海軍拳銃 (ハヤカワ・ミステリ 365)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150003654

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの作家「フランク・グルーバー」の長篇ミステリ作品『海軍拳銃(原題:The Navy Colt)』を読みました。

    「エラリー・クイーン」、「クレイグ・ライス」に続き、アメリカの作家の作品です。

    -----story-------------
    事件の鍵は、西部の英雄が愛用した伝説の拳銃

    失礼だけどあんたたち、10ドル儲けたくはない? ある男の鼻面をぶんなぐってくれるだけでいいの… その男がドアを開けたら「「ヒルダ」の贈り物だ、心をこめてね」って言って、一発くらわせてほしいの――豪奢な銀狐の毛皮のコートに身を包んだ女にそう声をかけられて、「ジョニイ・フィッチャー」と「サム・クラッグ」のコンビは顔を見合わせた、、、

    マジソン・ストリートに吹きすさぶ冬の突風は、身を切るように冷たく、その寒さから逃れるための持ち合わせがない身には、断ることの出来ない話だ… ためらった挙げ句に10ドルの魅力に負けた二人は、女の指定したホテルに、見も知らぬ男を殴りに出かけるのだが、、、

    西部開拓時代の伝説的侠盗「ジェシー・ジェームズ」が使ったという幻の拳銃にまつわる大騒動!
    アメリカン・ユーモア・ミステリの大御所「グルーバー」の代表作。
    -----------------------

    1941年(昭和16年)に刊行された「ジョニイ・フィッチャー&サム・クラッグ」シリーズの第4作… 口八丁手八丁で頭脳派の「ジョニイ・フィッチャー」と、生きた商品見本で肉体派の「サム・クラッグ」の凸凹コンビの漫才風のやり取りから、ユーモア・ミステリとか、ユーモア・ハードボイルドと呼ばれているようですね、、、

    他の出版社での翻訳では『コルト拳銃の謎』とう邦題で出版されている作品もあるようですが… 今回は、小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。


    冬のシカゴで金欠症となったボディ・ビルの本のセールズ・マン「ジョニイ・フィッチャー」と、その生きた商品見本「サム・クラッグ」は、10ドルほしさに「ヒルダ・ネルソン」から、「ジェームズ・マクスウェル」という男を殴る仕事を引き受けた… これが運の尽き、、、

    気がつくと西部の侠盗「ジェシー・ジェームズ」遺愛の海軍拳銃を巡る殺人事件に首まで浸っていた… その海軍拳銃が殺人事件の凶器として疑われたことから、「ジョニイ」と「サム」の二人は殺人事件の容疑者とされてしまう。

    二人は疑いを晴らすため、西部開拓時代に「ジェシー・ジェームズ」が遺した海軍拳銃にまつわる秘密と、「ジェームズ・マクスウェル」と彼と仲違いしていた「カール・ストリーター」が殺害された事件の謎を解くために奔走する… 頭の「ジョニイ」と腕っぷしの「サム」が大活躍する軽快で愉快なミステリ作品でしたね、、、

    老嬢「コーネリア・スパッツ」が事件の鍵を握っているとは… この展開は意外でしたねー この時代の小説にしてはテンポが良くて、読みやすかったです。



    以下、主な登場人物です。

    「ジョニイ・フィッチャー」
     ボディ・ビルの本のセールズ・マン。探偵が趣味

    「サム・クラッグ」
     ジョニイの相棒。力持ち

    「ヤルマー・ネルソン」
     実業家。拳銃の蒐集家

    「ヒルダ・ネルソン」
     ヤルマーの娘

    「ウォルター・ハナス」
     弁護士。拳銃の蒐集家

    「ジェームズ・マクスウェル」
     ヒルダがジョニイに殴ってくれと頼んだ男

    「カール・ストリーター」
     マクスウェルと喧嘩をした男

    「ベティ・トラヴィス」
     ヤルマーの秘書

    「ベン・ビーラー」
     私立探偵

    「カピス」
     国際シナリオ協会経営者

    「ビリングス」
     "わしホテル"主人

    「コーネリア・スパッツ」
     マクスウェルの隣室の老嬢

    「ビーラー警部」
     ベンの兄

    「ハッチ・クーリー」
     ノースフィールドの副シェリフ

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著者プロフィール

1904年、アメリカ、ミネソタ州生まれ。別名義にチャールズ・K・ボストン、ジョン・K・ヴェダー、スティーヴン・エイカー。新聞配達をしながら、作家になることを志して勉学に勤しむ。16歳で陸軍へ入隊するが一年後に除隊し、編集者に転身するも不況のため失職。パルプ雑誌へ冒険小説やウェスタン小説を寄稿するうちに売れっ子作家となり、初の長編作品 “Peace Marshal”(39)は大ベストセラーになった。1942年からハリウッドに居を移し、映画の脚本も執筆している。1969年死去。

「2024年 『一本足のガチョウの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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