功名が辻 (後編) NHK大河ドラマ・ストーリー

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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784149233444

感想・レビュー・書評

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  • 先日読了した前編の続き。最近の大河ドラマストーリーは前編、後編、完結編と三部構成だが、この頃はまた二部構成である。
    大河ドラマには豪華キャストであることが多いが、本作品も例外ではない。しかし、その豪華キャストを一気に登場させて集中させないのは製作者側の意図なのだろう。視聴率、予算などの都合もあるのだろうが、バランスを保つためにも必要なのである。
    例えば、山内一豊の周囲には絶えず五藤吉兵衛(武田鉄矢)と祖父江新右衛門(前田吟)が側近として仕えているが、吉兵衛が戦死後に山内一豊の弟康豊(玉木宏)と吉兵衛の弟吉蔵(小倉久寛)が登場する。史実に詳細が残されていない以上、この二人をいつ登場させるかは製作者の腕一つであるが、私が邪推するに、名優の武田鉄矢が退場した後、それを補完するために二人を投入したと考える。このあたりが非常に功名、いや巧妙である。
    大河ドラマ全作品をDVDで鑑賞し、司馬遼太郎の原作を読了し、最後にドラマストーリー二冊をも読了。これでとりあえず「功名が辻」は一息ついたということである。
    次に観たい大河ドラマは2008年の「篤姫」。これも私は一切観ていないし、私が観ていない大河ドラマで最も新しいものである。私にとってはあまり明るくない幕末であるから、前提知識を得るために、まずはドラマストーリーを一通り読んでからDVDを観ようかな、などと考えている。

  • 高知、宇治、長浜などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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