密室殺人傑作選 (ハヤカワ・ミステリ)

  • 早川書房 (1971年11月6日発売)
3.50
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150011611

みんなの感想まとめ

密室殺人をテーマにした短編小説集で、各作品は独自のトリックや展開を持ち、飽きることなく楽しめる内容が魅力です。著名な作家たちが手掛けており、密室という設定に対する解釈の幅広さが感じられます。特に、作品...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「密室殺人」と謳っているので基本的には人が死ぬ話ばかりなんだけど、似通った物が無いので退屈はしない。
    只死人ばかりに立ち会うことになるので、一気に読むより、一編ずつじっくり読むのがよいかな。
    自分は時間をかけ過ぎたけど。

  •  このタイトルで収録作家がカー、クイーン、ライス、チェスタトン、とくると期待してしまうがあにはからんや。どう拡大解釈しても密室殺人にはあてはまらないものもいくつか。密室物もトリックはもう数限りなく出尽くしているし短編ということもあって、どこかで見たことのあるものばかりではあるが、別に密室殺人にこだわらなくても内容的には悪くないしバラエティに富んでまあまあ面白いので、書名をこんな思わせぶりな誇大表示にしなくともいいのに。まあ、フェル博士、クイーン、マローン弁護士、ブラウン神父の活躍?を読めるだけでもよしとしよう。それ以外でひとつ気に入ったのは「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」だな。このセンス。

  • 『ある密室』 ディクスン・カー
    フェル博士シリーズ
     アメリカに移住することを決めた弁護士フランシス・シートンが殴打された。密室の現場。容疑者となった秘書のアイリス・レインと図書係のハロルド・ミルズ。ミルズを現場に残し警察を呼びに行ったアイリスの前に現れたウッドホール医師。サイソフォンの秘密。

    『クリスマスと人形』 エラリー・クイーン
    エラリー・クイーン・シリーズ
    富豪の女性ミス・イプソンが残した人形のコレクションの競売。競売の前にデパートに展示される人形。人形につけられた宝石を盗むと予告してきた怪盗コーマス。予告を受けた弁護士ボンドリングの依頼で捜査に協力するエラリー・クイーンの推理。

    『世に不可能事なし』 クレイトン・ロースン
    グレート・マーリニ・シリーズ
    円盤の研究をしているアルバート・ノース。娘婿のチャールズ・ケインと部屋に入ったところで何者かに殺害された。密室で射殺された被害者。残された小人の足跡の謎。裸で倒れていたケインの秘密。消えた凶器の拳銃の謎。

    『うぶな心が張り裂ける』 クレイグ・ライス
    J・マローン・シリーズ
    マローンに弁護を依頼した被告ポール・パーマが刑務所で自殺した。残された「切れなかった」という言葉。財産を管理する叔父を殺害した容疑で有罪宣告を受けたが再審の請求が認められたばかりでの自殺。疑問を感じたマローンの捜査。「うぶな心が張り裂ける」という歌詞から気がついた真実。

    『犬のお告げ』 G・K・チェスタートン
    ブラウン神父シリーズ
    密室で殺害されたドゥルース大佐。事件の直前大佐の息子ハリーが投げたステッキを取りに行った犬が悲しげな声で鳴きその直後に大佐が死亡した。犬が予告した死。

    『囚人が友を求めるとき』
    刑務所から芸術鑑賞に出かける囚人アーヴィング・シャグナーの謎。芸術鑑賞の後は必ず刑務所に戻ってくる。彼を利用して脱獄しようとするクライド。アーヴィングと詩の朗読会に出かけたクライド。

    『ドゥーム・ドーフの謎』 M・D・ポースト
    アブナー伯父シリーズ
    密室の自分の小屋で殺害された被害者ドゥーム・ドーフ。彼を殺したという2人の人物。気のふれた宣教師ブロンソン、使用人の女。神の手による殺人とは?

    『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』
    ディクスン・カーの作品を読んで遺言書を書き換え自分への遺産をなくそうとする叔父のダニエルの殺害を決意したエドガー・ゴールド。友人たちがブリッジをする夜に煙突から脱出する方法で密室を作り上げたエドガー。エドガーのミスとは?

    『長い墜落』 E・D・ホック
    密室から転落したはずのビリー・カーム。落ちたはずの彼が消えた。3時間半後に現れた遺体。現場で事件を目撃した秘書のマーガレットとW・T・ノクス。「ビリー」という叫び声の秘密。

    『時の網』
    精神病院に監禁されたヘンリー・アルブレヒドが病室から突如消えた。密室の現場。自分は悪魔と契約しタイムマシーンを開発する運命と語っていたアルブレヒド。悪魔とアルブレヒドの会話。

    『執行猶予』
    女優サビナ・ウェルジと駆け落ちしたジョン・バーストゥが帰ってきた。娘に連絡をとるバーストゥ。彼の妻で再婚したローラ・セインと共に彼の部屋にやってきた探偵ポプラー。密室の部屋でガス中毒で発見されたバーストゥ。閉められたガス栓。彼の「執行猶予」の秘密。

    『煙草の煙が充満する部屋』
    カリフォリニアのホテルで行われる共産党の大会と会見。会見に臨んだスティーブが殺害される。密室の現場。消えた凶器の謎。

    『海児魂』
    トム・ペッパー船長が目撃したヨナ号の沈没。ヨナ号の持ち主カーウェンが調査のために潜水服を着て潜ったが・・・。水中で何者かに刺殺されたカーウェン。船に乗っていたと思われるカーウェンの妻と彼女の愛人。潜水調査の時に船上にいたのペッパー船長と助手のキンドルのみ。容疑者とされたペッパー船長。

    『北イタリア物語』
    フランス王に送られるはずだった宝石がモンターニュ伯の城から盗まれた。チェザーレ・ボルジアの使者とフランス王の大使が調査のためにやってきた。密室の現場2人の番兵のうち1人は殺害され1人は生き残る。生き残ったノフリーオは言葉を話すことができないということで絵を使った調査が行われる。絵について話すモンターニュ伯の秘密。使者がみたノフリーオの舌の秘密。

  • obtnd

  • 「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」<『はみだしっ子』文庫版第5巻「つれて行って」 マニアックなディテールに凝った一編。反則技を使いつつさらにオチがある「時の網」、チェーザレ・ボルジアが関わった事件を書いた「北イタリア物語」が好き。

全5件中 1 - 5件を表示

山本俊子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×