ベウラの頂 ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ミステリ 1690)

  • 早川書房 (2000年6月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (552ページ) / ISBN・EAN: 9784150016906

みんなの感想まとめ

深い喪失感と人間の心の奥底に潜む葛藤を描いた物語が展開されます。幼い子どもを失った親たちの苦悩と、それが引き起こす村の人々の疑念や憎しみが、物語全体を通じて緊張感を生み出しています。ダルジール警部は、...

感想・レビュー・書評

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  • ◆◆ ベッドでミステリー ◆◆

    ・・・ 第十一回 「ベウラの頂」 ・・・

    レジナルド・ヒルのダルジール警部ものの最高傑作です。
    全編を流れるのは、村の上を覆う、幼い子どもを失った、癒えることのない耐え難い喪失感です……。
    ある村で女の子が二人、いなくなり、どうしても見つけられない……。
    何が起きたのかわからない、は残された人々を苦しめます。
    そうして犯人は自分たちのなかにいるのです。
    お互い口には出さないけれど、疑いあい、憎しみあう日々……はやがて次の事件を引き起こす……。

    読み終わったあとしばらく打ちのめされ、立ち上がれないので、少し時間にゆとりのあるときにどうぞ。


    2018年04月17日

  • ダルジールシリーズの中でも特に好きな作品の一つ。真相解明の過程は少しご都合主義的なものはある。だが幼い子供を亡くすという事態が引き起こす様々な悲劇に直面しながら、何とか真実を探し当てようとするダルジール達をつい応援してしまう。ヒルの他の作品にも言えることだが、人の心の奥底までを想像する力が半端ない。

  • 再読中です。
    子を失った親の心の痛み。

  • 子を失った親が15年たってもなお我が子がどこかの穴に生きていて戻ってくると思っている、それを知ったダルジールの愕然とした気持ち…。全体に子を失った親の気持ちに胸打たれます。ダルジールのやさしさもよく出ていて、他の刑事たちの気持ちも深く書き込まれて見事な作品になっています。

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