午後の死 (ハヤカワ・ミステリ)

  • 早川書房 (1983年6月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784150014148

みんなの感想まとめ

愛憎入り混じる家庭の悲劇をテーマにしたこの作品は、砂漠に不時着したイギリス人ジョーンズが、奇妙な老婆アルヴァ・ハインと出会うところから物語が始まります。彼女が語る過去の出来事は、ミステリーの要素を巧み...

感想・レビュー・書評

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  • インドへ向かう飛行機の故障により、どことも知れぬ砂漠への不時着を余儀なくされたイギリス人のジョーンズ。修理を待つ間に見つけた一軒の家に赴き、ひと時の休息を求めた彼を迎えてくれたのは奇妙な老婆。
    かつてイギリスに暮らしていたという彼女はアルヴァ・ハインと名乗り、このような砂漠の僻地で暮らすことになった理由を語り始める。それはイギリスの良家で起こった悲劇的な事件の顛末だった...

    数十年ぶりの再読。
    核となるのは愛憎入り混じる家庭の悲劇を扱ったシンプルなミステリなのだが、それを砂漠に住む奇妙な老婆の昔話という体裁を取ることによって、蜃気楼のような不思議な味わいと熱気を醸し出している。
    皮肉の効いた鮮やかな幕切れも素晴らしく、読後の余韻にいつまで浸っていたいと思わせる洒落た作品。

  • 私の中で長らくNo. 1だったミステリ。砂漠に不時着したところから「星の王子さま」のように始まり「アラビアンナイト」のように話が進む。砂漠に暮らす老婦人ハインが語る彼女の過去がこの小説の本題なのだ。そしてすべてがひっくり返るラストへ。正統派でもなんでもない。当時10代だった私を完全に魅了した名作。

  • 飛行機の故障で砂漠に降り立ったランスロット・ジョーンズ。砂漠の家で出会った老婆ハインの語る彼女の過去。父親エドワード・シェリダンの再婚。再婚相手ソフィアの秘密。ソフィアの従兄弟というオリヴァーと結婚したハイン。ソフィアとオリヴァーの関係。エドワードが旅行中に発覚したソフィアの妊娠。ソフィアの死。午後の死。疑いをかけられる家族。エドワードやハインを脅迫するソフィアの母親。オリヴァーのソフィアに送った手紙から罪に落とされたオリヴァー。

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