元年春之祭 (ハヤカワ・ミステリ)

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  • 早川書房 (2018年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784150019358

作品紹介・あらすじ

二千年以上前の前漢時代の中国。山中の名家を訪ねてきた少女は、かつてこの地で奇妙な殺人事件が起きたことを聞き、その推理を試みる。そこに新たな事件が! 不可能状況の殺人、二度にわたる「読者への挑戦」。気鋭の中国人作家による本格推理小説の新たな傑作

感想・レビュー・書評

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  • 古代中国が舞台のミステリ。
    名家で殺人事件が起こり、滞在していた利発な娘が推理することに。

    前漢時代の中国。
    かっては楚という国の狩り場があった地方。
    国の祭祀を担った名門の観一族は、今はあまり表には出ない。それでも春の祭儀の準備は怠りなかった。
    ところが当主の妹が殺され、犯人が全くわからない、ありえない状況だったのです。

    於陵葵(おりょうき)は、豪族の娘で、都から伝統ある祭祀の見学に来ていました。
    才気あふれる勝気な娘で、観一族の少女とも何かと火花を散らすが、大人たちとも対等に渡り合って論じる。
    じつは四年前にも、前当主一家が惨殺される事件があった…
    読者への挑戦状も挟んだ構成の本格ミステリです。

    作者は古典の専門家で、繰り出される漢籍や宗教論など、ついていけなくなりそうだが、本筋に影響がある部分には何とか食らいついて読みました。
    中国歴史ドラマをいくつか見ているので、楚という国や屈原という人物は知っているし、漢の時代の衣装なども大体は思い浮かびます。
    日本なら弥生時代という紀元前に、このような文化がすでにあるという。
    一方で、ある意味ドラマで見る昔の中国の滅茶苦茶ささみたいなものも感じるけど~見ている人にしかわからないかなぁ?(笑)
    わかりやすくいうなら… 暗い部分もあるが濃くて、喜怒哀楽が激しくドラマチック?

    古代中国となると、中国人にはある程度まで常識でも、日本人で理解の範囲が広い人は限られるかも。
    ただ、モチーフはともかく、雰囲気や筋立ては、意外と日本人になじみのある世界。
    新本格派を読み込んできた作家さんなのだろうと思わせるし、ラノベやアニメの影響もありそう。
    この作品で受賞後は日本に住んでいるというのには驚きましたが、そういうことだったのかと。
    気鋭の中国作家の変わった味わいを楽しませてもらいました。

  • 古い埃の匂いが感じられる前漢時代が舞台のミステリ。読者への挑戦状付き!祭祀を司っていた貴族の観一族。豪族の長女の於陵葵が客人として訪れた次の日に一族の一人が小屋の中で殺害された。博覧強記の葵は侍女の小休を連れ観家三女の露申と過去の事件も含めて解決に乗り出すがやがて次の犠牲者が…。漢詩の解釈や古代中国史の薀蓄が満載でくらくらするけどそれも含めて一つの解決を指し示す手腕は見事。3人の少女が織りなす関係が現代から見ると過剰に思えるけどだからこそ結末の重さが光る。いや、現代中国人も色々過剰か。

  • いま大注目の華文ミステリ。その急先鋒である陸秋槎さんの話題作『元年春之祭』を読了。分量はさほどでもないのに、かなり手こずった。

    舞台は前漢時代。2000年以上も前の中国。ここまで歴史を遡るミステリもめずらしい。そして、本書の探偵役は巫女の少女である。作者の陸さん自身、漢籍を専門に学ばれただけあって、いにしえの漢籍の名文が随所に引用され、儒家や法家をはじめ、中国が誇る古典哲学が展開される。京極堂シリーズ等、日本のミステリにも見られる衒学的なミステリが好きな人にはたまらないだろう。

    他の華文ミステリの作家と同じく、陸さんも日本の新本格ミステリからの影響を公言してはばからない。島田荘司、綾辻行人、有栖川有栖、法月倫太郎、麻耶雄嵩…。同じく彼らの作品に耽溺してきた者として嬉しい限り。極め付けは、エラリイ・クイーンよろしく、解答編の前に挟まれた「読者への挑戦状」である。これ、やりたかったんだろうなぁ。

    陸さんによると本書は、かつての新本格と同じく、人間が描けていないとの批判を受けたそうだ(個人的には新本格派が人物を描けていないとは思わないけど)。ただ本書の場合、描けていないというよりも、登場人物の言動の触れ幅が大き過ぎて、首尾一貫せず、崩壊しているという印象。そもそも、キャラクタを描きたいのであって、人物を描くということにはさほど重きを置いていないのではないかという気はする。読者を選ぶ作品であることは確かで、私はやや苦手より。ただ、別の作品も読んでみたいと思わせられた。華文ミステリ要チェック!

  • まさに一気読み。
    舞台が前漢時代ということだったので、読み始めはリタイアしてしまうかとも思ったんですが、とんでもない。
    ミステリーとしても、時代小説としても面白かった。
    残念なのは私の漢文知識ですね。
    次の作品が、いまから楽しみ(^^)

  • 漢詩、漢籍の教養を試されるという意味では衒学的だ。このポイントで熱狂するひとは少なからずいるだろう。
    だが私が最も評価するのは、
    「その時代ならではの人間心理に基づいて展開された本格ミステリ」
    という点である。文句なしに星5をつけたい。

    本格ミステリと言って、アガサ・クリスティの作品を挙げれば、たいていの人の異議は無いだろう。
    では彼女が描き愛したビクトリア朝の世界において、本当にものを考え、煩悶し、結果として殺人という罪にすら手を染めるのは、誰か?
    ほぼほぼ決まって支配階級の人間である。
    執事や料理人、他の使用人階級は、現代人の我々が論理をもって考えるといかようにも怪しめるのに、犯人とはならないことが大半である。
    挑発的な言い方をすれば、
    「クリスティ的時代の価値観、人間観においては、使用人とは作中に人生の舞台を持たない生き物」
    と定義づけることも可能であろう。

    その一方、本作は前漢の時代。四書五経が当然の教養として引かれて論じられ、人々の精神的バックボーンのひとつは経。そしてもう一つは、信仰である。
    この二つを損なっては、人は単にモノ言う獣も同然、形こそ人であれど、とみなされるような世界。
    『この時代のひとに相応しい世界観、倫理観、そしてその年齢のひとに相応しい限界も備えた』
    各キャラクターを造形し、物語を動かしていったら、チェスにおける詰みが現れてくるように、鮮やかに真相があらわれ得る。全ての論理を組み立てる素材は、まことに序盤のうちから読者に提供されており、また考えることが可能であった。

    本格ミステリと言うにふさわしい、と評する理由はまさにこの点にある。

    評者はエラリー・クイーンのよくやる『読者への挑戦』を、一考はしてみても、話の続きを読むこと優先で、決して正解したことがない。推理ファンとしてはまあ落第生なのだが、作者の手により明かされる真相を楽しむ、という点では、及第をもらえよう。

    本作は、自身の生まれもった性別と才覚の齟齬に悩んだことのある女性には、心のささくれを撫でられる思いで読める。
    実に味わい深い時代小説でもあるので、漢文は苦手と思っている人には、
    「そこはすっとばして読んでも大丈夫」
    とオススメしたい。

    アニメ的な少女の描写について言及するレビューもある。「そういうのに慣れてる」ひとからすれば、特段の意を向けるレベルではない。
    「こういう描写を多用する作者が見てたアニメ作品って……?」
    そこは気になるといえば、なる。だが大陸におけるジャパニメーションの受容は、また別の文脈であろう。
    『前漢時代の少女がどういう情動を覚え、どんな行動をとったと描写されるか』なんて、80-90年代のジャパニメーションのノリと同じくらい『現実感がない』。もう「そういうノリで生きてただろうキャラ」として納得するほうがいい。
    『三国志演義』のたいへん豊かなバリエーション展開(注:表現を婉曲にしています)をもつ日本の漫画・アニメ・ゲーム文化を楽しめるひとが、アニメ的な少女の描写ごときで作品評価を左右するのも、理の通らない話ではないだろうか?

  • 以前読んだ『文学少女対数学少女』が面白かったので、すごく楽しみにしていました。
    しかし、思った以上に難しくて手こずりました。

    だって紀元100年代の中国で、1000年も昔から連綿と続いている宗教・祭祀が核になった連続殺人のミステリなのよ。
    以前から、中国の神話って聞いたことないなあ、中国の神様って誰?って疑問に思っていましたが、札幌の図書館にそれらしい本を見つけられなかったので、今回意気込んで読んでみましたが、余計に訳が分からなくなりました。

    神様は、いた。
    五帝と言われる概念。
    天の最高権力者と言われる太一(たいいつ)思想。
    なんかさー、神様っぽくないでしょ?
    現世の最高権力者も帝だし、太一なんて、そこら辺にいそうじゃん。

    で、くりひろげられる宗教談義。
    主人公が、豪族の長女に生まれたために、生涯を家族の安寧を祈念するため処女でいなければならないという於陵葵。
    その代わり、大抵のわがままは通るので、彼女は古礼の見聞を深めるという名目で旅をしているのだが、17歳にして既に一流の学者並みの知識を持っている。

    難解なうんちくが続く会食のシーンが大変だけど、犯人も動機もここをきちんと読めば分かるようになっている。
    知識は必要ない。
    でも、わからなかった。
    その人の立場になったことがなかったから。

    でも、於陵葵とお付きの少女・小休の関係性や、於陵葵と観家の末娘・露申の友情が、一筋縄ではなくて、読みごたえが十分なの。
    というかね、『文学少女対数学少女』の時も思ったけど、女の子同士の友情がツンデレってなかなかないよね。

    露申は露申で、名家の中で価値のない自分にコンプレックスを持っている。
    才能のない自分は婿を取って子をなし、家という狭い世界の中だけで生きていこうと決めている。

    そう、古代中国って、女性の価値なんて誰も考慮しない。(古代にも中国にも限らんが)
    勝手に持ち上げたり貶めたりして、家族という枷に縛り付ける。

    事件は悲劇以外の何物でもないけれど、読後はさわやか。
    どうか彼女たちの未来に幸いがありますように。

    ところでこの、2000年以上も前を舞台にしたこの作品の中の、ある登場人物の台詞に笑ってしまった。(笑うシーンではない)
    ”この五十年の世間の激変は、それまでの数百年をあわせたよりも急でしょう。幸か不幸かこのときに生きている私たちは、なにも成さずに死ぬわけにはいかない”

    もしかしたらいつの時代も、人は時代の激変を感じながら生きてきたのかもしれないな。

  • 初めて中国人作家のミステリーを読んだ。漢字が多すぎてついていけないところもあったり、主人公が侍女を虐待する場面もあってなかなか共感できなかったが物語の最後で主人公の思いがあかされるところでほっとした。ほろ苦い以上の結末で、陸氏の次の作品が読みたいと思った。

  • 「忠義・忠愛とは」
    ー中国の楚王は基礎を武力ではなく巫術を称え祭儀を重んじた。その命を授かる観一家に殺害異変が起きる。さらにもう一方の家族へ殺害が広がる。そこには巫女に関わる親族間での厳しい規則と躾が人を変え殺害を巻き起こすミステリー、と思いきや、犯人はさらに別人。謎を解こうとする豪族の娘葵は頭脳明晰で豊富な知識を持つ、だが人の心を読む、情に薄く人への愛情が欠ける性格がキーとなる。葵の目的は「邪教の普及」、それと「巫女の禁忌」にまつわる侍女の行動。
    中国の古典、社形祭祈儀式、名称など難しい単語が多く出るが、歴史を語る論語、礼記、詩経、漢書など、兵を持って楚国を破った伍子胥、楚国の復興に心を砕いた屈原、共に2人は君主への忠愛から自殺している。屈原が実は女性だったと言う記述には驚愕だ。 

  •  前漢時代という背景と生国や立場が違いが活かされた結末だと思いました。
     また、「アニメ的なキャラクター表現」と後書きに書かれている通り、於陵葵、観露申、小休における人間関係や、観若英と観江離、そして亡き観芰衣との描写、度々論を交わす於陵葵と観若英等の表現が百合を感じさせられました。



     於陵葵がもう少し心情を露わに出来ていたら、観露申との仲も拗れず、小休もあんな行動に出なかったのではないかと考えずにはいられません。しかしながら、於陵葵の不器用ながらも小休の事を思う優しさに気付いていたが故に、小休もまた、於陵葵の事を思い行動に移したのだとも思え、とてもやるせない気持ちになりました。
     小休は最後に於陵葵へと傷を作り、それが於陵葵の幸せを願っての事だと分かっているからこそ、於陵葵も無碍に出来ずに一生捉われてしまうのだと思います。そして、だからこそ、小休を喪ってしまった事に耐えられるのか不安に感じました。

     最後、於陵葵と観露申が共に旅立つ事となり、優しい観露申ならば於陵葵の辛い気持ちを少しは慰めてくれるのかなと期待しています。

  • 中国の歴史文化や漢文、漢詩に
    明るい人だともっと楽しめたかな。
    失礼して、そのあたりの文章は
    結構すっとばして読みました。

    残ったミステリ部分はおもしろかったけど
    こんな名探偵はワトソン役の露申じゃなくても
    友達になりたくありません…。

  • 古代(前漢時代)の中国を舞台にしたミステリー小説ということで興味をもって読み始めたけれど、まず、引用される文献の内容が私には難しかった(漢文の読み下し文というのだろうか、現代語訳にしていない文章がとても読みにくかった)。以前からずっと、過去の膨大な文献(詩経とかそういうの)の内容を一つ一つ覚えて解釈し理解することが知識として求められるなんて中国の人は大変だなと思っていたのだが、改めてその知識量に圧倒された。私なんて百人一首も全部覚えてないのに。
    謎解き自体(犯人の正体)には正直あまり目新しさを感じなかったし、それ以外のディテールにも残念ながらあまり惹かれなかった。
    最近中国ドラマにはまって、「陳情令」「琅琊榜」などを見ている。これらは放送された年に中国国内で高い視聴率を取り、たくさんの賞を取ったドラマだけれど、原作はBLだそう。この「元年春之祭」も、少女同士の少し同性愛っぽい関係性が描かれているのだけれど、ただの友情ではない(ように見える)同性同士の濃い関係が中国では好まれるのだろうか?そこはなんだか面白いなと思った。

  • 私にはひたすらめんどくさかった。主人公たちにも共感できなかった。漢詩等々好きな人にはいいかも。

  • 古代中国を舞台にした現代ミステリ…! 作者後書きで影響を受けた?日本のミステリが挙がっていて納得しました

  • 前漢時代を舞台とした、百合満載の華文ミステリ。しかも、複数の百合が混在しており、個人的には結構強烈。論文を読んでいるような感覚にもなるが、時代背景を理解する上では欠かせない記述なのだろう。そして、この時代の閉鎖された環境の中では登場人物同士の濃い関係性が生まれるのは必然なのかもしれない。ミステリとして当然楽しめたが、何より、タイトルが格好いい。

  • 最近話題の華文ミステリの一作。やはり人物名が覚えにくいのがつらいところ。更には推理小説ではよくある衒学要素として、膨大な漢文が引用されているのでもう大変。正直序盤は全く入り込めなかったが、後半になると少しは慣れてきて楽しめた。ミステリとしては意外性もあり、特にホワイダニットが見もの。なかなか読むのが難儀な本だが、華文ミステリに興味があるのならぜひ手にとって欲しい。

  • ミステリ史上に残る前代未聞の動機とは何か?この文章に惹かれて読む。中国古典が多用されていて、前半は些か辟易しながら読み進めるうちに、後半で待望の事件解明の段に入ってからは一気に読み終える。人里離れた山中で一族のみで閉鎖的に暮らす観一族、過去に凄惨な未解決事件を抱える。そこに豪族の娘、於陵葵(おりょうき)が侍女(小休)を伴い訪れる。観一族の娘、観露申(かんろしん)と共に新たな連続殺人事件に関わっていく。中国古典の難解な文章が引用されながら、巫女という宿命を負う者達の生き様が事件の背景として暗く淀む。事件の真相が明らかになる過程は読み応えがあり。冒頭の動機へと繋がっていくが、一般人には理解が難しい。

  • 陸秋槎『元年春之祭』読了。
    前漢の時代に楚の地を舞台に、土地の名家の凡庸な少女と長安から来た天才少女が出会い友情を育み…
    から一転して畳みかける圧倒的に濃密な"関係性"の物語。
    楚の祭礼を巡る謎(作者は復旦大学修士の漢籍の専門家)と連続殺人事件の謎解きがオーバーラップする展開も見事なのだけれども、それとともに吹き荒れる巨大な感情の嵐の業の深さに畏敬の念を禁じ得ない。
    もはや華文ミステリ、SFを代表する作家となった陸秋槎、他の作品も順次追いかけたい

  •  前漢時代の中国を舞台にしたミステリー。難しい漢字がたくさん出てきます。中国の歴史文化の知識が多少でもあると読みやすかも。あと百合です。これらが苦手な人にはおすすめできません。

  • 前漢が舞台のミステリー小説とは初めて。なんだか興味深く読み進められるが、探偵役の子は好きになれない...

  • 中国の小説を読んでいるとは思えないくらい日本のキャラクター小説と新本格の香りがプンプン。

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著者プロフィール

小説家。1988年北京生まれ。2014年に短編「前奏曲」が第2回華文推理大奨賽最優秀新人賞を受賞。2016年に『元年春之祭』(新星出版社)でデビューする。同作は2018年にハヤカワ・ミステリから邦訳刊行され、日本の新本格に影響された華文ミステリ作家として脚光を浴びる。邦訳書に『雪が白いとき、かつそのときに限り』(ハヤカワ・ミステリ)、『文学少女対数学少女』(ハヤカワ・ミステリ文庫)があるほか、日本刊行の小説アンソロジー『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』(編=SFマガジン編集部/ハヤカワ文庫JA)、『異常論文』(編=樋口恭介/ハヤカワ文庫JA)などにも参加している。本作『盟約の少女騎士(スキャルドメール)』が、日本では初の単著書き下ろし作品となる。

「2021年 『盟約の少女騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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