我が屍を乗り越えよ (ハヤカワ・ミステリ 439)

  • 早川書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150004392

感想・レビュー・書評

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  • 3週間の間、依頼を断り続けていたウルフの元にモンテネグロ出身の女性が助けを求めてくることから物語は始まります。
    本書は珍しくもウルフの謎に包まれていた過去が明らかになる貴重な1冊です。
    さらに本書では驚くべきことにウルフの娘が登場します。
    ファンにとっては謎だったウルフの過去が明かされるのは嬉しいことではないでしょうか。
    今回のアーチーはかなり暴走気味ですが、ウルフとの会話もその暴走気味の行動も大変おもしろいです。

  • ウルフに娘!?

    1958年10月25日初版 2005年7月15日5版 を読みました。
    1958年! 1958年!? 今何年!?2023年・・・ 65年前の翻訳か!?
    どおりで、仮名遣いが・・・ 小さい「つ」とかになるであろう所が、そのままの「つ」になっているので、ちょっと読みづらいですw(例:ちよつと=ちょっと)
    あとね、漢字も、かなり小難しい漢字が沢山でてくるので、(例:颱風)
    漢字だから、意味はわかりますよ。でも、一瞬読み方悩むのが多いです。
    それさえ気にしなければ 物語は、ウルフものだから、いつもどおり面白いです。
    しかしながら、できれば、現在の言葉遣いで読めるともっと面白く読めるだろうと思うので、新訳出してください<(_ _)>
    あと、何気にカタカナの誤植が多い・・・ ね!ドリスコルさん!(;´∀`)

    今回は、なかなかに世界情勢も絡んだ物語になっていて、複雑。
    第二次世界大戦前後のヨーロッパ情勢に詳しいと、理解が深く読めるんだろうなぁ。
    詳しくないので、脚注に頼りました。

    いやはや しかし ウルフに娘か・・・
    まぁ、実子ではなく、養子縁組なんだけれども。
    色々と、ウルフの過去が・・・ 
    それだけで、なかなかに興味深く読めます。

  • 映像で観ました。本も是非読みたい。

    蘭の収集家で美食家、出不精で気ままで巨漢で、これでどうして探偵なんだろうというネロウルフ。しかし、小気味良くスマートな話はどれもなかなかです。

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著者プロフィール

本名レックス・トッドハンター・スタウト。1886年、アメリカ、インディアナ州ノーブルズヴィル生まれ。数多くの職を経て専業作家となり、58年にはアメリカ探偵作家クラブの会長を務めた。59年にアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞、69年には英国推理作家協会シルバー・ダガー賞を受賞している。1975年死去。

「2024年 『母親探し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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