狼の王子 (ハヤカワ・ミステリ)

  • 早川書房 (2013年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150018764

作品紹介・あらすじ

アイルランドの田舎町で発見された三人の女性の死体。郵便局員ナイルは死者の日記を偶然手にし、事件の死の謎を追いはじめる。デンマーク出身の作家が紡ぎあげる、幻想に満ちた哀切なサスペンス

みんなの感想まとめ

アイルランドの田舎町を舞台にしたミステリーが描くのは、幻想的で哀切なサスペンスの世界です。物語は、郵便局員ナイルが発見した女性の死体と、その日記を通じて進行します。淡々とした描写が、まるでモノクロ映画...

感想・レビュー・書評

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  • クリスチャン・モルクのおそらく唯一の邦訳。デンマーク出身でアイルランドを舞台にした作品。(といっても、あまりアイルランド感はない)

    ある女の死体が見つかる。ただの変死かと思いきや、家からはその女に監禁されていたと思われる女性の死体も発見される。一方、監禁されていた女の日記を偶然発見した郵便局員は、その女の故郷へ行くことにし。。。

    読みやすいスリラー小説。そこまでミステリ度も高くなく、ひねりもなく。死者からの日記をベースに、何が起こったのか、という点に絞られたストーリー。
    タイトルの「狼の王子」はまだわかるが、帯の「彼女たちを殺したのは人か、狼か」はミスリード。てっきり狼に殺された風に見える事件が起こるものだと思って読んだが、全然そんなことなく。最後まで読むと何が言いたかったのかはわかるが。。。神話とか伝承に彩られた事件ではないので注意。どちらかと言うと、昼ドラミステリ。

  • アイルランドを舞台にしたミステリー。風景も人の心も寒々としたモノクロの映画を観てるよう。淡々と2人の女性の日記が紹介され、その日記を紐解きながら、絵の好きな落ちこぼれの元郵便屋さんが真実に辿り着くと言う話。やばい登場人物ばかりだった。

  • 話がわからないわけではないが、最後まで読んでもしっくりこなかった。
    文化や価値観が違うのかなと思うほど、自分の感覚とのズレを感じた。
    解説に映画関係の記事を寄稿と書かれていて、なるほどと思った。本書を読んでもなんともだったが、本書を映画だと想像してみると自分の中でしっくりきたように感じた。

  • 途中までは最高に引き込まれる

  • 語り部部分は抜群に面白いんやけど。

  • ポケミスだからミステリに分類してるけど、うーん、ミステリじゃないな、サスペンスでもハードボイルドでもないし。
    この不思議でやや不快な感じ、なにかに似てる、そうだ、イアン・マキューアンだ。
    それほど巧妙でも細かい描写でもないけれど。

    恋愛ちょっと、ミステリアスちょっと、物語ちょっと、どれもちょっとだから逆にマイナスかもしれない、
    てな具合でもよければどうぞ。

  • 小説としたら日記をもとにしてその書いた女性を訪ねるということでいいと思う。しかし、裏表紙でデンマークの作家と宣伝されながら、デンマークの舞台ではなくてアイルランドだけの舞台であるし、登場人物もイギリス人である。北欧小説ではない。

  • 一軒の家から叔母と姪2人の遺体が発見される。事件はそのままにしておかれたが、ある日、郵便局員が姪の日記を見つける…。

     大人の童話っていうイメージ。現代を舞台にしているけど、全体的に幻想的な流れになっている。リアルさを求めるなら読みづらい。小さな町の人々の様子とか、警察官の対応の鈍さとか。ファンタジーを読むつもりで楽しんだ。

  • 魅力的な物語とその語り手に惹かれ、憎しみを抱き、滅んでゆく女達の物語。恩田陸が好みそうな話だ。監禁された犠牲者が謎の手記を遺し、その謎を他者が追うというのはゴシック的。謎を追うのがコミック作家志望の若者というのは現代的だ。

  • 最初の謎の提示は印象深いし、死んだ姉妹の日記から徐々に明らかになる過程は面白い。ただ色々要素を盛り込みすぎて、うまくまとまってないように思う。狼になる王子のエピソードがいまいち効果的でない。最後に明らかになる死んだ男に関する話は、必要なかったのでは。

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