泥棒はボガートを夢見る 泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ 1671)

  • 早川書房 (1998年12月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784150016715

みんなの感想まとめ

多彩なキャラクターたちの会話と謎解きが魅力のこの作品は、独特のユーモアと軽快なテンポで進行します。主人公が「泥棒探偵」という斬新な肩書きを持ち、非現実的な設定の中で展開されるストーリーは、読者を引き込...

感想・レビュー・書評

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  • バーニイが経営する〈バーネガット書店〉でのある日。カウンターのバーニイが目をあげるとハンフリー・ボガートに関する本を差しだしている絶世の美女が立っていた。一目惚れしたバーニイとその美女イローナは、ボガートの話題で意気投合し、その夜から十五夜連続でボガート主演映画を上映する映画館に通うことになった。ポップコーンを分かちあいスクリーンに魅せられるふたりーーでも、もちろんバーニイは泥棒稼業を忘れてやいません。キャンドルマスという変な名前の男に依頼されある高級アパートに書類鞄を盗みに忍びこみますが……。
    原題:The Burglar Who Thought He Was Bogart
    (1995年)
    —- 目次 —-
    泥棒はボガートを夢見る
    訳者あとがき/田口俊樹

  • 泥棒バーニィの7作目。

    今回は国際的なお話。
    に、ハンフリー・ボガードの映画がからんだお話。
    謎の美女が登場し、バーニィが恋に落ち、スパイが登場するという
    映画ばりの展開だったが、
    残念ながらハンフリー・ボガードの映画は見たことがないので、
    面白さが半減したことは否めない。

    日本の根付けが欧米で美術品として人気がある、
    という話は聞いたことがあるが、
    結構重要なアイテムとして登場していたのと、
    キャロリンが本屋の店番をしながら、
    事件の手がかりをつかんでいくのが印象的だった。

    それにしても、警官レイの事件というか、
    事件とバーニィのつながりというか、
    金の匂いを嗅ぎつけてくる力は素晴らしい。

    従業猫のラッフルズが元気で良かった。

  • 初期作ほどの面白さを感じない。導入部がまどろっこしいのは、自分の趣味が変わってきたせいなのか…


    購入:聖智文庫

  • 20180710

  • ふと、読んでみた。

    都筑道夫さんの『読ホリデイ』で紹介されていて、
    なんだか面白そう!と思ったらしく
    本の題名のメモが出てきた。

    ちょっと私のおっちょこちょいと言うか
    勘違いなのだけれど、

    題名のボガートを大好きなマーロウ君と
    思い込んで勘違いして
    ウキウキ図書館で借りて来てしまった。

    好きなら間違えるなって話だけど、
    なんでだろう?間違えちゃった!

    しかも私、なんとも気が合わなそうで、
    ボガートさんが全然好きじゃないのよね~。
    ま、お互い様だと思うけど…。

    でも、マーロウ君を演じたことあるんだね?
    全然イメージ無いけどさ…。
    (マーロウ君て、もっと、
    お茶目で身軽でデリケートな感じではない?)

    ま、そんな吃驚するような間違いからはじまった
    読書だけれど、感想は、ふ~ん…、と言う感じ。

    登場人物が皆が皆おしゃべりでね、
    色々な豆知識と丁々発止を楽しんで、
    おまけに謎解きが付いてくるって感じなのかな。

    なんだか一人も感情移入できる人が登場せず、
    寂しいまま読了。

    ま、今回のこの本で面白かったのは
    最初の人物紹介のところで、
    主人公の肩書が「泥棒探偵」だったってこと
    (そんな職業初耳でしたもので!)、

    あと「謎の外国人」で
    二人も名前が書いてあったのに驚いた!
    (つまり謎なのに、人物紹介のところに
    書かなきゃいけない人ってことで
    重要な人物って読む前からわかっちゃったじゃないの)

    主人公の本業(あるいはサイドビジネス)が泥棒っていうのを
    ちょっと仲良くなった人にすぐ話しちゃうのって、
    大丈夫なのかしらん?
    そこが現実的じゃないね、と思ったけれど、
    「泥棒探偵」自体が、非現実的、なのでした。

    このシリーズ、また見つけたら読むかな?どうかな?
    わからない。

    この本の内容は題名の通り、
    ボガートファンが読むと色々とちりばめられたものが
    わかってニヤリとなって楽しいみたいです。
    (後書きにありました)

  •  「一度ならいい思い出になるだろう。でも、二度となると、どうだろう。ただ悲しみの種が増えるだけだ」。くー、かっこ良すぎないか。そう頭ではわかっていても泥沼にはまってしまうのが人生の常なのだが、われらがバーニィはちゃんと引き際をわきまえている。まったくフィリップ・マーロウかよ、と思ったぜ。そっかではなくてハンフリー・ボガートなのか。なんと今回はアナトリアならぬアナトルリアという東欧の幻の国の再興にまつわるおとぎ話。筋書きとしては単純だし大した事件も起こらない。もちろんバーニィとキャロリンやレイとの秀逸な会話は相変わらずだ。それだけで十分楽しめる。それにしても訳者田口俊樹の手腕たるや並ではない。アタッシェケースのもじりのお達者ケースなんて原文はどうなってるんだろうかと思ってしまう。

  • ローレンス・ブロックといえば、マット・スカダーシリーズが有名です。わたしはそちらのシリーズも大好きですが、そちらの暗〜い雰囲気に疲れた時など、この「泥棒バーニイシリーズ」がオススメです。

    この主人公のバーニイ・ローデンバーは、ニューヨークで古本屋を営みながら、泥棒を副業としている(どちらがメインでどちらがサブかは、多いに疑問がありますが)独身男性。毎回、なにか副業中にややこしいことに関わることに才能がある。今回は、ある書類を盗んでくれといわれるのだが、結局は失敗してしまう。依頼人にそのことを告げようとするのだが、依頼人は消えてしまっている。


    また、バーニイの古本屋に美しい女性が現われ、ハンフリー・ボガードの本を買っていく。それをきっかけにバーニイは恋に落ち、二人で毎日ボガードの出演映画を2・3本立てで見に行くことになる。彼女は第2次世界大戦後に建国された、アナトリアという国が出身だ、とバーニイに告げるが、一度だけバーニイを自分の部屋に誘い、その次の日には消えてしまう。
    この、アナトリアという建国されたが世界から認知されなかった国をめぐる人々の物語。なのですが、このシリーズにかかると、重苦しい雰囲気はちっともなく。持ち味はあくまでもバーニイと他の登場人物が繰り広げる、馬鹿馬鹿しくも笑ってしまう、洒落た会話の数々。今回はまた、ハンフリー・ボガードの出演映画に関する知識も得られます(役に立つかどうかは別)。ボガードといえば「君の瞳に乾杯」が有名ですが、これによるとかなりB級チックな映画にもでていたようです。

    洒落て、粋なニューヨークの雰囲気を感じたければ、また、防犯の知識を得たければ、ご一読下さい。

  • 泥棒バーニイ第七作。
    原題"The Burglar Who Thought He Was Bogart"。
    キーワードは映画というかハンフリー・ボガート。
    相変わらず流れるように話が進む。

  • アナトルリア王国(アナトリア?)にまつわる盗難・殺人事件。今回のバーニィはロマンチックな恋愛モード。ブロックの書くものは会話が実に巧みだ。学びたい。(巧みすぎてたまに意味がわからないことがある)
    なぜか頻繁に出会ってしまうおしゃべりタクシー運転手(そう重要でもない人物)がすごくおかしかった。あと、最初のタクシーに乗車する場面から、せっかくの彼女からの誘いを断る場面までの展開方法は面白い。犯人に関してはインパクトが弱くて、事件解決編(歴史以外の部分)は物足りなかった感じがある。

    ウッドチャックの言葉遊びが面白かった。ウッドチャック・チャック・ウッドなんとかかんとか。

  • 324.初.元ビニカバ、帯付。
    2010.12.20.鈴鹿BF

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 相変わらず謎解き的にはイマイチだけど、会話とぼやきと皮肉が最高。

  • 今回はハートブレイクなバーニィでした。

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著者プロフィール

ローレンス・ブロック Lawrence Block
1938年、ニューヨーク州生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、100冊を超える書籍を出版している。
『過去からの弔鐘』より始まったマット・スカダー・シリーズでは、第9作『倒錯の舞踏』がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞、
第11作『死者との誓い』がPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を受賞した(邦訳はいずれも二見文庫)。
1994年には、MWAグランド・マスター賞を授与され、名実ともにミステリ界の巨匠としていまも精力的に活動している。

「2020年 『石を放つとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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