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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784150019839
作品紹介・あらすじ
ヘレンが隣家で見つけたガラスパイプは、麻薬密売に関する重要な証拠品だった。もし警察が隣家へ捜査に来てしまったら、バレてしまうかもしれない――かつての罪から逃れるためにヘレンという偽名を名乗っていることが。窮地を脱すべく彼女は策を練るのだが……
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さや過去の影が色濃く反映された物語が展開され、主人公ヘレンの孤独で奮闘する姿が描かれています。70代の女性が主人公という独自の視点から、現代と1950年代の二つの時代を行き来しながら、シ...
感想・レビュー・書評
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親族であってもー!!人の情報を勝手に喋ったらだめーーーーー!!!!!
過去も現在もそれで窮地に陥る「ヘレン」が哀れでならなかった。
数十年挟んだ二つの殺人事件を行ったり来たりして次第に真相が明かされていくのだけど、進め方がとても上手く、混乱することも間延びを感じることもなかった。
あなたが好きだよヘレン。 -
はじめに想像していたのと全然違った。めちゃくちゃ面白かった。今と昔が交互に描かれる。しかもヒロインは70代の老婆。
ここに出てくるのは生きる価値さえないろくでもない男。昔の時代での男女の在り方や、男の都合よく育てられた女子の生き方が哀しいまでリアルに現される。作者も70代。人生を卓越したからこその作品。 -
予想していたのとはまったく違う、非常に読みごたえある小説だった。
*脛に傷持つ主人公→彼女自身には何ひとつ非はない。
*シリアス、あるいはハードボイルドな雰囲気→思いのほかコミカルな箇所もあり(ストーリーはまったくもって「笑える」ようなものではないのだが。そんな読み味は「死後開封のこと」に似ている)
*現代小説→むしろ過去(1950年代)に焦点が当たっている(とはいえ、これがけっして「昔話」ではないところがまた…)
リッチな老人たちが住む町で一人暮らすヘレン。はたから見たらこのうえなく退屈、しかし本人にとっては何ものにも代えがたい平穏が、ある日ひょんなことから破られる。麻薬、裏金、よそ様への不法侵入。50,000回生まれ変わっても無縁だったはずのあれやこれやに振り回された老婦人の抱腹絶倒の孤軍奮闘が始まる…!
…というストーリーの裏で、まったく別のもうひとつの物語が進行する。表の現代パートとは真逆の、まったく残酷で、陰惨で、おぞましく、救いのない物語が。
1950年代を舞台にしたこの物語は現代パートとスイッチしつつ進むが、この構成は秀逸としか言いようがない。現代のまったりハッピーエンドが約束されていなければ、とうてい読むに堪えないほどに悲惨な物語だからだ。
しかも上述のように、それはいまだ「過去」ではないのだ。ヘレンにとっても、私たちが生きる現実世界においても。
特にフェミニズム的でもミサンドリー的でもない(なんなら、訳者あとがきは意識が低くて辟易させられる)普通の娯楽小説なのだが、鋭く現実をえぐり出すこと「あの日、君は何をした」「彼女が最後に見たものは」のごとし。酸いも甘いも噛み分けた錬達の女性作家が現実を描くと、いやが応にもこういうものになるのだろう。
とにかく男はクズか、馬鹿か、クズかつ馬鹿しか出てこない。あげく、こんな小説への感想に「笑」をつけまくり、自分語りとmansplainingを盛大にかましたクソレビューしか書けないレビュワーまで出るに及んで、つくづく男という生き物への嫌悪が募った。
2022/9/20〜9/25読了 -
映画にするとおもしろそうなクライムサスペンス
さすがニューヨークって感じかな。古き良き時代と現在を行きつ戻りつしながら、ヒロインのダブルネーム理由が明らかにされていく。それはそれで面白いもかもしれないけれど、やはり主題は今発生している事件かな。
その進行中事件が、なかなかスリリング。少ない登場人物の中から、意外な役割を担う主役級がでてくるくだりが楽しいかも。
逆に言えば、昔のほうの事件があまりにかわいそうで・・・。
でも、段組みに慣れていなくて、読みにくかったな。 -
翻訳かな?いまいちだろ
不二淑子の作品
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