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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784150019907
作品紹介・あらすじ
1936年、ロンドン。高名な心理学者リーズ博士が、自宅の書斎で何者かに殺されているのが発見された。現場は密室状態。凶器も見つからず、死の直前に博士を訪れた謎の男の正体もわからなかった。この不可能犯罪に、元奇術師の探偵ジョセフ・スペクターが挑む。
みんなの感想まとめ
本格ミステリーの魅力が詰まった作品で、密室殺人という難解な事件に挑む元奇術師の探偵の活躍が描かれています。読者は、巧妙に仕組まれた謎を解くために頭を悩ませながら、緊張感と興奮を味わうことができます。特...
感想・レビュー・書評
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【解決篇袋とじ】黄金時代の本格ミステリーを楽しもう! あなたは密室殺人事件が解けるか #死と奇術師
■きっと読みたくなるレビュー
まず、こんな本格ミステリーを体験させてくれたことにお礼を言いたい。
密室殺人、不可能犯罪、怪しい容疑者と背後に見える秘め事、タレント性抜群の名探偵。そしてなんといっても、袋とじの解決篇ですよ。こんなのワクワクが止まらない。
実際に読み進めてみると、期待通りのプロットが展開されます。かつて私が若かりし頃のミステリーがそこにあり、夢中になって読み漁っていたのを思い出しました。
本書はミステリーに対する「潔さ」が素晴らしいんです。
強引に社会性を入れたり、無理な動機付け、奇妙なキャラ立てなどの小細工を行わず、実直に不可能犯罪だけに向き合っている。作品としての筋が通っていて、読んでいて気持ちがいい。
またありがたいことに、かなり優しい文章や構成で読みやすいんですよ。
古典ミステリは味わいがあっていいんですが、当時の文化や文体などわかりづらいことも多く、粘り強く読むことも必要だったりします。本書は初心者さんにも理解しやすくて、おすすめできます。
登場人物のイチオシは女優のデラ・クックソンですね~ ど真ん中の本格ミステリーの登場人物。自身の環境、背景に揺れに揺れながらも、熱い精神で凛として立っている姿が想像できる。一輪の薔薇のようで、超カッコよくないですか。もう惚れちゃう。
そして待ちに待った、解決篇袋とじですよ。
まずはメイントリックがポイントなんですが、読者を考えさせる仕掛けが上手い。なんとなーくは見えた気がしてたのですが、こんな真相が待ち受けているとは…
そして隠された謎解きロジックも、かつての名作を思い出させてくれるような内容で素敵でした。
今年を代表する海外版 本格ミステリーになりそうで、これからの作品にも期待しちゃいますね。
■ぜっさん推しポイント
書評家千街さん解説がめっちゃ面白い。ミステリーをこの上なく愛する人たちの歴史、研究を垣間見ることができて、超胸アツですよ。ファンとしてはこれだけで価値がある。
本格ミステリーは一般ウケされづらかったりして、いつも残念な気持ちになるのですけど、本書は謎解きを楽しんでもらおうとする仕掛けが嬉しいですね。ミステリー愛が溢れる作品に出会えてうれしかったです。 -
袋綴じですぜ親分、ぐひひひ
(嫌われてる方の親分についてる岡っ引きのイメージで!好かれてる方の親分に対する妬みや対抗心から町人たちにつらく当たってしまうけど実は情に厚く、今回も夫が殺されて幼い娘と二人残され悪人たちに付け狙われる後家さんを助けるため奮闘するが、実力不足で悪人たちに取り囲まれたところを好かれてる方の親分に危機一髪で助けられ、美味しいところを持っていかれた上にほのかな恋心を持っていた後家さんは親戚筋を頼って江戸を離れることになり、町人たちには「あの野郎が人助けなんてするもんか」と信じてもらえないが、最後の最後に母娘を見送った峠で最初は嫌われていた幼い娘に「親分ありがとう」と一輪の野菊を手渡され涙ぐむ親分を見て、親分の心の底にある優しさを最初から信じていて一緒に涙ぐむところを、照れ隠しに「おい、ぼやぼやすんな!江戸の町が心配だ行くぞ!」といつもの調子で怒られ、グスンと鼻をすすって「へい、親分!」と親分を追って日が昇る江戸の町に戻って行く方の岡っ引きのイメージで!)
前にもどこかで書いたんですが、自分(基本的には)推理しない読者なんですね
犯人は誰だ!?とかこのトリックは?!とかに興味がないわけじゃないんですよ
むしろ本格ものは大好きです
人より好きな自負もあります
自分で解き明かしたいと思わないだけで
なので急に「名探偵ジョセフ・スペクターが導き出した答えにたどり着いたという自信のある方は、封を切り、先へお進みください。」とか言われても困るわけです
こちとら袋綴じと言われたら下衆な考えしか思い浮かばない側の人間ですからね
トリックを解き明かすのが一番の目的ではないんですよ!
カーやクイーンやクロフツの先人たちの名作の数々が名作として語り継がれるのはなにもそのトリックの秀逸さだけが要因ではないわけですよ
そこにある人間ドラマが魂を揺さぶるからですよ!
では本作に魂を揺さぶる人間ドラマがあったのか?というとそこはイマイチでした
なので名作とまでは言えませんが、やはり古典的本格推理を彷彿とさせる内容には好感しかなく、面白かったです
とくにジョン・ディクスン・カーへのオマージュが半端なく、本家を読み返したくなりました
また作者は「謝辞」の中で刺激を受けた作家として島田荘司さんを挙げていて、イギリスの作家に影響を与える島田荘司さんてやっぱすげーな『占星術殺人事件』もやはりどこかで読まねばなと思うのでした
ぐひひひ-
2023/05/18
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ちょっと昭和の香りのある狂気性といいますか、それがトリックによく表れていたのが印象的で、本格推理ものとしては凄いと思います。当時の私は、やや...ちょっと昭和の香りのある狂気性といいますか、それがトリックによく表れていたのが印象的で、本格推理ものとしては凄いと思います。当時の私は、ややグロくてイカれているのも読めましたが、今だったら体調と精神面が良いときでないと辛いかも的な、そんなイメージです。
よろしかったら、是非どうぞ(^^)2023/05/18 -
2023/05/19
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1930年代ロンドンが舞台。不可解な密室殺人が起こる。探偵役は奇術師、カーの密室講義やクリスティーの失踪事件への言及などに加えて、解答編が袋とじという何ともわくわくする設定。なんだけど‥面白いがちょっとパロディ風味感じてしまった。
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『死と奇術師』トム•ミード
楽しかったー!!
娘の習い事の待ち時間、ふらっと本屋に立ち寄り
ボーッと眺めてた新刊コーナー。
一冊だけ、小説なのに変わったポケットサイズに
透明ビニールカバーのかかった本が…
『なんだろ?この本?』
手に取ると、本の帯にイギリスのミステリーとの紹介が。しかも、解決編が赤い袋とじになってるぅぅぅー!!
『なにっ?この本?すごく気になるっ!』
娘のお迎えの時間までしばらく悩みに悩んで、買ってしまいました…。
本格ミステリ…よく分からないのですが、読んでる途中わくわくしっばなし。
そして、最後の解決編、
赤い袋とじに、『名探偵ジョセフ•スペクターが導き出した答えにたどり着いたという自信のある方は封を切り、先へお進みください。』
という言葉をスルーして、謎は全く解けないまま、袋とじをピリピリっと破く楽しさったら!
一体どんな答えがまってるのー!
ほぇぇぇぇー!
そんな答え全然思いつかなかった!
えっ?この謎を解いて、袋とじ開けられる人いるの?
いま、私はこの本の謎を解いて、袋とじを開けられる人がいるのかが気になってます。(^^)
袋とじ頼りでしたが、それでも全ての謎が解けた時の心地よさ、たまりませんでした。
楽しかったです。
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どんちゃん、お疲れ様(^^)
あのビニールカバーも黄色のページもポケミスの定番なんだっ。
中のページがどこまでめくっても黄色いのっ
『死と...どんちゃん、お疲れ様(^^)
あのビニールカバーも黄色のページもポケミスの定番なんだっ。
中のページがどこまでめくっても黄色いのっ
『死と奇術師』機会があったらぜひっ
どんちゃんに袋とじピリピリーってしてみてほしい
(^^)2023/05/19 -
あ、そうそう忘れてた
SFは赤茶色というか焦茶色というかそんな感じよ
ハヤカワエスエフシリーズとかそんな名前だった気がする(土瓶さんのはちゃ...あ、そうそう忘れてた
SFは赤茶色というか焦茶色というかそんな感じよ
ハヤカワエスエフシリーズとかそんな名前だった気がする(土瓶さんのはちゃんと調べないという明確な差別)2023/05/24 -
2023/05/24
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丁寧に書かれた謎編と袋とじの解決編に分かれる。
難解な密室殺人をテーマにしていて、謎解きも、各登場人物も面白かった。 -
袋とじミステリはそれだけでワクドキ感。
とにかく謎だらけで、どれからどう手をつけたら?状態で読み進む。
状況が特殊という点はあるけど、なんとなくの結論が出たところで解決編。
正直すべての謎を理解して解決編には挑めなかったけど、ちゃんと証拠記述が残されてて一部なるほど、一部はわかるかぃ!と思いつつ、満足。
元奇術師というスペクターの不透明さもいい感じ。
199冊目読了。
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いいねえ、解決編は袋綴じ!
わくわくしちゃう!
解決編では、伏線がどこに書いてあったか、わざわざ小さくページ数まで添えてあって、全然覚えていない私は大変助かりました。すっきり。
探偵役の奇術師スペクターも魅力的で良かった。 -
ほぼ読んだ経験のない、ある種ベタな謎解きミステリーをジャケ読みにてセレクトしてみたら、当たり。さくっと質の高い文章にて、謎解きが楽しめてよい。
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ミステリ。密室。
奇術師が探偵役を務めるミステリ。
一定の水準の品質はあると思うが、どこかインパクトが欠ける印象。
不可能犯罪の解決シーンって、もっとカタルシスがあるものじゃなかったっけ?自分が慣れただけか?
とはいえ、全体的な雰囲気は好きだし、フリント警部補のキャラクターが意外と親しみやすく、普通に楽しめた。 -
奇妙な絵画の盗難事件と不可解な密室殺人事件、元奇術師の私立探偵に誰もが怪しく見える容疑者達という王道という言葉が相応しい本格ミステリーで、カー作品を彷彿とさせる雰囲気や『読者への挑戦状』、袋綴じの解決編など黄金時代の本格ミステリーが大好きな人間には堪らない作品だった。
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袋とじのミステリは初めて。推理しながら読むタイプではないので、全く犯人もトリックもわからないまま袋とじの解決編パートへ。
思えば、こういったトリックものは久しぶりに読んだので少々苦戦。
解答編の前に、読者へのメッセージとして、「証拠は全て、目の前にある」とあったが、はたしてその通りだった。
登場人物はまんべんなく解答編にも出ていたし、言われてみれば書いてあったな〜という細かい部分もあった。
これは内容を忘れた頃にもう一度読まなければ。
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袋綴じ付き本格ミステリ。密室状態で殺された心理学者と、彼がカウンセリングをしていた三人の患者を巡る謎。さらには密室状態から消失した絵画の謎まで、読みごたえがたっぷりです。
袋綴じの寸前で謎は解けたか……はい、無理でした。その直前に発覚したとんでもなく意外な事実には「???」の連続状態。これは騙されますよ! そして密室の謎に関しても、こういうトリックを解明するのは苦手なんだよなあ……でも面白かったです。たしかにこれは奇術にも似ています。解き明かすのは無理でも、見て「わーすごい」って思っているだけで充分に楽しいのかも。 -
やっと全て読めました。事件編のみを先読みで読ませていただいていました。それで推理するのですが、全くの大はずれ。これだけミステリー読んでるのにがっかり、、。記述を全て活かしてすっきりと終わっていました。こんなにうまくいくの?と若干の懸念はあるものの、スペクター、見事です。湯川先生か古畑さんか、っていうくらいです。またお目にかかりたいです。
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密室状態の自宅書斎で高名な博士が殺されているのが発見され、死の直前に謎の男が訪れたことがわかった。不可能犯罪に元奇術師の探偵が挑む。
2022年の作品だが、内容は1936年ロンドンを舞台にした古き良き本格ミステリという感じで、謎解き部分は袋とじの自信作。
正直、袋とじにするほどかとは思うが、こういうのは落ち着ける。 -
雰囲気としては昔ながらのミステリーという感じで好きな作品だった。殺された精神科医と3人の患者を中心に物語が展開されるが、それぞれが事情を抱えており、新事実がどんどん判明し誰もが怪しげに思える中で、複雑な要素が絡み合い一つの答えに収束していく過程は非常にわくわくした。
だが、肝心な密室トリックの鮮やかさに欠け、むしろなぜ事件がここまで複雑になったかの原因の方が面白かった。なので、★3か★4かで迷ったが、色々と偶然の要素が多かった気がするので★3で留まった。 -
不可能犯罪。なんて魅惑的な響き。コンパクトで容疑者の数も少ないのに、全てがうまく噛み合っていて、無駄無く仕上がっている。
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見事に騙されました。本文を2回慎重に読み、2つの仕掛けはわかりましたが、誰が行ったかまでは最後までわからずの状態でした。さらに、いちばん重要なところは、まったく予想せずです。一部、強引なところも見受けられますが、許容範囲ではないでしょうか。解答編袋とじは、伊達ではありませんでしたね。
ただ、内容を理解したり、推理したりするには、海外の事情と、部屋の配置図があったほうが良かったと思います。最後の説明では、これがないとやはり推理は難しいかなと思いますね。
それでも、とにかく、とても楽しめた1作でした。こういう作品がもっと出てきてほしいですね。
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感想 :

Tomさんakiさんひまさんのおかげで、ミステリへの興味が...
Tomさんakiさんひまさんのおかげで、ミステリへの興味が出てきたので、ゆっくりですが読んでみようと思います。
akiさんの本棚で初心者でも楽しめミステリを探しちゃおっ(^^)
いつもワクワクするレビューに丁寧なコメントありがとうございます!
たった4行のコメントで人を笑わせられるって凄いですっ。夜分に失礼しましたぁ
たった4行のコメントで人を笑わせられるって凄いですっ。夜分に失礼しましたぁ