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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784150018535
作品紹介・あらすじ
敏腕捜査官マークとシリアの奇人アサドの珍コンビが帰ってきた!今回二人が挑むのは、二十年前に発生した兄妹の殺害事件。自首した犯人が収監されているが、背後にはまだ明かされない闇が……。
みんなの感想まとめ
物語は、二十年前の兄妹殺害事件を追う敏腕捜査官マークと奇人アサドのコンビが中心となり、過去の闇に迫る緊迫感を描いています。凄惨な事件の背後に潜む悪党たちの存在が明らかになる中、特捜部Qのメンバーたちの...
感想・レビュー・書評
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特捜部Q、シリーズ二作目。
物語の展開的に
先に悪い奴らの存在が提示されていて
カールたちが迫っていく
という流れのせいか、読むスピードが上がらず
時間のかかる読書となった。
あまりにもむごい暴力の描写や
胸の悪くなるような加害者たちの言動とは別世界のような特捜部Qのメンバー間のやり取りが癒しとなった。
新入りの変わり者女子も加わり、まるでトリオ漫才を見ているよう。
アサド、やっぱり好きやわ〜。
でも時折見せるシリアスな顔には
まだまだ秘密が隠されているよう。
この先も追っていきたいシリーズのひとつになりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
耳慣れないデンマークの人名や、女子供にも容赦ない凄惨な事件に慣れてきて、前作より楽しんで読めた。
傲慢な富豪や、女性蔑視にフラストレーションが募り、わずかな救いがもたらされて事件は終焉する。
暴力や性への衝動には抗えぬものの、優しさや母性を残した複雑なキャラクターのキミーが魅力的だった。 -
カールに新しいアシスタントがついたよ。この人もクセつよだ。
ドラッグ、アルコール、バイオレンス、もう酷いよ。
自業自得、だね。でも、キミーは何とか抜け出そうとしたんだ。その結果があの結末なら、魂しか救われないね。ちょっと悲しいな。 -
シリーズ第2弾。
400ページを超え、しかも二段書きと言うのもあって、またしても読み終えるまでに1週間近くかかってしまった。
前回の事件を解決したことにより、一躍有名になったカール。そんな彼の元には新しいアシスタント・ローセがやって来たり、外部から視察に来たり、大忙し。
ある日、特捜部Qの部署に置かれた謎の資料から20年前に殺害された兄妹の事件の再捜査に乗り出す。
すでに被疑者も逮捕され、収監されているが、該当する事件の他にも類似事件が多発しており、どう考えても、被疑者一人の犯罪ではないことは明らか。
しかし、そのバックにはデンマークの著名人が潜んでおり、カールは悉く捜査の邪魔をされる。
今作はカールやアサドの活躍より、犯人グループから抜け、身を隠し、復讐の機会を狙っている路上生活者・キミーと残った犯人グループ3人のやり取りに息を飲む。
最初はただの凶暴な男たらしの女性だったキミーだが、物語が進みに連れ、キミーの悲しみや苦しみが明らかになり、段々キミーに感情移入をしていってしまった。
前作もかなりグロいトリックだったが、今作も負けてはいない。なかなか日本作品にはないタイプなので、時間がかかるのは承知で、次の作品に突入! -
特捜部Qシリーズ2作目。
デンマークの警察ミステリです。
未解決の事件を扱う特捜部Q。
所属するのは、カール・マルク警部補と助手のアサドの二人だけ。
中東系のアサドは実は有能だが、警官ですらないので、時々とっぴな発想をする。
特捜部は、協調性に欠けるカールがある事件の後に、ていよく左遷された部署だったが、前作で手柄を上げた。
今回からローセという若い女性が加わる。警察学校では優秀な成績だったが運転免許が取れず、秘書として警察に入ったという変わり種。
新人なのに態度は横柄で、カールを悩ませるが、これもそれなりに有能とわかってきます。
さて、今回の事件は20年前のもの。十代の兄妹が殴り殺され、既に犯人は自首して服役中。
調べていくと、単独ではなく、寄宿学校にいた数人のグループが似たような暴力事件を重ねていた疑いが浮かび上がる。
もともと立派な家柄の子ばかりで、父親と教師を憎んでいた。
今は親の跡を継いだ身で、狩りをするために集まったりとセレブで退廃的な暮らしぶり。
社会的には成功して権力と繋がっているため、たちまち特捜部には捜査妨害の圧力がかかってくる。
ところがカールは反抗的な性格で、止められるとどうしてもやり遂げたくなるという。
寄宿舎の仲間で紅一点のキミーだけが行方知れず、実はホームレスになっていた。
キミーの存在感が強烈。
隠れ処を持ち、40歳ほどになっても個性と美しさは残っているのだが。
父親と義母に冷たくされ、寄宿学校で悪い同級生に出会い、悲惨な連鎖が起きた…
今はかっての仲間を憎んでいるキミー。
真相を追う特捜部と、復讐を恐れてキミーを探す男達。
哀しみを秘めたキミーを思わず応援したくなるのですが…
暗い部分も力強くスリリングに、テンポ良く描き上げています。
カールの同僚で入院したきりのハーディとのやりとりに、現実の重みも。
ハーディが撃たれた事件では、カールも心の傷を負っています。
美人カウンセラーにもまともに話をしようとしないカールでしたが、ほんの少し進展するかも?
特捜部の大忙しぶりは、コメディ的。何をやらかすかわからない3人組、どこへ行く?
次作も楽しみです。
著者は1950年、コペンハーゲン生まれ。
北欧、ドイツで絶大な人気を誇る作家です。
これは2008年の作品。次の作品で「ガラスの鍵」賞を受賞。 -
前作「檻の中の女」が強烈だったぶん、2作目「キジ殺し」は些か期待とは違った感じだった。
20年前におきた事件の捜査を行うことになった、カール・マーク率いる特捜部Q。
これまた大変に病んだ事件。(北欧がこわくなる・・・)
この事件、実は犯人はすでに捕まって自白しているが、どうにも納得がいかない。
デンマーク経済界のエリートたちの影がちらついたり、女浮浪者キミーの過去とその行動も気になる。
そして特捜部Qには、助手のアサドに加えて、新たに赴任したローセ。
これまたひと癖もふた癖もありそうで・・・どうなることか
カール・マークは、仕事場・家庭と難問だらけなのに・・・ほんとよくやってます
しかし、ほんと、北欧ってこんなに病んでるのか??
こわい事件だった・・・
さぁ!第3部はどうなることか、楽しみ!! -
映画版よりも際に入り密に入りえぐい。
救いがない感じも倍増。
そうか~小説ではアサドのお茶はミントティー(それもすごく甘い)なのね、というのが唯一ホッとするエピソードです。 -
図書館で。特捜部Q第二弾。
なんだか北欧って女性蔑視というかDV率が多いのかしら?とか思ってしまう。まあそれを言ったら女性や弱い人に暴力を振るうモノって世界中居るのか。げんなり。
キミーは結局悪い人なんだか良い人(ではないだろうけれども)なんだかわからなくなります。ある意味可哀想な人という言い方が一番しっくりくるのかも。
それにしても彼女を食い物にしていた男たちは許せない。許せないが…アレが正義かと言われるとそれもまた違うような…
という訳で有能で口うるさく人の話を聞かないローサが増えてさらにパワーアップか、特捜部。そしてカールは女の人を口説く前に奥さんときちんと別れた方が良いと思う。その辺りの倫理観のなさもミレニアムと似ているような気がしないでもないですが。続きも楽しみ。 -
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特捜部Qシリーズ2作目。1作目より面白い。主人公カールと相棒アサドのやりとり、新キャラ・カールの秘書ローセの登場、そしてもちろんカールが追う事件・・・。久々にシリーズものにハマってしまいました。
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シリーズ2作目。新しいキャラも登場してますます好調。全体に陰惨なイメージに陥りがちなのを、軽妙な語り口が救ってます。アサドの過去とか、これから展開できそうな伏線もたっぷりです。
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以前読んだ「特捜部Q 檻の中の女」の続巻です。
前巻も面白かったので本書も読んでみました。
粗筋の方を簡単にご紹介すると・・・・
前巻で大手柄を上げ、警察署の地下に自分の"城"を築いた主人公のカール・マルク警部補。
本巻では、中東出身の助手・アサドと新たに特捜部Qに配属となった"くせ者"の新顔・ローセ・クヌスンと共に20年前に発生した殺人事件の真相究明に臨みます。
この殺人事件。
犯人が自首して来て一応の解決を見たのですが、実は事件当時、上流階級の子息が通う寄宿学校の学生だった者達が犯人ではないかと疑われ、特捜部Qが彼らを追求していくというお話です。
この元学生達は皆、家族、特に父親に対する憎悪を抱えており、それが彼らの人生を破滅へと追いやっていくのですが、
それだけではなく、学生グループの紅一点であった女性が今ではホームレスに落ちぶれ、グループに対して憎しみを抱いており、
彼女と男達、そして事件の真相究明にあたる特捜部Qとの間で物語が進んでいきます。
他に、主人公と一緒に何者かの襲撃を受け、寝たきりになった元同僚の刑事が主人公との同居を希望すると共に襲撃事件の真相について考え始めたり、
前巻にも登場し、主人公が口説こうとすると結婚指輪を見せつけて拒んだ美人カウンセラーが指輪無しで登場したり、
アサドの過去をほのめかす出来事が起こったりと、次巻以降への伏線も色々と張られている本書。
中々面白く、早くシリーズの続刊を読みたい感じです。
お時間のある時でも一読されては如何でしょうか?
面白いですよ。 -
二十年前に兄妹が殺された事件の捜査をしていくうちに、次々と見えてくる葬られた残虐な事件の数々。
なんだかめんどくさい新人の加入で更に賑やかになった特捜部Qが、あらゆる圧力や脅しによって捜査を妨害されながらも強大な敵に迫っていきます。
シリーズ第二弾。
人を傷つけることをゲームとしか思っておらず、富と権力を盾に非道の限りを尽くす犯人の男達ですが、多くの事件を起こし、他人の人生をめちゃくちゃにしておいて、金と暴力と権力で全てカタがつけられると思うのはちょっと甘いんじゃないかと思いました。
同じように非道な罪を犯したキミーですが、あくまでも社会的地位を守ったままで好き勝手したいと思う男達の方が、質が悪くて恐ろしいと感じます。
キミーのキャラクターと境遇があまりにも強烈なので、彼女に肩入れしたくなってしまいました。
ドロドロと恐ろしい事件の一方で、特捜部Qの面々は相変わらず愉快です。
「やってはいけない!」と命令されるほどやりたくなるカールはかっこよく、やっぱりアサドは変人。新人も鬱陶しくてかわいいです。
アサドの謎の過去、カールの事件といったサイドストーリーも進展を見せています。
サブタイトルのキジ殺しに、狩りといえばラストの展開はなんとなく見えてきますが、それでもカールの部下を失うわけにはいかない、という悲痛な想いには胸を打たれました。 -
金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18356
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB12503087 -
カール・マーク率いるデンマーク・コペンハーゲン警察の重大事件未解決専門班「特捜部Q」というと格好良いがカールが事件捜査中に同僚一人が射殺され一人が全身麻痺で入院した事件がきっかけで窓際部署で部下はアサドと呼ばれるアルバイト的なアシスタントのみなのだ。
ところが1作目での女性政治家の失踪事件を解決し俄然注目を浴びる事となった「特捜部Q」は新たに頑固な女性アシスタントを加え3人で新たな未解決事件に挑む。
今回の事件は犯人が逮捕され収監中なのに、何故未解決となっているのか? 事件に関係していた人物が財界の大物の為か警察上層部からの圧力も掛かり途中で事件捜査を投げ出しそうになりながらも不思議に正義感と前向きな行動の正体不明なアサドに助けられながら事件関係者である一人の女性に辿り着く。
事件の結末は面白くありません、、、しかも結末の動機は一人の人間の復讐なので何だか迫力とか緻密さに欠け1作目程に気持ちが高揚しませんでした。。。 -
シリーズ第2作。新キャラが投入され、話のスケールも大きくなった。少しずつ進展していく人間関係といい、まずは正常進化だろう。
1つ言うなら、文章はもう少しどうにかならないか。原文か訳の問題か知らないが臨場感ゼロで、プツプツ・ぼそぼそとちぎれるさまは茹ですぎたパスタのよう。キャラクターたちの魅力が3割は減じられてしまっていると思う。
2020/2/16~2/17読了 -
面白かったぁー。前作よりアサド、パワーアップ?ローセも良い!キニーにもグイグイ引き込まれ。
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キミー!ドロドロした結末を予想していたけれど、予想外な読後感でした。次回作もあるようなのでQチームの活躍が楽しみ。
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初読。
デンマークミステリ。
起承転結の起の部分がめちゃくちゃ上手いキジ殺し。
と言ってもその後承転結と綺麗に続くというわけでもないのだけど
少し長すぎかなとも思うのだけど
一筋縄では行かない多重に折り重なったテーマ、
今回はキミーという単純な人物造形のパターンにはまらない
強烈過ぎるキャラクターにぐいぐい引っ張られる。
今日、録画してあった映画のキジ殺しを見たのだけど
だいぶスッキリと筋がわかりやすいキャラクター設定で
うん、普通はこんな感じだよなぁ
と思いながらも、原作のより暴力的で矛盾を孕んだキミーは
人間を生み出す女が人間を殺すという事、
という最大の矛盾を極端な形で可視化された存在なのかもなぁ
アサドの活躍を楽しみにしてたのだけど、今回はあんまり…
それにしても、私は凄惨な暴力描写は苦手なのだけど
このシリーズは平気…かも。
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