ベスト・アメリカン・ミステリ クラック・コカイン・ダイエット (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1807)

制作 : スコット・トゥロー  オットー・ペンズラー 
  • 早川書房
3.40
  • (0)
  • (4)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (532ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150018078

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2007年に買ったはず…で、15年かかりました…
    どうして今まで読めなかったのか?と思うほど、おもしろいアンソロジー。

    船旅、生まれついての悪人、彼女のお宝 の3本が特に気になり。

    もともと87分署のファンで、マクベインが亡くなってから、追悼で買い集めた本の1冊。
    マクベインの即興という作品も味わい深く…

    ラストの密告者という作品も、なんだか心にひっかかり…

    やっぱり短編も好きだ!とあらためて感じた1冊になりました。

  • 2005年に発表された作品から21を選ぶ。この回は半分がアンソロジー用に書き下ろされた。

    「ルーリーとプリティ・ボーイ」エルモア・レナード
    ボニーとクライドをちょっと想起する物語。
    オクラホマのタルサで1912年に生まれたルーリーが、1931年に、ミズーリ州刑務所から釈放されたばかりのジョー・ヤングに出会うまでの転変。

    8歳で父親が死ぬと母は再婚するが、小学校しか行かせてもらえず義父の綿花畑で綿を摘む。従妹と結婚したプリティ・ボーイことチャーリー・フロイドが心の隅にあるが、やがてチャーリーは銀行強盗をたびたび起こし新聞に載り、ルーリーはその強盗の行跡を諳んじる。一方家を出たいルーリーは綿花摘みのない冬に食料品店で働き、その店で刑務所から出てきたばかりのヤングに出会い、家を出るが・・

    「即興」エド・マクベイン
    酒場で女性をひっかけそのあとは・・ と思っていた男。魅力的な女性と話をしたのだが、「たとえばあの女性を殺すなんてのはどう?」と、よくわからない理解不能な状況になるが、3人で女性の部屋までくるまでこぎつけた。が・・ 一転!!  いやー、そりゃないよねー、いやいや、女と一夜の愉しみをしようなんて思うのがそもそも、なのか。


    2007.12.15発行 図書館

  • 話が多くて、もう忘れているものも…

  • ちょっと?な作品もあるけど概ね良好。

  • ●ベスト・アメリカン・『ミステリ』。
    …ミステリってんだから“探偵”+“犯人”+“トリック”の3点セットだと思うじゃないですか。そもそもその発想が20世紀人の限界なのか?
    まあ面白かったからいいんですけどねー。
    “ベスト・アメリカン・『クライム』”が正しいと思うよ。君ら殺しっぱなしやん。

    ●なんと21篇も入っているお得版な本作品集。各篇をさわりだけ。と言いたいがわりとネタバレかも。ねえ?

    『船旅』:まるで我が老後を見るようだ……!omg この1篇で、本集の正体が見えた気がしたのでした。いやん。
    『パイレーツ・オブ・イエローストーン』:うむひどい話だ。2千ドルは安いやろ。
    『バグジー・シーゲルがぼくの友だちになったわけ』:このラインナップだといい話に思える誤解。
    『生まれついての悪人』:今回、J・ディーヴァー作品が入っている事が、本集を読もうと思った一つの理由でもあるのですが、このラインナップだと無難なオチに思えるんですよね。ちょっと残念です。
    『エーデルワイス』:女の子こええ!!!!
    『テキサス・ヒート』:最初からヤツには気をつけた方がいいとは思ってたんですよ!?
    『平和を守る』:今回、いちばん難解だったかも。時系列が前後してるせい? それだけではないです。
    『別名モーゼ・ロッカフェラ』:…お口にチャックは大変だよね。よくわかるわ。じごうじとく……(´Д`;)
    『砂嵐の追跡』:こんなちゃんとした話がなんでこの作品集に入ってるんですか(笑) おかしいでしょ(笑)
    『彼女のご主人様』:美女なんて危険な存在に決まってるじゃない。ハアハア。
    『ルーリーとプリティ・ボーイ』:夢見る少女も危険に決まってるじゃない。ぜえぜえ。
    『クラック・コカイン・ダイエット』:女の子こえええ!!!!!!その2。でもそのおかねの使いっぷりでは、すぐアシがつくんじゃないの?
    『即興』:だから美女はやばいと何度言ったら(略)
    『マクヘンリーの贈り物』;裏切者は裏切られる大原則。
    『探偵人生』;もうちょっとエピソードを増やしてうまく改変すれば、スマッシュヒットが狙える映画脚本になりそうな気がした。大作のない隙間期間に公開したら、しばらくトップ取れるかも。日本公開はなさそうですね。←あっ……
    『ぜったいほんとなんだから』;とてもすてきな邦題♪ すてきすぎてハートが飛ぶぜ☆ “So Help Me God ”がなんでこれになるのかは、英語難民の自分にはさっぱりわかりませんが。←や、本編での印象的なフレーズを採っただけだと思うんですけどね。癒されない話だぞー(笑)
    『彼女のお宝』:よくできたお話。コロンボ警部が光速で解決しそうですね。
    『スマイル』:だからなぜ“ミステリ”選集に入れるねん。
    『アイリッシュ・クラーク縁起』:ええ確かに羅生門。んー。
    『釣り銭稼業』;塵も積もれば山となる。違うか。
    『密告者』;これも映画向きと思います。やっぱりちょっとエピソードを増やして(以下略)

    ●……こんなもん読んでたら、ろくでもない人生でもひとごろししてない分まっとうな道を歩んでるってかんじがして自分をほめてあげたい。←レベルひくい
    つか、日本で殺人がそれほどでもないのは、なんだかんだで銃が流通しにくいのが大きな部分を占めてる気も。人間わりあい道具に使われますよね。あほがおおいから。←いうな
    よっしゃ、これにて夏休みの宿題終わりー。
    うう次はちゃんとした話を読むんだ…!

  • ミステリの短編集。タイトルのクラック・コカイン・ダイエット、良い子は真似してはいけません(笑。本は分厚いけど、一つ一つはすぐに読める短さ。タップリ楽しめます。
    短編ミステリって、ホンマ、ネタ勝負だよね。皆さんお見事です。

  • アメリカのミステリ短編集。21篇収録。
    ブラックだったりユーモアだったりハードボイルドだったり。
    共通点はただひとつ。
    「何らかの不法行為が行われたこと」
    どれも甲乙つけがたい出来で楽しめた。
    切り口がそれぞれだから読み飽きないんだよね。こういうアンソロジーってかなり好き。

  • 粒より・・というか、暴力と異常人格がてんこ盛りというか・・・。
    アメリア物にはもう耐えられなくなってきたかも・・・。

  • 2005年にアメリカ国内で発表された短編ミステリー小説のベスト集。本国では、これが10周年目の短編集になるらしいのであるが、ハヤカワからは5冊目。最近は、たぶん、毎年買っていて、ある意味楽しみにしている。今年のものも、なかなかの秀作揃いで充分に楽しんだ。

全9件中 1 - 9件を表示

エド・マクベインの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ドン・ウィンズロ...
高野 和明
フェルディナント...
フェルディナント...
ロジャー ホッブ...
ジェフリー・ディ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×