死者と影 (ハヤカワ・ミステリ)

  • 早川書房 (2000年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784150016869

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物語は、町から離れた富裕層向けの病院とその隣接する森を舞台に、理学療法士の主人公ローラが友人の死の真相を探るところから始まります。彼女は、叔父が経営する病院に勤めることを拒んでいましたが、友人が殺害さ...

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  • 町から離れた富裕層相手の病院と、隣接する森が舞台となって、理学療法士の主人公ローラの視点を通して、事件や登場人物像が語られていく。亡父から莫大な遺産を受けたローラは、叔父が経営する病院への勤めの誘いを頑なに拒んできたが、代わりに勤めた友達が森で殺害された知らせを受け、不可解な死の謎を解き明かしたく、病院への勤めを承諾する。殺害があった森には、古くから'シャドーマン'と呼ばれる殺人鬼がいる言い伝えがあり、片や病院でも医師、看護婦、入院患者、雑用係など癖のある人物と複雑な人間関係が織りなされ、事件の背景や犯人への目星が全くたたない。そこへ看護婦が同じような方法で殺害され、'シャドーマン'が浮上する。患者には人生のやる気が失せた元刑事ギリアムがいたが、彼のリハビリも兼ねて、ローラは事件の捜査に巻き込みながら、やる気を再生させていく。終盤まで、誰が犯人か、シャドーマンとは何者か、病院関係者の誰もがアリバイがあるようでない状況に謎は深まる。ギリアムのやる気にスイッチが入り、犯人への焦点が収斂していく。ラストに向けたスピーディーな展開は、犯人に到達する瞬間までぐいぐいと引き込まれる。何となく犯人かな?と思えた人物が、やはり犯人であったが、そこのカラクリは、絶対に読み取れないだろう。

  • 254.初.元ビニカバ、帯付。
    2010.12.20.鈴鹿BF

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