送出版協会、1983.12.20
    第10巻「アジア最深部」井上靖・NHK取材班著、日本放送出版協会、1984.04.10
    第11巻「騎馬・隊商の道」江上波夫・NHK取材班著、日本放送出版協会、1984.08.01
    第12巻「すべての道はローマに通ず」井上靖・NHK取材班著、日本放送出版協会、1984.10.10
    (アマゾンより)
    教科書で習った歴史を捉え直す! ユーラシア大陸からひも解く世界史 4月にスタートする「3か月でマスターする」シリーズのコンセプトは、“大人の学び直し”。第1弾(4~6月)のテーマは、「世界史」。4月号は「西アジア」を主題とし、古代文明、シルクロード、イスラーム世界の誕生と拡大などについて解説する。 「西洋中心主義とは?」「キリスト教の発祥はヨーロッパ?」「文明誕生の条件は、大河だけではない?」など、私たちが学校教育のなかで身につけた歴史認識に一石を投じる世界史講座。

  • NHK番組「3か月でマスターする世界史」のムック本。全12話の番組が、4回×3冊になっています。

    薄くて、図が多くて、4話ずつに分かれてるので、かなり読みやすいです。
    加えて、「ユーラシアを中心とした世界史」という視点も新鮮で、楽しく読めました。遊牧民と農耕民の交易の歴史や、地理的な条件と移動などなど。

    これまでは、「世界史ってやつは、大航海時代で地図が広がって面倒になった」というイメージでしたが…
    それ以前のモンゴル帝国、もっと前の遊牧民の大移動、古代のシルクロードと、ずっと東西は結びついてたんだなあと、改めて知ることができました。

    大航海時代〜帝国主義の面倒くささは、それ以前の中国やモンゴルやインドの国家観や政治体制とは異なるものがいろいろ作られたから、という点とか。

    日本も、実はそうしたユーラシアの帝国とはかけ離れたところにいて、だから欧米的なシステムをしがらみなく受け入れることができたとか。

    教科書と違う観点から歴史をみると、より一層、教科書で習った歴史も理解できる気がします。
    なんというか、ムック本読んでるうちにあれこれ思い出してきて、(高校の世界史の先生が、授業中に暗記用の替え歌歌ってくれたこととか、どうでもいいことまで思い出してしまいました…)
    内容以上のことを学んだ気になりました。お得!

  • 概要を知るにはプラス

  •  2024年の4月から6月にNHKでやっていた「3か月でマスターする世界史」という番組のテキスト4月号(このブクログで雑誌を登録するのは初めてかもしれないけど、ちゃんと全部読んでちゃんと番組も見たので)。「3か月でマスターする」シリーズの最初。著者は東洋史が専門で、これまでの学校の「世界史」とは違った切り口、つまり東洋の視点から世界史を見る、そして究極的には遊牧民が農耕民と合わせてオリエントを作り、ヨーロッパを作った、という見方ができるということを紹介している。4月号は、文明のおこりから、ローマの話、宗教がおこって伝播する話、そしてイスラム教の話、という4つがテーマ。写真が多く地図やイラストも大きい。
     ずっと録画してハードディスクに保存されていたが、このお盆休み、天気も悪いし家にいようということで、やっと番組を見てテキストを読むということに着手した。
     第1回の番組中にも言っていたが、「四大文明」って言って川の名前と一緒に覚える、ということで世界史の勉強はスタートした気がするが、農耕民と遊牧民が融合するところに文明が生まれる、という考えは面白かった。確かに川があるだけで文明が発展するんだったら他の地域でも良さそうなものなのに、という感じもしてたから、もっと違った条件があることが分かり、納得。番組では紹介されなかったが、テキストには梅貞忠夫の『文明の世界史観』という本のユーラシア大陸の分割図が書いてあって、これが分かりやすい。おれは勉強したことないから分からないけど、こうやって分割して特徴を捉えるというのは地理とかもそういう感じで勉強するのだろうか。あとはこれもテキストだけで紹介されている「文字の排列法」も面白い。でもなんでフェニキア文字は右からなのに、急にギリシア文字で左からになるんだろう。でもほんとおれ覚えられない人なので、例によってアレクサンドロスとかアケメネス朝とかポエニ戦争あたりから、だんだん整理できなくなってくる感じがあるんだけど。そのあと、西ローマ帝国が滅亡する理由は、「地味で貧しく」(p.40)、そもそもこの地域は森林しかない、農耕にも適さない地面もベトベトの地域で、東ローマに比べれば物資も入ってこないし、衰退しやすい、ということが発見だった。あとはゲルマン民族の大移動のような民族移動は中国にも起こっていた(p.41)、とか知らなかった。次に宗教の話で、番組では結構ゾロアスター教が結構取り上げられていたことが印象的だったが、このテキストではそんなに取り上げられていない。宗教のところの結論も、「『世界三大宗教』(略)は、すべてオリエントなどアジア圏で誕生しています」(p.53)ということがポイント。p.49の「宗教の展開パターン」が面白い。「宗教は、既存の社会を改革するものとして誕生し、さまざまな地域で展開されると、政治権力と結びつくことがあります。(略)いくつかの派閥に分かれるようにもなります。」(p.49)ということも納得した。つまり、発祥→移動・展開(布教)→政治権力とのつながり→教義の深化分裂→定着(土着化・地域化)→既存社会の改革運動(=発祥)の繰り返し、という部分は分かりやすい。あと番組で言っていてこのテキストには書いてないけど、「アルメニアは世界で最も早くキリスト教を国教化した」らしい。なぜアルメニア??あと、逆に番組では触れられていなくてテキストに書いてあるのは、「アフリカ大陸のエチオピアは世界で最初にキリスト教を正式に採用した地域の1つ」(p.57)だそうで、これもなぜエチオピアとか知れたら面白いかもしれない。あとはイスラム教の話。イスラム教も勉強したことあるつもりだったのに、「ムハンマドは、メッカのキャラバンに対し、生活を維持するための略奪行為を行い、略奪品をムスリムたちに分け与えました。」(p.67)そしてイスラム教は今一番厳しい時期で、現在がイスラムの「宗教改革」の時代(p.76)なのではないか、という捉え方も、歴史を勉強しているからこそ現代だけど相対化できるということなんだと思った。昔キリスト教の宗教改革が100年以上も考えれば、イスラムの厳しい時代しか知らないままでこの世を去ることになるかも、と思う。
     ということで、やっぱり番組とテキストで相互補完、という感じ。6月号まででどこまで扱うのか、楽しみ。(26/08/12)

  • 放送をみた。
    テキストは
    電子版で買ってしまった。
    これは、
    紙の本でみるサイズだった。

  • 読了。手を広げすぎない世界史って感じでちょうどよい。

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著者プロフィール

1965年、京都市に生まれる。現在、京都府立大学文学部教授。著書、『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞)、『中国経済史』(編著、名古屋大学出版会、2013年)、『出使日記の時代』(共著、名古屋大学出版会、2014年)、『宗主権の世界史』(編著、名古屋大学出版会、2014年)、『中国の誕生』(名古屋大学出版会、2017年、アジア・太平洋賞特別賞、樫山純三賞)ほか

「2021年 『交隣と東アジア 近世から近代へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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